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9月からネット銀行の金利も引き上げ傾向。今後、定期預金や住宅ローンの金利はどうなる?

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

7月末に日銀が追加の利上げを決めたため、各銀行では預金金利を引き上げる動きが活発化しています。

大手銀行や地方銀行では、8~9月にかけて普通預金金利が0.02%から0.10%に引き上げられています。

では、ネット銀行の金利はどのように推移したのでしょうか。

この記事では、ネット銀行の普通預金や定期預金の金利について解説します。

【9~10月】ネット銀行の普通預金金利

9月に入り、ネット銀行も普通預金金利を引き上げています。

9月から金利が上がった主な銀行は、以下の通りです。

  • 楽天銀行:年0.10%(9月1日から)
  • 東京スター銀行:最大年0.500%(9月1日から)
  • みんなの銀行:年0.10%(9月2日から)

また、10月からは以下のネット銀行も金利を引き上げる予定です。

  • 住信SBIネット銀行:年0.100%(10月1日から)
  • GMOあおぞらネット銀行:年0.100%(10月1日から)

ネット銀行では、9月から10月にかけて金利が引き上げられます。

また、大手銀行や地方銀行に比べて金利の水準を高くしているネット銀行もあります。

定期預金の金利は?

一部のネット銀行は、8月からすでに定期預金の金利を引き上げています。

  • auじぶん銀行(1年定期):年0.37%(8月1日から)
  • UI銀行(1年):年0.35%(8月1日から)

また、9月以降に定期預金の金利を引き上げる主なネット銀行は、以下の通りです。

  • 大和ネクスト銀行(1年):年0.20%(9月9日から)
  • GMOあおぞらネット銀行(6ヵ月以上1年未満): 0.130%(10月1日から)

定期預金の金利も、メガバンクや地方銀行に比べて高く設定しています。

ネット銀行では、定期預金の金利キャンペーンを定期的に実施するため、金利以外のキャンペーン情報にも注目しながら選ぶとよいでしょう。

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今後の見通しは?

日銀は、年内の追加利上げの可能性も残しています。

ただし、株式市場や為替の動向を注視しながら判断されるため、銀行の金利がさらに引き上げられるかは、不透明な状況です。

ネット銀行では、ソニー銀行が先んじて住宅ローンの金利を引き上げました。

以下のネット銀行でも、10月1日から住宅ローンの金利を引き上げる予定です。

  • 住信SBIネット銀行
  • PayPay銀行
  • イオン銀行
  • auじぶん銀行

今後は、各銀行とも足並みをそろえながら、変動金利が引き上げると予想されます。

引き続き、日銀の動向や金利情勢に注目が集まります。

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