バイクローンは、リスクの観点からやめておけといわれることもありますが、上手に利用すれば便利なローンであることに違いありません。
バイクローンを利用するときの注意点を確認しておきましょう。
- できるだけ頭金を多めに用意する
- 返済期間をできるだけ短くする
- しっかり返済シミュレーションをする
- 返済が苦しいと感じたらすぐに相談する
できるだけ頭金を多めに用意する
頭金を用意することで、返済期間を短くすることができます。返済期間が短くなれば、その分、利息が少なくなり、返済額を抑えることができます。
前述のようにバイクローンは金利が高い傾向がありますが、借入額や返済期間を短くすることで、金利の優遇を受けられる可能性もあります。
返済期間をできるだけ短くする
バイクローンを契約する際には、返済期間をできるだけ短くしましょう。つまり、なるべく早期の完済を目指した返済計画がよいということです。
返済期間が短いと、支払う利息が少なく済みます。また、まとまった資金がある場合には、毎回の返済額とは別に繰り上げ返済をして完済時期を早めることもできます。
借入額 |
借入期間 |
金利 |
毎月の返済額 |
総返済額 |
100万円 |
2年 |
10% |
4万6145円 |
110万7478円 |
100万円 |
2年半 |
10% |
3万7811円 |
113万4342円 |
100万円 |
3年 |
10% |
3万2267円 |
116万1619円 |
しっかり返済シミュレーションをする
バイクローンを利用する際には、事前にしっかり返済シミュレーションをしましょう。具体的には、金利、返済期間、毎月の返済額、利息について確認してください。
■返済シミュレーション例(金利18%、100万円を2年かけて返済する場合)
支払い回数 |
毎月の返済額 |
利息 |
1回目 |
4万9924円 |
1万5000円 |
2回目以降 |
4万9924円 |
1万4476円 |
上表のシミュレーションの場合、返済総額は119万8178円(利息分19万8178円)です。
返済が苦しいと感じたらすぐに相談する
バイクローンの返済が苦しいと感じたら、すぐに借入先のディーラーや金融機関に相談しましょう。返済が苦しいときの対策として考えられるのは、バイクを売却して残りの返済に充てる方法です。
ただし、売却価格が残りの返済額を下回っている場合には、別途ローンを組み直すか、売却後の残額のみ支払うことになります。