気象庁の長期予報によると、今年の夏の平均気温は全国的に高いことが予想されています。
夏の暑さ対策にエアコンは欠かせません。
しかし、電気代の高騰が家計を圧迫するのが悩みの種です。
この記事では、エアコンに頼りすぎず、電気代を節約しながら部屋を涼しくする6つの方法を紹介します。
クーラー以外で部屋を涼しくする6つの方法 。ペットボトル+扇風機で自作クーラーも
マネーFix 編集部
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就寝時はエアコンをつけっぱなしが半数以上
株式会社一条工務店は、男女927名を対象に「夏の住まいの暑さ・湿気に関する意識調査2024」を実施しました。
出典:株式会社一条工務店「夏の住まいの暑さ・湿気に関する意識調査2024」(以下同)
夏の就寝時に、エアコンを朝までつけっぱなしで寝る頻度については、「ほぼ毎日」(50.7%)が最も多く、「つけっぱなしで寝ることはない」(24.9%)と続きました。
全体の約半数が「ほぼ毎日」朝までエアコンをつけっぱなしで寝ていると回答しています。
エアコンをつけっぱなしで寝るときに気になることについては、「電気代が気になる」(71.3%)が最も多く、「のどや肌が乾燥する」(59.8%)、「身体が冷えすぎる」(48.7%)と続きました。
電気代だけでなく、冷えすぎや身体のことを心配する人も多いことがわかります。
エアコン以外で涼しくする方法6選
夏の暑さ対策として、エアコン以外で部屋を涼しくする方法を6つ紹介します。
除湿器で湿度を下げて体感温度をダウン
除湿器で室内の湿度を下げると、体感温度も下げられます。
湿度は体感温度と密接に関係するからです。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体感温度が上がります。
除湿器で部屋の湿度を下げることで汗が蒸発しやすくなり、体感温度が下がるのです。
特に梅雨の時期や湿度の高い日は、除湿器を活用すると快適な環境を維持できます。
扇風機+凍らせたペットボトルで自作クーラー
扇風機と凍らせたペットボトルを組み合わせた「自作クーラー」で涼しくする方法もあります。
ペットボトルを冷凍庫で凍らせ、扇風機の前に置きます。
そうすることで、扇風機の風で凍ったペットボトルの冷気が送られ、自然な冷房効果が得られます。
凍ったペットボトルのかわりに保冷剤や氷、濡れタオルを使っても同様の効果が期待できます。
窓を開けて換気扇を回し、空気を循環させる
窓を開けて換気扇を回し、空気を循環させることも効果的です。
夜間や早朝など、外気温が下がる時間帯に窓を開けて換気することで、部屋の熱気を外に逃がし、涼しい空気を取り込めます。
効率的に換気するには、対角線上にある窓を開けることがおすすめです。
窓が1つしかない場合などは、換気扇を回しましょう。
換気扇を併用することで空気の流れを作り出し、部屋全体の温度を下げられます。
遮光カーテンやサンシェードで日差しをカット
遮光カーテンやサンシェードを活用して直射日光をカットし、室温を上げないようにする工夫も大切です。
夏の強い日差しが部屋に入ると、室温が大きく上昇します。
遮光カーテンを使うことで日光の侵入を防ぎ、室温の上昇を和らげます。
さらに、窓の外側に日よけを取り付ければ、日光が窓に届く前に遮り、効果的に室内の温度上昇を防ぐことが可能です。
打ち水で自然の冷却効果を活用
昔ながらの打ち水も、暑さをしのぐ方法の1つです。
玄関先や庭、ベランダなどに打ち水をすると、気化熱を奪い、周囲の温度を下げられます。
打ち水をするなら、日中の暑い時間帯よりも、朝夕の涼しい時間に行うのがおすすめです。
日陰になりやすい場所や、風通しの良い場所にまんべんなく水を撒くと、濡れた地面が乾くのに時間がかかり、涼しさが持続します。
ハッカ水やペパーミントで爽快感アップ
ハッカ水やペパーミントは、爽快感がアップする効果があります。
ハッカ水は、ハッカ油を水で薄めたもので、清涼感のある香りが特徴です。
スプレーボトルに水とハッカ油を入れて首筋や腕に吹きかけると、メントールの効果で冷感が得られ、体感温度が下がります。
ペパーミントは、ハッカと同じミント属の植物で、爽やかな香りが特徴です。
ハッカ水と同じようにスプレーしたり、濡らしたタオルやハンカチにペパーミントを加えて首筋にあてたりすると、涼しさを感じられます。
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