つみたてNISA口座開設におすすめの証券会社6社を徹底比較!つみたてNISAのメリットも解説

執筆者:マネーFix 編集部

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年間で40万円を上限として、運用益が非課税となる「つみたてNISA」は、最長で20年間非課税の恩恵を受けることができるため、積極的に利用したい制度です※1

しかし、つみたてNISAを取り扱う金融機関は数多くあるため、どの証券会社で口座を開設すべきなのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事では、投資初心者がつみたてNISA口座を選ぶときのポイントや、おすすめの証券会社について解説します。

比較検討して、自分に最適な証券会社でつみたてNISAを始めてみましょう。

(※1)2024年に新制度に移行し、上限額、期間などが変更になる予定。

つみたてNISAの証券会社選びは慎重に!

NISAには、つみたてNISAのほか、一般NISAやジュニアNISAがあります。

どのNISA口座でも基本的に口座開設は無料です。

しかし、NISA口座は原則として1人1口座しか作れません。

また、金融機関は1年単位で変更できますが、変更手続きには手間がかかります。

つみたてNISAの口座を開設する証券会社は慎重に選びましょう。

つみたてNISAを開始するのにおすすめの証券会社6選

つみたてNISAを始めるときは、次に挙げる証券会社で口座開設するのがおすすめです。

つみたてNISAを開始するのにおすすめの証券会社6選
  • 楽天証券
  • SBI証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券
  • マネックス証券
  • LINE証券

どれも利用者が多く、幅広い層から人気の証券会社ばかりです。

細かい特徴は証券会社ごとに異なるため、よくチェックしておきましょう。

楽天証券

楽天証券は、主要ネット証券の中で取扱い銘柄数がSBI証券に次いで2番目に多い証券会社です。

毎月100円からつみたてNISAでの投資が可能となっています。

楽天カードによる決済で、最大1%のポイント還元を受けることができるのも特徴です。

貯まったポイントは楽天の各種サービスで使えるだけでなく、ポイント投資に回すことも可能です

ポイント投資をするとSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象となり、楽天ポイントの付与率が高くなります。

特に楽天経済圏を利用している人にとっては、楽天証券を選ぶメリットは大きいといえるでしょう。

そのほかにも、楽天証券でつみたてNISAをする場合には次のようなメリットがあります。

  • 楽天キャッシュ(楽天が運営する電子マネー)による支払いで5%のポイント還元を受けることができる
  • 楽天証券の口座と楽天銀行の口座を連携させると、普通預金の金利が最大5倍になる

SBI証券

SBI証券では、最低100円からつみたてNISAでの投資が可能です。

取扱銘柄数は、主要ネット証券の中で最多を誇ります。

毎日・毎週・毎月・隔月など、幅広い選択肢の中から積立頻度を選べるのも特徴です。

そのほかにも、SBI証券でつみたてNISAをする場合には次のようなメリットがあります。

  • 積立時に三井住友カードを利用すると5~2%のVポイント還元を受けることができる
  • 投資信託の平均保有残高に応じて、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルが貯まる

松井証券

松井証券では、最低100円からつみたてNISAでの投資が可能です。

積立頻度は毎月と毎日のどちらかを選べるようになっています。

松井証券は国内初のネット証券として長い歴史があり、顧客向けのサポートが充実しているのが特徴です。

HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の「2022年度問合せ窓口格付け(証券業界)」で最高評価を12年連続で獲得しており、投資初心者でも安心して利用できます。

そのほかにも、松井証券でつみたてNISAをする場合には次のようなメリットがあります。

  • 信託報酬の一部が現金または松井証券ポイントで還元されるサービスがある
  • スマートフォン向けのロボアドバイザー「投信アプリ」が無料で利用できる

auカブコム証券

auカブコム証券では、毎月100円からつみたてNISAでの投資が可能です。

積立頻度は毎月となっており、都合のよい日を選ぶことができます。

積立代金の決済にau PAYカードを利用すると、1%分のPontaポイントが貯まります。

さらに、投資信託を保有しているだけでも、月間の保有残高に応じてPontaポイントが貯まる仕組みになっています。

たまったポイントは普段の買い物に利用できるほか、投資信託の購入代金に充てられるなど、幅広い使い方ができるのも特徴です。

マネックス証券

マネックス証券では、最低100円からつみたてNISAを始められます。

マネックスカードで積立代金を決済すると、ポイントが1.1%還元されるのが特徴です。

さらに、投資信託の平均保有残高に応じてポイントが貯まる仕組みになっています。

貯まるポイントはマネックス証券独自の「マネックスポイント」ですが、Amazonギフト券やdポイント、JALやANAのマイルなど交換先が多く、使い方の自由度が高いのも特徴です。

LINE証券

LINE証券は、2022年2月からつみたてNISAに対応しました。

最低1,000円から投資可能となっており、積立頻度は毎週・毎月のどちらかを選べます。

LINE証券では、運用手数料が無料の「野村スリーゼロ先進国株式投信」をネット証券で初めて取り扱ったことでも話題となりました。

投資できる銘柄数は少ないものの、普段利用しているLINEアプリから操作できるため、手軽につみたてNISAを始めたい人におすすめです。

6社のおすすめ証券会社を徹底比較!

つみたてNISAを開始するのにおすすめの証券会社を、さまざまな項目から比較したのが次の表です。

証券会社比較表
証券会社名 銘柄数 最低積立金額 積立頻度 銀行引き落とし クレジットカードによる積立 購入手数料
楽天証券 183銘柄 100円 毎月 都市銀行・地方銀行・信用金庫など(楽天銀行は非対応) 楽天カードのみ対応 無料
SBI証券 185銘柄 100円 毎日、毎週、毎月、複数日、隔月、ボーナス月 都市銀行・地方銀行・信用金庫など(PayPay銀行、楽天銀行は非対応) 三井住友カードのみ対応 無料
松井証券 178銘柄 100円 毎日、毎月 都市銀行・地方銀行・信用金庫など 非対応 無料
auカブコム証券 178銘柄 100円 毎月 都市銀行・地方銀行・信用金庫など Au PAYカードのみ対応 無料
マネックス証券 157銘柄 100円 毎日、毎月 都市銀行・地方銀行・信用金庫など マネックスカードのみ対応 無料
LINE証券 9銘柄 1,000円 毎月 LINEPayに登録されている銀行口座(一部地方銀行は非対応) 非対応 無料

購入手数料はすべての証券会社で無料となっており、最低100円から積立をスタートできる証券会社が大半です

一方、銘柄数や積立頻度、クレジットカードによる積立については、証券会社によって対応は分かれています。

銘柄数

つみたてNISAの取扱銘柄数は、証券会社によって違いがあります。

商品ごとに期待できるリターンや、信託報酬と呼ばれる手数料には大きな違いがあるため、なるべく多くの銘柄を取り扱っている証券会社を選んだ方がよいでしょう。

取り扱う銘柄数が多ければ投資先の幅が広がるぶん、自分の目的に合わせた投資が可能となります。

最低積立金額

つみたてNISAで投資できる下限額は証券会社によって異なり、100円から可能なところもあれば、1,000円からのところもあります。

投資に充てられる予算が少ない場合や、投資の練習を兼ねて試しに始めてみたい場合などは、最低積立金額が少ない方が望ましいでしょう。

積立頻度

つみたてNISAを取り扱う証券会社では、毎月積立や毎週積立、毎日積立といったように積立頻度を選べるようになっています。

自分の投資スタイルに応じて、無理のない投資頻度を選びましょう。

銀行引き落とし

つみたてNISAでは、銀行から自動的に積立金額が引き落としされる「自動積立」を設定しておくと便利です。

ただし、銀行によっては、自動積立に対応していないところもあるので注意してください。

NISA口座を開設する際には、あらかじめどの銀行に対応しているのか確認しておきましょう。

クレジットカードによる積立

クレジットカードによる積立ができるかどうかは証券会社によって異なります。

都度現金を入金する方法や、銀行から現金を自動引き落としする方法と比べて、クレジットカードで積立を行うとポイントが貯まるぶんお得といえます。

ポイント還元率が1%の場合は、年間40万円の積立で4,000円相当のポイントが貯まるため、無視できない効果があります。

購入手数料

基本的に投資信託の購入手数料は証券会社によって異なります。

購入手数料は積み重なると大きな金額になるため、毎月積み立てることを考えれば、少しでも安いところを利用した方がよいでしょう。

多くの証券会社では、つみたてNISAの対象商品を購入する際の手数料が無料です。

つみたてNISAを利用するメリット

つみたてNISAは年間で40万円を上限として、運用益が非課税となります。

また多くの証券会社で、つみたてNISAの購入手数料は無料です。

それら前述した内容のほかに、つみたてNISAにはどんなメリットがあるのか紹介します。

つみたてNISAを利用するメリット
  • 銘柄が最小限に抑えられている
  • 少額から利用可能
  • 買いどきを見定める必要があまりない

銘柄が最小限に抑えられている

つみたてNISAの投資銘柄には、金融庁が長期積み立てに適していると判断した商品216本が選定されています。

具体的には、次のような条件を満たす商品がつみたてNISAの運用対象です。

  • 販売手数料なし(ノーロード)
  • 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
  • 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
  • 信託契約期間が無期限または20年以上であること
  • 分配頻度が毎月でないこと
  • ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

投資できる銘柄が絞られていることで、投資初心者にとっては迷いにくく、選びやすいのがメリットです。

金融庁が選定した信頼性が高い銘柄に投資ができる点も、安心できるポイントとなっています。

少額から利用可能

つみたてNISAは比較的少額から始められるのがメリットです。

金融機関によって異なりますが、主要なネット証券では月100円から始められるところもあります。

一般的な株式投資と比べると、数万円単位の元手を用意する必要がなく、無理のない範囲で投資することが可能です。

買いどきを見定める必要があまりない

通常の株式投資であれば、チャートを見ながらなるべく安いときに買い、高いときに売るといった作業が必要です。

しかし、つみたてNISAは、一度積立設定をしておけば、株式市場の値動きに関係なく自動的にコツコツと毎月一定額を購入することになります。

チャートに張り付いて買いどきを探る必要はありません

投資タイミングを分散させることで、自然と高値掴みや安値掴みをするリスクを避けられます。

投資経験が少ない場合、売買の適切なタイミングをつかむのは難しいので、売買タイミングに悩まず済む点はメリットといえるでしょう。

つみたてNISAのデメリット

つみたてNISAを利用する主なデメリットは次の通りです。

つみたてNISAのデメリット
  • 非課税投資枠が年間40万円しかない
  • 損益通算・繰り越し控除ができない

非課税投資枠が年間40万円しかない

非課税枠の上限が低いことが、つみたてNISAのデメリットの1つです。

つみたてNISAの非課税枠は年間40万円となっており、年間120万円の非課税枠がある一般NISAと比べて低くなっています。

ある程度まとまった投資資金がある人や、短期間で大きく資産を増やしたい人にとっては、少し物足りなく感じられるかもしれません。

一方、非課税期間は一般NISAと比べて長く設定されているため、長い目で見れば大きな非課税枠の確保が可能です。

しかし、仮に毎月3万3000円を運用利率5%で20年間運用したとしても、最終的な運用金額は約1,300万円です。

一般的に、老後の生活資金としては2,000万円程度が必要とされているので、つみたてNISAだけで老後の必要資金をすべて賄うのは難しいかもしれません。

損益通算・繰越控除ができない

損益通算とは、損失が出たときに、利益が出ているほかの口座と合算して損益を計算することにより、課税金額を減らせる制度のことです。

例えば、A証券で30万円の利益、B証券で30万円の損失が出たときには、損益通算することにより課税対象額は0円となり、税金がかかりません。

繰越控除は、損失が出た場合に、その損失を3年間にわたって繰り越せる制度です。

たとえば、損失が50万円で次の年に10万円の利益、その次の年に40万円の利益が出た場合は、繰越控除を適用することにより、課税対象額は0円となり、税金はかかりません。

つみたてNISA口座は損益通算や繰越控除の対象外です。

そのため、つみたてNISA口座で損失が出ていても、ほかの口座で利益が出ている場合に課税される可能性があります。

また、つみたてNISAで損失が出た翌年に利益が出た場合も、損失を繰り越せないので翌年の利益に対しては税金がかかってしまいます。

まとめ

つみたてNISAの口座開設は無料ですが、1人1口座までしか作れないため、慎重に証券会社を選ぶ必要があります。

手数料や銘柄数などを入念に比較したうえで口座開設しましょう。

迷ったときには、この記事で紹介した証券会社から選んでみてはいかがでしょうか。

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