マイカーローンの金利はいくら?おすすめの返済方法は?相場と選ぶポイントも解説

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

マイカーローンを利用すれば、手持ち資金が足りなくても車を購入できます。その際、避けては通れないのが金利です。マイカーローンの金利は、どのような仕組みになっているのでしょうか。

この記事では、マイカーローン金利の種類と、それぞれのメリット・デメリット、金利を抑えるためのポイントを紹介します。各ローンの特徴や、返済以外にかかる諸経費など、車の購入に役立つ情報も解説します。

自動車ローンの金利は固定と変動の2種類

マイカーローンを利用する際には、固定金利と変動金利の2種類から選ぶことになります。どちらを選ぶかで総返済額が異なるので、自分に合った金利を選びましょう。それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

金利の種類 特徴 メリット デメリット
固定金利 金利がずっと変わらない ・返済計画が立てやすい
・景気の影響を受けない
・低金利状態が続くと利率が高くなる
・ローン開始時は高めの金利設定
変動金利 市場の値動きに合わせて金利が変動する ・低金利では利率が低くなる
・キャンペーン利用でお得になる
・金利が上がると利率が高くなる
・利率上昇のリスクがある

固定金利の特徴とメリット・デメリット

固定金利は返済期間中、金利が変わりません。金利が一定のため返済計画が立てやすく、総返済額が社会情勢の影響などを受けないことも特徴です。

コツコツと計画的に返済できる方法ですが、好景気な時期に高い金利でローンを組んだ場合、景気が低迷しても金利が変わらないため支払いが負担になる可能性があります。

変動金利の特徴とメリット・デメリット

変動金利は、市場の値動きに合わせて変動していくタイプの金利です。低金利状態では利率が低く、総返済額を抑えて負担を減らすことが可能です。また、銀行系のローンでは、キャンペーンを上手く活用すればお得に利用できます。

ただし、金利が上がると利率が高くなり、返済に大きな負担となる恐れがあります。変動金利は常に利率上昇のリスクがあり、固定金利と比べて安定性がない点はデメリットといえるでしょう。

自動車ローンの種類と金利相場

ここでは、自動車ローンの種類と金利相場を紹介します。

自動車ローンの種類 特徴 金利相場
銀行のマイカーローン ・審査が厳しい
・金利が低い
0.8〜4%
ディーラーローン ・車購入と同時にローン契約できる
・返済完了まで車の所有権はディーラーが保持
4~8%
自社ローン ・審査基準が緩い
・金利0%
0%
残価設定型ローン ・月々の返済額が一定
・コストを抑えて購入できる
3~5%
消費者金融のローン ・金利が高い
・借入額に対して金利が変動
3~18%

それぞれのローンについて、詳しく見ていきましょう。

銀行のマイカーローン

銀行のマイカーローンは、ほかのローンと比べて金利が低いのが大きな特徴です。金利が低ければ総返済額も安く抑えられます。また、銀行のローンは車の購入だけでなく、メンテナンスや修理、ローンの乗り換えなど幅広い用途で利用可能です。

さまざまなメリットがある一方で、そのぶん審査は厳しいです。また、審査に時間がかかるため、スピーディーに車を購入したい人には向いていません。

ディーラーローン

ディーラーローンは、車の購入と同時にローンの契約もできるため、手続きの負担が最小限で済みます。ローンの審査が通りやすく、30分~1時間程度で手続きが完了できるのも大きなメリットです。

ただし、返済が完了するまでは、車の所有権はディーラーに属します。車の所有をステータスにしたい人には向いていない方法といえるでしょう。

自社ローン

自社ローンとは、購入代金を販売店に建て替えてもらい、分割で支払っていくローン方式です。販売店は貸金業ではないため、金利は0%で審査が通りやすいという特徴があります。

ただし、絶対に審査に通るというわけではありません。さらに、手数料や保証料が本体価格に上乗せされるため、場合によっては返済が大きな負担となってしまう可能性があります。

残価設定型ローン

残価設定型ローンは、月々の返済額を抑えられる方法として人気です。キャンペーンを利用すれば低金利でローンを組むことができ、さらにコストを抑えられるでしょう。各メーカーによって金利が異なるので、車にこだわりがなければ金利の低さでメーカーを選ぶのもひとつの方法です。

ただし、車の返却や乗り換えをする際、原状回復を求められます。車の状態によっては差額の清算が必要になるので、注意してください。

消費者金融のローン

消費者金融のローンは、ほかのローンに比べて金利が高く設定されています。借入額が大きくなるほど金利は低くなりますが、初めて利用する際は多額の借入れが難しいのが現状です。

申込みをしてから借入れまでのスピードは速く、最短で即日に審査結果が出るところもあります。少額だけ借りたいという人に向いている方法です。

返済以外に必要な費用

無事にローンが利用できたとしても、車は返済費用以外にさまざまな費用がかかります。ローンを申し込む前に、各種費用も含めて計算し、しっかりとした返済計画を立てることが大切です。返済以外にかかる費用としては、主に以下3つが挙げられます。

  • 購入時の諸費用
  • 税金
  • 維持費

それぞれの費用について、詳しく見ていきましょう。

購入時の諸費用

車の購入時にかかる諸費用は、以下の通りです。

  • 自賠責保険料
  • 車庫証明取得代行費用
  • 登録代行費用
  • 納車費用

自賠責保険は、車の所有者に加入が義務付けられている損害保険で、交通事故を起こした際の補償に充てられます。車に乗り続けている間は、払い続けなければならない固定費です。

車庫証明取得代行費用とは、車をどこに保管するのか決めて発行する証明書です。ディーラーに依頼する方法もありますが、自分で手続きをして費用を抑えることもできます。

登録代行費用は、車の所有者を登録するためにかかる費用です。印紙代や代行手数料がかかります。

納車費用は、車を自宅まで届けてもらった場合にかかる費用です。自分で取りに行けば費用はかかりません。

税金

車を所有する際にかかる税金は、以下の通りです。

  • 自動車重量税
  • 自動車税環境性能割
  • 自動車リサイクル料
  • 自動車税・軽自動車税
  • 消費税

自動車重量税は、車両の重さに対してかかる税金のことです。購入時だけでなく、車検の際にも支払いが求められます。

自動車税環境性能割は、自動車の燃費性能に対して課せられる税金です。車によってかかる税金が異なります。

自動車リサイクル料は、車を処分する際にかかる費用の前払いぶんです。価格はメーカーによって異なります。

自動車税・軽自動車税は、車の所有者が毎年必ず支払わなければならない税金です。車種によって価格が異なります。

消費税は車の購入費用にかかる税金であり、高額な車であるほど税金も高額になります。

維持費

車の維持にかかる費用は、以下の通りです。

  • 車検費用
  • 修理費用
  • 消耗品の交換費用

車検は新車購入から3年後、それ以降は2年ごとに受ける定期点検です。車種や車の状態によりかかる車検費用は異なります。

修理費用は、車が故障したり不具合が生じたりした場合にかかる費用です。どのくらいの費用がかかるかわかりにくいため、普段から余裕をもって費用を準備しておく必要があります。

消耗品の交換費用は、タイヤやエンジンオイルといった消耗品の交換の際に必要な費用です。どのタイミングで交換するかは、車の所有者の判断によります。

金利を抑えたい人のための3つのポイント

総返済額を抑えるためには、金利をなるべく低く抑える必要があります。金利を抑えるために重要なポイントは、以下の3つです。

  • なるべく多く比較検討する
  • 金利は上限もチェックする
  • 別に保証料や手数料がかからないかチェックする

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

なるべく多く比較検討する

マイカーローンを選ぶ際は、なるべく複数のローン会社から見積を取ることが重要です。複数検討することで、金利の違いを明確にできます。なんとなく金利が低そうだからといって選んでしまうと、ほかのローンの方が安かったという結果になりかねません。

また、複数の見積を取ることで、各ローン会社のメリットやデメリットも見えてきます。なるべく多くのローン会社から見積を取って、しっかり吟味してください。

金利は上限もチェックする

金利が低ければ総返済額も抑えられますが、ローン会社が提示する最低金利が必ずしも適用されるわけではありません。金利がいくらになるかは、審査により決まります。購入側は金利を指定できないため、低金利に惹かれて選んだのに、思ったより高くなってしまったということも起こり得ます。

ローン会社を選ぶ際は最低金利に注目しがちですが、重要なのは上限金利です。最低金利がほかより低くても、上限金利がほかより高いローン会社もあります。思っていたより高くついたという事態にならないよう、金利が最大どのくらいになるのかしっかりチェックしてください。

別に保証料や手数料がかからないかチェックする

ローン会社によっては、保証料や手数料を別途徴収する場合があります。低金利でローンが組めてもほかの費用がかかってしまうと、負担が大きくなる可能性があるため注意が必要です。

保証料や手数料はローン会社によって異なりますが、重要なのは借入金額に上乗せされるかどうかです。車の購入費用以外の費用が加算されたことになり、金利が思ったより高くついてしまいかねません。

まとめ

マイカーローンを利用する際、金利は避けては通れません。普段はあまり接することのない金利の話題ですが、賢く車を購入するためには詳しく知っておく必要があります。また、ローンを選択する際には、金利の低さだけでなく、上限金利や諸経費などにも注目してください。

マイカーローンは、金利や条件などによって、返済が大変になることも。そこで、おすすめのマイカーローンをランキング形式で紹介し、金利や選ぶポイントについても詳しく解説します。自分に合ったマイカーローンを選ぶために、ぜひ参考にしてください。

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