ほったらかし投資は、れっきとした投資方法の1つです。とはいえ、ほったらかし投資と聞くと、「そんな投資方法で大丈夫なの?」「どんな商品があるの?」と疑問を感じる人もいるかもしれません。
ほったらかし投資とは、運用期間中ほとんど手をかけない投資手法のことです。
この記事では、初心者向けにほったらかし投資についてわかりやすく解説します。
- ほったらかし投資とは何か?
- ほったらかし投資が投資初心者におすすめの理由
- ほったらかし投資でお金を増やす方法
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マネーFix 編集部
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ほったらかし投資は、れっきとした投資方法の1つです。とはいえ、ほったらかし投資と聞くと、「そんな投資方法で大丈夫なの?」「どんな商品があるの?」と疑問を感じる人もいるかもしれません。
ほったらかし投資とは、運用期間中ほとんど手をかけない投資手法のことです。
この記事では、初心者向けにほったらかし投資についてわかりやすく解説します。
ほったらかし投資とは、一度投資商品を購入したあとは、ほとんど手をかけることなく資産運用を継続するする投資手法です。
代表的なほったらかし投資に、積立投資があります。積立投資は、証券口座を開設して購入する商品を指定しておけば、あとは毎月口座から投資代金が自動的に引き落とされ、指定した金融商品の買付まで行ってくれます。
ほったらかし投資は、最初に設定さえしておけば株価チャートなどを注視する必要がありません。そのため初心者や、普段仕事などで忙しい人でも無理なく運用ができます。特に投資信託は、細かい商品選定は専門家にお任せできる仕組みになっているため、ほったらかし投資に向いています。
ほったらかし投資が初心者におすすめの理由は、以下の通りです。
一般的な投資では、価格が安いときに購入し、値上がりしたタイミングで売却することで売買益を得ます。
一方ほったらかし投資は、ほとんどの場合、定時・定額の積立投資での運用になります。定時・定額の積立投資とは、毎月1万円・毎月2万円・毎週1万円など定期的に一定額を少しずつ購入して、運用しながら資産を積み上げていく方法です。
定時・定額方式では、売買タイミングを見極めるために毎日のようにチャートを注視する必要がありません。
ほったらかし投資は、少額で無理のない金額から始められます。投資信託であれば証券会社によっては月100円や1,000円といった金額から投資が可能です。
ほったらかし投資は、コツコツと一定期間ごとに金融商品を買い続けます。少額投資であっても、長期間継続すれば大きな資産を作ることも可能です。
銀行の積立預金でもほったらかし投資はできますが、投資信託ならより高い利回りが期待できます。
金融リテラシーとは、より良い生活を送り、経済的自立をするために必要な、お金に関する知識や判断力のことです。
一般的な投資は、チャートの見方や売買のタイミングの見つけ方、相場変動の要因となる経済指標とはどのようなものかなど、多くの知識を身に付けなければ高い確率で失敗してしまいます。
しかし、ほったらかし投資は、投資のプロやAIに運用を任せることができ、金融リテラシーに自信がない人でも始められます。
ほったらかし投資でお金を増やす方法は、以下の通りです。
ロボアドバイザーは、自身に合った投資先をAIが提案、あるいは運用までしてくれるサービスのことです。
投資一任型のロボアドバイザーなら、資金を準備して質問に回答するだけで、ほったらかし投資が始められます。ただし信託報酬が安い投資信託と比べると、手数料が割高であること、元本割れリスクがあることには注意が必要です。
NISAとは少額投資非課税制度のことで、投資の利益が非課税になる制度です。
NISAはつみたて投資枠と成長投資枠があり、積立投資ができる商品であれば、どちらでもほったらかし投資が可能です。
ただしNISAの対象商品は投資信託や株式投資が中心のため、元本割れリスクがある点に注意しましょう。
iDeCoは個人型確定拠出年金の愛称で、老後の資産形成をするための制度です。毎月の掛金を指定して、掛金をどの商品にどれくらい配分するかを決めておけば、それ以降は設定した内容で継続的に投資が行なわれます。
iDeCoは掛金が所得控除になるため、所得税・住民税が軽減される可能性があるほか、運用益に税金がかからない、受取時も税制優遇があるなど税制メリットが大きい制度です。
ただしiDeCoも投資信託を選んだ場合、元本割れリスクがあります。iDeCoは税制メリットを活用しながら、老後資金を準備したい人に向いています。
ソーシャルレンディングとはクラウドファンディングの一種で、クラウドファンディング事業者が小口のお金を投資家から集め、希望する企業や個人にお金を融資する仕組みです。
融資を受けた企業や個人が支払う利息の一部が、投資家の利益になります。そのため投資している期間中は、基本的に値動きのチェックなどは不要です。
ただし、利回りや元本が保証されているわけではない点に注意が必要です。
ソーシャルレンディングは1万円程度から始められ、運用期間も半年~2年と短いものが多いため、比較的短期間でほったらかし投資をしたい人に向いています。
ほったらかし投資で失敗しないためのポイントは、以下の通りです。
ほったらかし投資といっても、完全に放置していると失敗する可能性があります。なぜなら、運用しているうちに、資産配分のバランスが崩れることがあるからです。
気が付かないうちに、当初想定していたよりもハイリスクになってしまうケースもあるため、定期的に状況を確認する習慣をつけておきましょう。
投資のリスクをゼロにすることはできません。生活費などを投資に充てて損失になってしまうと、生活ができなくなり、保険料や通信料、税金なども支払えなくなる可能性があります。
慌てて取り返そうとしても、短期間で利益を出すのは投資上級者でも容易なことではありません。
投資は、毎月の収入から必要な生活費などを引いた、余剰金で行うよう心がけてください。
ソーシャルレンディングなどは満期が短い商品が多いため、基本的に長期のほったらかしはできません。また中途解約ができない点に注意しましょう。
投資信託はほったらかし投資に向いていますが、10年、20年など満期が設定されているタイプもあります。
ほったらかし投資に向いているのは長期・積立・分散投資に適した投資商品です。投資を始める前に商品内容や契約内容を理解して、ほったらかし投資が可能かしっかり確認しましょう。
ほったらかし投資は、毎日チャートを見て売買チャンスを伺う必要がなく、金融リテラシーに自信がなくても投資ができるため初心者におすすめです。
ただし定期的に状況確認をせずに完全にほったらかしにしたり、生活費を投資資金に充てるなど余裕のない投資をしたりすると失敗する可能性が高くなります。
これからほったらかし投資をする人は、失敗しないためのポイントを十分理解してから取り組むようにしてください。
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