一般社団法人相続解決支援機構が発表した「相続トラブルに関する調査(2022年)」によると、約80%の人が相続に関連するトラブルに遭遇した経験があるようです。
さらに、トラブルがあった相続のうち42.1%が「遺産総額1000万円以下」で、相続トラブルは遺産が多い場合に限った問題ではありません。
この記事では、「親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査」をもとに、以下の項目について解説します。
- 親が亡くなった時に不安なことについての意識
- 遺産相続について事前にやっておいた方がよいこと
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マネーFix 編集部
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一般社団法人相続解決支援機構が発表した「相続トラブルに関する調査(2022年)」によると、約80%の人が相続に関連するトラブルに遭遇した経験があるようです。
さらに、トラブルがあった相続のうち42.1%が「遺産総額1000万円以下」で、相続トラブルは遺産が多い場合に限った問題ではありません。
この記事では、「親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査」をもとに、以下の項目について解説します。
株式会社AlbaLinkが、親が健在の500人を対象に「親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査」を実施しました。
出典:株式会社AlbaLink「親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査」(以下同)
「親が亡くなった時に不安なこと」について、「相続・金銭面の手続き」(230人)が最も多く、「不動産の処分・管理」(158人)と続きました。
相続についてはおよそ半数、不動産については約30%の人が、不安を抱えていることがわかります。
不安を感じる主な理由は以下の通りです。
相続・金銭面の手続きで不安なこと
「親族間での話し合い」や、「税金の金額」が主な不安要素になっているようです。
不動産の処分・管理で不安なこと
売却したくても「売れないかもしれない」ことが主な不安要素になっているようです。
「終活について親と話したことがあるか」については、68.6%が「ない」と回答しました。
「終活について親と話さない理由」については、「親がまだ元気」(33.5%)が最も多く、「機会がない」(19.8%)、「話しにくい」(15.5%)と続きました。
「相続や金銭面の手続き」についておよそ半数の人が不安を抱えていながら、7割近くの人は親と話し合いができていないことがわかりました。
親との話し合いを行っていなかったことで、後悔するケースもあるようです。
日本トレンドリサーチが日本クレアス税理士法人と共同で、「遺産相続で事前にやっておくべきだったと後悔したことに関するアンケート」(2022年2月)を実施しました。
出典:日本トレンドリサーチ「遺産相続で事前にやっておくべきだったと後悔したことに関するアンケート」
「遺産の相続について、『事前にやっておけば良かった』と後悔したことがある」人の割合は32.8%でした。
事前にやっておかなくて後悔したことの主な内容は以下の通りです。
親や親族と相続の話をするのは気が引けるかもしれません。
話がまとまらない場合、遺産分割調停になる場合もあります。
参考:遺産分割調停とは?流れや有利に導くための進め方について解説
しかし、いざという時のために、最低限、以下の項目を把握しておくと、相続や金銭面の手続きをスムーズに進めることができるでしょう。
相続についてわからないことがあれば、ファイナンシャルプランナーなどに相談してみるのも良いかもしれません。
「ファイナンシャルプランナーに家計相談するときの選び方の注意点やアドバイスの例を紹介!」で選び方や注意点を紹介しています。
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