夏のボーナスは働く人々にとって特別な収入であり、その使い道には個々の価値観やライフスタイルが色濃く反映されます。
近年の物価高や経済の変動により、ボーナスの使い道や貯蓄の割合に変化は起こっているのでしょうか。
この記事では、MoneyFixが行った「夏のボーナスの使い方」に関するアンケート調査の結果を紹介します。
【独自調査】夏のボーナス、みんなは何に使っている?社会人1年目の実態も調査
マネーFix 編集部
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ボーナスの使い道は?
MoneyFixでは、LINE公式アカウントの友だちを対象に「夏のボーナスに関するアンケート調査」を実施しました。
夏のボーナスのうち貯蓄に回す割合については、「20%未満」(21.6%)が最も多く、「20~40%未満」(18.9%)、「0%」(17.6%)と続きました。
「0%」と合わせると、「20%未満」の人が、約4割ということがわかります。
貯蓄以外の使い道については、「旅行・レジャー」(35.6%)が最も多く、「交流・外食」(27.8%)、「生活費の補填」(25.9%)と続きました。
レジャー費や交際費に使われる割合が高く、「体験・経験」に重きを置いていることが伺えます。
一方、生活費の補填に充てる人も多く、ボーナスを日々の生活を支えるための重要な資金源と捉えていることが伺えます。
物価高によるボーナスへの影響は?
去年の夏のボーナスより金額が増えたかどうかについては、「変わらない」(51.9%)が最も多く、「増えた」(25.2%)、「減った」(16.1%)と続きました。
多くの人が前年と同程度のボーナスを受け取っていることがわかります。
2024年度は、多くの企業で賃上げが実施されましたが、ボーナスについては同程度の企業が多いようです。
物価高によるボーナスの貯金割合については、「変わらない」(66.8%)が最も多く、「下がった」(17.7%)、「上がった」(15.7%)と続きました。
社会人1年目のボーナスの使い方
社会人になって最初にもらったボーナスの金額については、「5万円~20万円未満」(44.5%)が最も多く、「20万円~40万円未満」(24.6%)、「5万円未満」(21.9%)と続きました。
社会人1年目の約9割が、40万円未満という結果でした。
また、約7割の人は、20万円未満であったことがわかります。
社会人になって最初にもらったボーナスの使い道を聞いたところ、以下のような回答が寄せられました。
【初めてのボーナスの使い道】
- 正社員にしてもらったのが出産後だったので、初ボーナスは第一子の必要なものを買った。まだ必要がないのに三輪車を買って皆に笑われました
- グアム旅行に行き、GUCCIのカバンを購入しました
- 親にホテルの食事券を贈った。自分はご褒美としてメガネを購入した
- 両親と外食してごちそうして、残りは生活費に使った
- 両親を焼肉に連れて行ってごちそうしてあげた
- お世話になった方へのプレゼント
- 家族でちょっと豪華なレストランで食事
- 彼女とボーナス使い切りプチ旅行
- 車の購入資金
- 両親への旅行
両親への贈り物や一緒に食事をするなど、親のためにボーナスを使ったという回答が多く見られました。
また、自分へのご褒美や記念品を購入したという回答も多い傾向がありました。
- 夏のボーナスに関するアンケート
- 【調査実施会社】株式会社ウェブクルー
- 【調査期間】2024年8月16日(金)~2024年8月22日(木)
- 【調査方法】MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
- 【調査人数】1,146人