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ガス代の節約方法|キッチンやお風呂で今日から取り組める節約術

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

ガス代を見直すことは、家計の見直しにおいて重要です。「ガス代を節約するためにはどのように工夫すればよいの?」「節約するためのコツはあるの?」という悩みを持つ人もいるでしょう。

キッチンやお風呂などで、ちょっとした工夫や意識をすることで、ガス代を節約することができます。

この記事では、ガス代の節約方法について解説します。

この記事でわかること
  • ガスの契約プラン見直しによる節約方法
  • 家庭内でガス代を節約する方法

契約プランを見直してガス代を節約する

ガス代を節約するうえで特に効果的なのは、契約プランの見直しです。ここでは、以下の方法について解説します。

  • ガス会社を変更する
  • 電気・ガスのセットプランに変更する
  • オール電化に切り替える

ガス会社を変更する

ガス会社を変更することで、ガス代を節約できる可能性があります。居住している物件によって選べるガス会社は変わるため、まずは選択可能な会社がどこなのか調べましょう。

ガスの種類は、「都市ガス」「プロパンガス(LPガス)」の2つで、現在は都市ガスよりもプロパンガスの方が割高な傾向です。

都市ガスは地下のガス管からガスを供給するのに対し、プロパンガスはガスボンベから供給します。都市ガスはガス管が通っている場所に住んでいる人しか使えませんが、プロパンガスは場所に関係なくどこの家庭でも使用可能です。

なお、賃貸物件の場合は、オーナーがガス会社の選択権を持っている場合がほとんどです。そのため、賃貸入居者はガス会社を変更できない場合もあるので注意してください。

電気・ガスのセットプランに変更する

電気・ガスのセットプランに変更することで、ガス代を節約できる可能性があります。

例えば、東京ガスが電力とガスのセットプランを提供しています。もともとガスを提供していた東京ガスが、電力自由化をきっかけに電力を扱うようになったためです。

関西在住のauユーザーであれば、通信費・電気代・ガス代を組み合わせて、合計料金が約10.2%安くなる「関電ガス for au」というプランもおすすめです。例えば、通信費・電気代・ガス代の合計が月約3万円なら、このプランに切り替えるだけで年間3万6000円程度の節約効果が見込めます。

ほかにも多くの会社がセットプランを用意しています。居住地でセットプランを提供している会社はあるのか、どの程度ガス代を抑えられるのか確認してみてください。

オール電化に切り替える

オール電化に切り替えて、ガス代をゼロにしてしまう方法もあります。たとえゼロにならなくても、キッチンまわりからガスの利用をなくしてしまうことでもガス代を抑えられます。

ただし、ガス代は節約できても電気代はかかるので注意してください。また、初期費用としてIH調理器や電気温水器などの導入費用もかかります。トータルで見て、どちらがメリットを得られるか比較していきましょう。

関西電力がまとめた「オール電化世帯人数別の電気代平均額」によると、2人暮らし以上の世帯においては、オール電化への切り替えで年間1万3000~2万3000円の節約効果を得られます。

日中は自宅を不在にしており夜間の割安料金で電気を利用している人など、安く電気を使える条件に該当している場合は、オール電化へ切り替えることで光熱費を節約できるでしょう。

キッチンでガス代を節約する方法

自宅の中でもガスを特に利用する場所が、キッチン回りです。キッチンでのガスの使い方を工夫することで、ガス代を節約することができます。

ここでは、キッチンでのガスの節約アイデアを紹介します。

ガスコンロの節約アイデア

ガスコンロの節約アイデアは、多岐にわたります。簡単に取り入れられるものばかりなので、実践してみましょう。

鍋底から火がはみ出ないようにする

鍋底から火がはみ出ている場合は、火加減が強すぎます。火加減が強すぎると、それだけ無駄にガスを消費してしまいます。鍋底に火が当たればきちんと加熱されるので、鍋底から火がはみ出ない程度の火加減に調節しましょう。

水を沸騰させるときに強火から中火にする

強火よりも中火の方がガス使用量を節約できます。資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」によると、水1Lを1日3回沸騰させるとき、強火から中火にすれば年間約390円の節約効果を得られます。

水滴が付いた鍋はふき取ってから火にかける

濡れた鍋をガスコンロの火にかけると、水滴を蒸発させる過程で余計なガスを消費します。水滴はキッチンペーパーや布でふき取ってから火にかけると無駄がありません。

定期的にガスコンロを清掃する

ガスコンロのバーナーが目詰まりすると、点火不良や不完全燃焼、熱効率低下の原因となります。定期的に布で汚れをふき取るようにしましょう。バーナーの穴が目詰まりしているときは、竹串を差し込むときれいになります。

電子レンジで熱を通してからコンロで煮る

電子レンジで具材を加熱してから煮込む方が、ガスの消費量を抑えられます。資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」によると、ほうれん草やキャベツなら年間約990円、ブロッコリーやカボチャなら年間約1,060円、ジャガイモや里芋なら年間約950円の節約効果が見込めます。

調理器具を乗せてから点火する

調理器具を乗せる前にコンロを点火すると、余計なガスを消費してしまいます。調理器具を乗せてから点火する習慣をつけるようにしましょう。

揚げ物を控え、炒め物・蒸し物を増やす

揚げ物は油を高温状態に保つ必要があるので、加熱時間が長くなり、ガスを多く消費します。一方、炒め物や蒸し物は加熱時間が短い分、ガスをあまり使いません。

余熱調理を取り入れる

ガスコンロの火を消したあとの余熱を活用すると、加熱時間を短くできるのでガス代の節約になります。例えば、煮込み料理や卵料理、蒸し焼き料理は余熱調理での仕上げが可能です。

具材の切り方を工夫する

具材を小さく切ったり、薄く切ったり、切り方を工夫しましょう。また、薄切り肉を活用して加熱時間を短くすることも節約に有効です。

1つの鍋やフライパンで同時調理する

例えばパスタを茹でるときに具材のシーフードミックスを一緒に煮るなど、1つの鍋やフライパンで複数の調理を同時進行すると、ガスの消費量を抑えられます。

調理器具を活用した節約アイデア

使う調理器具によっても、かかるガス代は変わってきます。

落とし蓋を使う

煮込み料理を作るときは、落とし蓋をすると熱が逃げにくくなり、具材に早く火を通せます。落し蓋をしない場合に比べて加熱時間が短くなるので、ガス代の節約が可能です。

丸底のやかんより、平たい底のやかんを使う

丸底のやかんよりも平たい底のやかんの方が効率よく熱が伝わるため、より少ないガス消費量でお湯を沸騰させられます。

熱伝導率が高いアルミ製の調理器具を使う

熱伝導率が高いアルミ製の調理器具を使うと加熱時間を短縮でき、ガス代の節約につながります。ただし、アルミ製の調理器具で酢やこんにゃくを使った料理をすると、腐食の恐れがあるので注意が必要です。

できるだけ大きめの鍋を使う

鍋底の面積が大きいほど、熱が効率よく伝導されるので、加熱時間が短くて済みます。そのため、お湯を沸かすときや煮込み料理を作るときは、大きめの鍋を使うとガス代の節約が可能です。

保温鍋で火にかける時間を短縮する

保温鍋は、短時間火にかけるだけで鍋の中が保温され、余熱で食材に火を通せる便利な調理器具です。火にかけるのは最初だけなので、ガス消費量が抑えられ、ガス代の節約につながります。

お風呂でガス代を節約する方法

続いて、お風呂でガスを節約するための方法を紹介します。

ガス給湯器の節約アイデア

家庭のガス消費量の75%は、ガス給湯器が占めているともいわれています。そのため、ガス給湯器の使い方を工夫すれば、節約効果が期待できます。

設定温度を下げる

ガス給湯器の設定温度をできるだけ低く設定すると、ガスの消費量が抑えられ、ガス代を節約できます。キッチンとお風呂でガス給湯器の設定温度を変えるのもおすすめです。

食器は洗う前に水につけておく

食器は洗う前に水につけておくと、汚れが落ちやすくなります。食器洗いの際に使うお湯の量を減らせるので、ガス代の節約につながります。

高効率のガス給湯器に交換する

古いガス給湯器を使っている場合は、高効率のガス給湯器に交換すると、ガスの消費量が減りガス代の節約につながります。例えば、排熱を有効利用する「エコジョーズ」というガス給湯器なら、年間約7,000~2万円のガス代節約が可能です。

その他の節約アイデア

ガス給湯器の使い方を工夫することのほかにも、お風呂でガス代を節約する方法があります。

追い炊きを多用しない

追い炊きはお湯をためるときよりもガスを多く消費するので、追い炊きの回数を減らせばガス代の節約になります。浴槽に蓋をして保温したり、家族で入浴時間帯を同じにしたり、できるだけ追い炊きしないようにするのがおすすめです。

節水型シャワーヘッドを使う

節水型シャワーヘッドを使うと、シャワーで使うお湯の量を20~60%削減できます。節水によりガス給湯器の使用時間を短縮できるため、ガス代を節約可能です。

シャワーのお湯を都度で止める

シャワーのお湯は出しっぱなしにせず都度止めることで、節水によりガス給湯器の使用時間を短縮できます。1日あたりのシャワー利用時間を8分短くすると、年間で約6万2000円の節約効果が見込めます。

リビングでガス代を節約する方法

リビングでガスをよく使うのが暖房です。冬場は大量のガスを使うため、使い方を工夫してガス代を減らすようにしましょう。

ガスファンヒーターの節約アイデア

ガスファンヒーターはガス代がかさむ傾向があるため、使用する際は注意が必要です。

設定温度を20℃にする

環境省が推奨する、快適性を損なわない範囲で省エネルギーを目指すための室温は20℃です。ガスファンヒーターの設定温度を21℃から20℃に下げると、1日9時間使用した場合で年間約1,320円の節約効果が見込めます。

稼働時間を見直す

設定温度20℃のガスファンヒーターの稼働時間を1日1時間減らすと、年間約2,050円のガス代節約が期待できます。外出時や就寝時には電源を早めに落とす、タイマー機能を活用する、室内でも温かい衣服で過ごすなどして、ガスファンヒーターの稼働時間短縮を心がけましょう。

室内を加湿して体感温度を上げる

洗濯物を室内に干したり、加湿器を置いたりして室内を加湿することで、体感温度を上げることができます。体感温度が上がった分だけ、ガスファンヒーターの設定温度を下げたり、稼働時間を減らしたりすれば、節約につながります。

こまめにファンヒーターを掃除して稼働効率を維持する

ガスファンヒーターのフィルターが汚れていると、通風が妨げられ稼働効率が低下する原因になります。ガスファンヒーターの利きが悪くなったと感じたら、設定温度を上げる前にフィルターを掃除しましょう。こまめに掃除をすれば稼働効率を維持できるので、結果的にガス代の節約になります。

温水式床暖房の節約アイデア

温水式床暖房は、10畳の部屋で1日8時間使うと1ヵ月あたり約4,500円のガス代がかかるといわれています。使用方法次第で、節約できる余地があります。

電源のオンオフを頻繁に繰り返さない

温水式床暖房は、ガスで沸かしたお湯を循環させて部屋を暖める仕組みの暖房機器です。立ち上げ時の温水を作る過程で多くのガスを消費するので、電源を入れたり消したりすると余計にガス代がかかります。

短時間の外出時は温水式床暖房の電源を切らず、つけっぱなしにする方が節約効果は高いです。

床にカーペットやラグを敷かない

温水式床暖房を利用すると、床からの熱伝導により部屋全体が暖められます。

しかし、床にカーペットやラグを敷いていると熱伝導の妨げになり、部屋がなかなか暖まりません。温水式床暖房を使うときは、カーペットやラグは敷かない方が設定温度を低くできます。

外出時や就寝時は早めに電源を切る

温水式床暖房は、電源を切ったあともしばらく暖かさが持続します。この特徴を利用し、外出時や就寝時は30分前を目安に早めに電源を切ると、ガス代の節約が可能です。

温水式床暖房の1時間あたりのランニングコストは約18円です。1日2回、30分早く電源を切れば、年間6,480円節約できます。

ガス代以外の固定費を節約するためのアイデアをより詳しく知りたい方は、家計の見直し方法や節約アイデアをご覧ください。具体的な節約方法を紹介しています。

まとめ

ガス代を節約するために取り組める工夫のポイントと、生活の中でガス代を節約する方法を紹介しました。契約プランを見直して、電気とガスのセットプランに変更すると節約できる可能性があります。

ガスは日々使用するため、1つひとつの工夫による節約額は小さくても、積み重なると大きな節約効果が得られます。キッチンやお風呂、リビングでのガスの利用方法について見直し、毎日の生活の中でできる節約方法を実践してみましょう。

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