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年収と読書量は比例する説。世帯年収1,000万円以上の人は「どこでも読む」。毎日読書で知識も幸福度も爆上がり

執筆者:マネーFix 編集部

今年も、読書週間の季節がやってきました。10月27日~11月9日は、「秋の読書週間」です。

よく、「年収と読書量は比例する」と言われます。

もちろん、読書量が多ければ年収が上がるわけではありませんが、高世帯年収層の人は、平均世帯年収層の人と比較すると、読書習慣の傾向に違いがあることがわかりました。

この記事では、世帯年収1000万円以上の人の読書習慣傾向と、読書と幸福度の関係について紹介します。

世帯年収1,000万円以上の読書量は?


株式会社オトバンクが、世帯年収1,000万円以上の男女400人と、世帯年収500~600万円の男女400人、合わせて800人を対象に、「おとなの読書習慣調査2022」を実施しました。


出典:株式会社オトバンク「おとなの読書習慣調査2022」(以下同)

「1ヶ月に本を何冊読みますか?」という質問に対して、平均世帯年収層(年収500~600万円)は、1冊以上本を読む人の割合が50%でした。

一方、高世帯年収層(年収1,000万円以上)は、1冊以上本を読む人の割合が63%で、平均世帯年収層の約1.3倍にのぼりました。

高世帯年収層がよく読むジャンルは?

次に、本のジャンルと年収の関係を見てみましょう。



「最もよく読む本のジャンルは?」という質問に対しては、高世帯年収層、平均世帯年収層どちらも「小説」が最多の回答でした。

ジャンルごとの差異を見てみると、「ビジネス書」「専門書」「自己啓発書」は高世帯年収層のほうがよく読む人が多く、「小説」「漫画」「雑誌」は平均世帯年収層のほうがよく読む人が多い結果でした。

高世帯年収層はどこでも本を読む


次に、読書をする場所と年収の関係を見てみましょう。



「どこで読書していますか?」という質問に対しては、高世帯年収層、平均世帯年収層どちらも「自宅」が最多の回答でした。

ジャンルごとの差異を見てみると、「電車やバスなどの公共交通機関」「オフィス」「飲食店」「車やタクシー」は、いずれも高世帯年収層のほうが多い結果でした。

高世帯年収層のほうが、場所を選ばずに読書をしている人が多いことがうかがえます。

高世帯年収層は何を使って本を読む?


次に、読書をするときの媒体を見てみましょう。



「読書をするとき、どの媒体を使いますか?」という質問に対しては、高世帯年収層、平均世帯年収層どちらも「紙の媒体」が最多の回答でした。

ジャンルごとの差異を見てみると、「電子書籍」「オーディオブック」は、いずれも高世帯年収層のほうが多い結果でした。



また、「サブスクリプションサービスを利用したことはありますか?」という質問に対しては、高世帯年収層では40%、平均世帯年収層では25%が「ある」と回答しています。

高世帯年収層のほうが、「電子書籍」「オーディオブック」「サブスクリプションサービス」といった、紙以外の媒体やサービスを積極的に利用していることがわかります。

以上の調査結果から、高世帯年収層は平均世帯年収層と比較すると、以下のような読書習慣の傾向があることがわかります。

高世帯年収層の読書習慣傾向

  • 「ビジネス書」「専門書」「自己啓発書」を読む人の割合が多い
  • 公共交通機関や飲食店など、場所を選ばず読書をする人の割合が多い
  • 紙以外の媒体やサービスを積極的に利用している人の割合が多い


幸福度にも影響を与える読書習慣


ここまで高世帯年収層の読書習慣傾向を見てきましたが、読書は幸福度にも影響を与える可能性があるようです。

楽天グループ株式会社が7,362名を対象として「読書習慣と幸福度の関連性についてのアンケート」を実施しました。


出典:楽天グループ株式会社「読書習慣と幸福度の関連性についてのアンケート

「生活の充実度を教えてください」という質問に対し、「毎日本を読む」人は、81.5%が「充実している」と回答しました。

対して、「まったく読まない」人は、58.3%にとどまりました。

本を読む量が多いほど、「充実している」の割合が多くなっており、読書量に比例して幸福度が高まっていることがわかります。

10月27日から11月9日は「読書週間」です。

読書週間に合わせて、書店や図書館では、キャンペーンやイベントなどを行っているので、秋の夜長を、本と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

出典
  • 株式会社オトバンク「おとなの読書習慣調査2022」
  • 楽天グループ株式会社「読書習慣と幸福度の関連性についてのアンケート」

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