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FIREに必要な資産は年間支出の25倍。月33万円使うなら1億円必要

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

株式会社AlbaLinkが実施した「FIREに関する意識調査」によると、約8割の人が「FIREしたい」と回答しました。

実際にFIREを実現するための資産は、年間支出の25倍といわれています。

FIREをするための多額の資産を作るには、どのような対策をすればよいのでしょうか。

この記事では、FIREに必要な資産の考え方や、FIREを実現するためのポイントを解説します。

FIREに必要な資産

株式会社AlbaLinkが、500名を対象に「FIREに関する意識調査」を実施しました。

出典:株式会社AlbaLink「FIREに関する意識調査」(以下同)

FIREするのに必要だと思う資産については、「5,000万円~1億円」と回答した割合が全体の54.2%でした。

平均額は1億900万円でした。

実際にFIREをするための必要資産は、人によって異なります。

FIREをするための必要資産は、一般的に年間支出の25倍といわれています。

これは、「4%ルール」を根拠としています。

「4%ルール」は米国から発した概念で、米国株式市場の成長率7%と、物価上昇率3%の差を根拠としています。

年間4%の運用益を得ることができ、支出を運用益以内に抑えることができれば、生計が立てられるという考え方です。

年間支出が400万円程度(月33万円程度)であれば、FIREをするのに必要な資産は、約1億円となります。

年間支出が250万円程度(月20万円程度)であれば、FIREをするのに必要な資産は、約6250万円となります。

つまり、想定する年間支出が少なければ、FIREをするのに必要な資産も少なくなります。

FIRE実現のために必要な3つのポイント


 
FIRE実現のために必要だと思うことについては、「投資する」(285人)が最も多く、「家計の見直しと節約」(177人)、「副業する」(139人)と続きました。

上位3つは、FIRE達成のために重要なポイントです。

それぞれのポイントについて、確認していきましょう。

投資する

FIREの達成には多額の資産が必要になります。

日本の銀行の預金金利は利率が低いため、資産を増やすには向いていません。

資産を効率よく増やすためには、「投資」をすることが重要です。

節約する

FIRE達成のために「資産を増やす」ことも重要ですが、「節約」もFIREの考え方で重要になります。

先述の通り、FIREに必要な資産は、年間の支出額によって決まります。

したがって、節約をして年間の支出を抑えることができれば、それだけ必要な資産も少なくなります。

また、節約した分、多くのお金を投資に回すことができるため、より早く資産を準備することができます。

副業する

副業によって収入源を複数持っていれば、投資に回す資金を増やすことができます。

また、副業はFIRE達成後に、資産を大きく目減りさせないためにも重要です。

投資や節約をして、FIREに必要な資産形成ができたとしても、生活していれば予期せぬ出費や損失は起こり得ます。

FIREをして会社勤めをやめていたとしても、副業などの収入源を確保しておくことで、緊急事態が起きた場合のリスクヘッジになります。

なお、FIREに向けて効率よく資産を増やす方法については、こちらの記事「おすすめの貯蓄方法ランキング|効率よくお金を貯めるポイントを解説」も参考にしてみてください。

出典
  • 株式会社AlbaLink「FIREに関する意識調査」

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