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子どもの習い事や経験にお金をかける?かけない?お金をかけたい人が6割以上

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

子どもに習い事や体験学習をさせるべきか悩んでいる人もいるでしょう。「自分と同じような体験をさせたい」「習い事をやらせたいが家計への負担が大きい」など、家庭によって事情はさまざまです。

MoneyFixが実施した教育費に関するアンケート調査によると、「家計が厳しくても子どもの教育費にお金をかけたい」と考える人が6割以上という結果でした。

この記事では、子どもの習い事・経験に関する調査結果や、自分が子ども時代にやっていた習い事TOP10を紹介します。

この記事でわかること
  • 子どもの習い事・経験にお金をかけるべきか
  • 人気がある習い事の種類

子どもの習い事や経験にお金をかけるべき?


習い事に関して、子どものときにどうだったか、自分の子どもにお金をかけるかなどを質問しました。習い事に関する考え方について自由回答形式で答えたもらった内容も紹介します。

8割の人が経験にお金をかけてくれたと実感


親が経験(習い事や体験学習)にお金をかけてくれたかに関しては、「そう思う」(50.5%)が約半数という結果になりました。「少し思う」(29.6%)もあわせると、約8割の人が子どもの頃に経験にお金をかけてもらったと考えています。

家計が厳しくても自分の子に同じ経験をさせたい


「家計的に厳しいが、かけたい」(30.4%)、「家計的に厳しいが、どちらかといえばかけたい」(32.8%)という結果でした。家計が厳しくても子どもの経験「習い事や体験学習」にお金をかけたい人が過半数であることがわかります。

「家計的に問題ないが、どちらかといえばかけたくない」(1.8%)、「家計的に問題ないが、かけたくない」(1.5%)となっており、子どもの経験に否定的な考えの人は少数派です。

なお、「あなたは、経験(習い事や体験学習)にお金をかけてもらったことにプレッシャーを感じていましたか?」という質問に対しては、プレッシャーを感じていた人が38.2%、感じたことはない人が49.6%でした(覚えていない・わからない人が12.2%)。
子どもにお金をかけたい人が多数派である一方で、そのことをプレッシャーに感じる人も一定数いるようです。

子どもの習い事・経験に関するみんなの意見

子どもの習い事・経験に関してどのように考えているのか、自由回答形式で意見を寄せてもらいました。

子どもの意欲を重視したい
  • 上の子(8歳女)はゲーム好きなところからプログラマーに興味がわきプログラミング、下の子(5歳男)は身体を動かすことが好きなので体育教室に通っています。
    初めは苦手を克服させたいという思いで、子どもたちの苦手分野を習わせようとしましたが、やはり子どものモチベーションも上がらず
    いまは好きなことをたくさんさせたいという思いで、習い事に通わせています。
  • 自分自身が親に決められた習い事ばかりだったので、子どもには自由に選択させたい。
    向き不向きを把握するためには何事も経験からなので、子どもがやりたいというものに出会うまでは、とことん習い事を体験させるつもりです。
    また、辞めたいと言っても辞めさせるつもりです。
  • 英語教室が大嫌いでなんとか行っていたので、お金はかけてくれていたけれど、楽しくなかったし、全然身に付かなかった。子ども本人がやりたい気持ちを尊重したい。
親も一緒に体験したい
  • 親子いっしょに自然体験や、ものづくり体験すると記憶に残る。
    自身が子どもの頃から自然の中で体験するアクティビティが好きで、大人になってからも一人で西表島に旅行するなど離島巡りもたくさんした。
    同じように、子どもにもたくさんのことを実体験して五感で感じてもらいたい。
  • 自分が覚えていないような年齢のときにも遊園地や動物園、水族館に何度も何度も一緒にお出かけしてくれた。
    覚えていなくても豊かな経験をさせてくれて感謝しているので、子どもにもそのような体験をして欲しい。
やらせない・させられない
  • 子どもの頃やりたくない習い事をさせられました。
    私は家で過ごすことが好きで、人とあまり話したくないし、目立ちたくなかったのですが、ピアノや習字などたくさんやらされました。
    もちろん続かないし楽しい思い出ではありません。それにお金がかかったのに将来必要なときにお金がない状態でした。
    お金の余裕もないし、将来に備えたいので子どもにはやらせてないです。
  • 子どもの頃の体験は、将来的に生きてくるものだと思っています。
    でも、習い事の単価は上がっているし、送迎のためにパートの勤務も減らす必要があるので、家計への負担は無視できません。

子ども時代にやっていた習い事


子どもの頃にやっていた習い事の種類について質問しました。また、やっていた習い事が大人になってから役に立ったかも聞きました。

やっていた習い事は「スポーツ・武道」が1位


最も多かったのは「スポーツ・武道(サッカー・野球・水泳・柔道など)」(47.0%)で、「教養(書道習字・そろばんなど)」(38.2%)、「音楽(ピアノ・バイオリンなど)」(34.1%)と続きました。

なお、「やって良かったと思う習い事」についても質問したところ、最も多かったのが「スポーツ・武道(サッカー・野球・水泳・柔道など)」(34.0%)で、「教養(書道習字・そろばんなど)」(26.2%)、「音楽(ピアノ・バイオリンなど)」(18.4%)と続き、「やっていた習い事」と同じ順位になりました。

やっていた習い事に関するみんなの意見

子どもの頃にやっていた習い事が、大人になってから役に立ったかどうか、自由回答形式で答えてもらいました。

大きくなってから役に立った
  • 水泳は幼児の頃から小学校高学年まで続けて、色々な泳ぎ方ができるようになり、小中高とプール授業でも役に立った。
    また、空手を始めてから運動神経が上がり、走るのが速くなったりできることが増えて、体育の授業の成績が良くなった。
  • スポーツは自分の身心を構成する骨格になっていると考えていて、キャンプなどの経験はいまの自分の趣味に繋がっています。
    逆に英会話はよくわからずにやっていたため、結果的に中学生になってからは苦手科目になってしまい、あまり意味がなかったです。
  • ピアノはなかなか上達しなかったが、保育士になってピアノを担当するなどかなり役に立ちました。
    習字は普段から字を書くことが多いため、綺麗に書けるようになり習って良かったです。
あまり役に立たなかった
  • 自分がやりたいことはさせてもらえず、子ども時代の習い事は、完全に親の趣味だったので苦痛だった。
    楽しくもなく、ほぼ身にもつかないまま、むしろ嫌になった。少なくとも、幼少時期にはやらない方がよかったのかも。
  • 水泳はいまも泳げるが、ピアノはもう楽譜も読めないし、弾けない。練習も嫌いで、やめたいと言ってもやめさせてもらえなかった。

まとめ

子どもの経験(習い事や体験学習)に関する意識調査の結果を紹介しました。

子どもの頃に習い事や体験学習にお金をかけてもらっており、自分の子どもにも同じようにお金をかけてあげたいという人が多数派でした。一方で、お金をかけてもらったことにプレッシャーを感じていた人も一定数いて、無理にやらせるのではなく、子どもの意欲を重視するべきという声も目立ちました。

やっていた習い事は、スポーツ・武道が最も多く、書道・そろばんなどの教養、音楽と続きました。

子どもに習い事をさせてあげたいが、費用が気になるという人もいるでしょう。家計への影響も考えながら、無理なく習い事をさせるためのポイントは以下の通りです。

  • 手取り月収の5%以内を予算に設定する
  • 子どもがやりたい理由、親がさせたい理由を明確にする

子どもの習い事については、以下の記事で詳しく解説しています。
子どもの習い事に必要な費用や相場は?予算は月収の5%程度が目安

調査概要
  • 教育費(勉学・経験)に関するアンケート
  • 【調査実施会社】株式会社ウェブクルー
  • 【調査期間】2024年2月2日(金)~2月8日(木)
  • 【調査方法】MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
  • 【調査人数】1,397名
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