マイボイスコム株式会社の調査によると、格安スマホを利用している人は年々増えており、今後利用したい人の数も増加していることがわかりました。
また、大手キャリアと格安スマホで月額利用料金を比較したところ、キャリアによっては毎月4,000円以上節約できることがわかりました。
キャリアを変えるだけで毎月4,000円以上節約できるとなると、多少面倒でも格安スマホへ乗り換えた方が長期的なメリットがあると考えられます。
この記事では、格安スマホの利用に関する実態と、実際にどのくらい安くなるのかシミュレーションした結果について解説します。
スマホの乗り換えで月4,000円以上、年5万円以上の節約に。格安スマホの利用者が年々増加中
マネーFix 編集部
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格安スマホの利用に関する実態
マイボイスコム株式会社は9,833名を対象に「格安スマホに関するインターネット調査」を実施しました。
出典:マイボイスコム株式会社「格安スマホに関するインターネット調査」(以下同)
格安スマホを利用しているかについては、「利用していない」人が64.9%と半数以上にのぼりました。
過去の調査と比較すると、「利用していない」人は年々減少していることがわかります。
格安スマホを利用している人の内訳は、「スマホと格安SIMカードを一緒に購入」(18.1%)が最も多く、「格安SIMカードのみ購入し、所有スマートフォンに差し替える」(8.1%)、「格安SIMカードとSIMフリースマートフォンを別途購入」(5.1%)と続きました。
今後、格安スマホを利用したいと思うかについては、「利用したい」層が39.2%、「どちらともいえない」が31.3%、「利用したくない」層が29.4%でした。
「利用したい」「まあ利用したい」と考える人が多数派になりつつありますが、まだ今後の利用を決めかねている人も一定数います。
これまでの調査結果を見ると、「利用したい」と回答している人が年々増えており、格安スマホの利用者は今後も増え続けることが予想されます。
どのくらい安くなるのかシミュレーションしてみた
格安スマホの月額使用料は、大手キャリアと比べてどれくらい安くなるのでしょうか。
ここでは同じ通信回線である、SoftBankとLINEMOで月額利用料をシミュレーションしてみました。
SoftBankとLINEMOは、データをあまり使わない人向けのプランと、データを多く使う人向けのプランが用意されています。
データをあまり使わない人向け
- SoftBank:ミニフィットプラン+
- LINEMO:ミニプラン
データを多く使う人向け
- SoftBank:メリハリ無制限プラン
- LINEMO:スマホプラン
データをあまり使わない人向けのプランで比較してみましょう。
LINEMOの方が、毎月4,488円、年間5万3856円安くなることがわかります。
次に、データを多く使う人向けのプランで比較してみましょう。
LINEMOの方が、毎月4,510円、年間5万4120円安くなることがわかります。
20GBの容量があると、標準画質の動画なら約40時間再生することができます。
家にWi-Fiがある人や、通勤や通学時になど利用時間が限られている人にとっては十分な容量だといえるでしょう。
まとめ
このように、格安スマホへの乗り換えは、家計の節約に大きな効果があります。
スマホの変更は手間がかかりますが、手間に見合った節約効果が期待できるかもしれません。
ただし、大手キャリアに比べて通信速度が安定しない、家族割引が使えないなどのデメリットもあるので、利用状況に応じて検討してみてください。
スマホ料金を節約する方法については、こちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:スマホ料金を節約する方法を解説!我慢せずスマホ代を安くする方法は? | スマホの先生 by ヤングモバイル
- マイボイスコム株式会社「格安スマホ」に関するインターネット調査