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【住宅ローン】10月から変動金利が引き上げ。毎月の返済額への影響をシミュレーション

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

日銀の追加利上げに伴い、10月から住宅ローンの金利が引き上げられました。

変動金利を対象とした引き上げで、住宅ローンを組んでいる人に影響を及ぼします。

金利はどの程度引き上げられたのでしょうか。

大手銀行の金利

大手銀行では、足並みをそろえる形で変動金利が引き上げられました。

大手5行の10月1日時点の変動金利(最優遇変動金利)は、以下の通りでした。

  • 三菱UFJ銀行:年0.345%
  • 三井住友銀行:年0.625%
  • みずほ銀行:年0.375%
  • りそな銀行:年0.490%
  • 三井住友信託銀行:年0.480%

各銀行とも0.15%程度の金利引き上げが実施されました。

大手銀行は、9月に入って、変動金利の基準となる短期プライムレート(短プラ)を引き上げました。

短プラの引き上げ幅は、各銀行とも0.15%だったので、変動金利も同水準で引き上げられたことになります。

また、一部の地方銀行でも金利の引き上げが実施されています。

【変動金利を引き上げた地方銀行の例】

  • 静岡銀行
  • 滋賀銀行
  • 十六銀行

地方銀行も、0.15%程度の金利引き上げが実施されました。

住宅ローンの返済シミュレーション

住宅ローンの金利が0.15%上がると、返済額がどのくらい変わるのか、以下の条件をもとにシミュレーションしてみましょう。

  • 住宅ローン借入額:5000万円
  • 返済期間:35年
  • ボーナス返済:なし

例えば、三井住友銀行の場合9月の金利は0.475%、10月の金利は0.625%でした。

それぞれの返済額は以下の通りです。

  • 0.475%の場合:12万9241円
  • 0.625%の場合:13万2574円

金利が0.15%引き上げられると、毎月の返済額は約3,000円上がる結果になりました。

年間で約3万6000円の負担増になります。

なお、新しい金利での返済が始まるのは、おおむね3ヵ月後となります。

年末年始にかけて、住宅ローンの負担が増えることを想定しておきましょう。

また、2024年中に日銀が追加利上げに動く可能性も指摘されています。

追加利上げが行われると、住宅ローンの負担はさらに増える可能性もあります。

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