政府の補助金とは
現在、ガソリン価格は「燃料油価格激変緩和補助金」によって小売価格が抑えられています。
資源エネルギー庁のデータから、ガソリンの価格の推移を見てみましょう。

出典:経済産業省資源エネルギー庁 「燃料油価格激変緩和補助金」
「補助がない場合のガソリン価格」と「補助後のガソリン価格」に大きな開きがあることがわかります。
補助を受けている価格は、170円前後でほぼ水平で推移しています。
一方、補助がない場合の価格は大きく変動し、2022年6月には1リッターあたり215円を超えていました。
また、2022年6月には、補助金によって価格が41.9円抑制されていたことがわかります。
ガソリン価格を抑えている「燃料油価格激変緩和補助金」は6月から段階的に縮小し、9月末には終了する予定です。
「燃料油価格激変緩和補助金」が終了すると、急激に価格が変動する可能性もあるといえます。
ガソリン代を節約する方法
ガソリン価格の変動に備えて、ガソリン代を節約する方法について確認しておきましょう。
- 安い時期に給油する
- 会員割引を利用する
- 安いガソリンスタンドを探す
- エコドライブを心がける
安い時期に給油する
ガソリン価格は1週間のなかで月曜日に価格の見直しが行われ、週末にかけて安くなる傾向にあります。
必ずしも週末の価格が安いとは限りませんが、曜日を意識することで、安く給油できる可能性があります。
近隣のガソリン価格の情報は「NAVITIME」「e燃費」などで検索できます。
会員割引を利用する
ガソリンスタンドの提携カードには会員割引があり、1リットルあたり2円引きなどの特典があります。
よく利用するガソリンスタンドのセールやキャンペーン情報をチェックしておきましょう。
コストコやイオンモールなどの提携ガソリンスタンドもメンバーシップ価格で利用できます。
安いガソリンスタンドを探す
ガソリンスタンドによって、ガソリン単価が異なります。
近隣のガソリンスタンドの価格を比較して、安いところを探しておくとよいでしょう。
エコドライブを心がける
運転の仕方に注意をし、エコドライブを心がけることで、燃費の改善が期待できます。
環境省では、以下の方法を推奨しています。
- 自分の燃費を把握する
- 穏やかにアクセルを踏んで発進する(10%程度の燃費改善)
- 車間をとって加速・減速の少ない運転(2~6%の燃費改善)
- 減速時は早めにアクセルを離す(2%程度の燃費改善)
- 適切にエアコンを使用する
- 無駄なアイドリングをやめる
- 余裕をもって出発し、渋滞を避ける
- タイヤの空気圧を適切にする(2~4%の燃費改善)
- 不要な荷物をおろす(100kgの荷物で3%程度の燃費改善)
- 走行の妨げとなる駐車をやめる(ほかの車の燃費改善)
出典:環境省「エコドライブ10のすすめ」
ガソリン代を節約する方法はほかにもあります。
詳しくはこちらの記事「ガソリン代の効果的な節約方法」も参考にしてください。