政府が実施する1世帯10万円の給付金は、自治体によって申請の締め切りが異なります。
給付金を受け取るために申請が必要な世帯は、期限内に手続きを終えないと、給付金が支給されません。
この記事では、1世帯10万円の給付金について、申請が必要な世帯と、9月に申請期日を迎える自治体の一例を解説します。
【1世帯10万円】9月末期日の自治体をチェック。申請の要不要も確認を
【記事執筆】FP川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
1世帯10万円の給付金、申請が必要なのは?
1世帯10万円の給付金は、以下の要件に当てはまる世帯が支給対象です。
- 2024年度、新たに住民税非課税となった世帯
- 2024年、新たに住民税均等割のみ課税となった世帯
ただし、以下の要件に該当している場合、給付金は支給されません。
- 2023年度非課税世帯給付金(7万円)の支給世帯
- 2023年度均等割のみ課税世帯給付金(10万円)の支給世帯
さらに、18歳以下の子どもを扶養している世帯には、子ども1人あたり5万円の給付金が加算されます。
なお、住民税非課税世帯と住民税均等割のみ課税世帯については、こちらの記事を参考にしてください。
また、給付金の受給には、申請が必要なケースと、不要なケースがあります。
東京都江戸川区の例で確認しましょう。
- 「お知らせ」が届く世帯:給付金の申請手続きが不要
- 「確認書」が届く世帯:給付金の申請手続きが必要
申請手続きは、窓口や郵送での提出、もしくはオンラインでの申請ができます。
9月末が申請期日の自治体
給付金の申請期日が9月末までの、主な自治体を確認しましょう。
- 福島県福島市:9月30日(月)必着
- 東京都品川区(オンライン申請、郵送申請):9月30日(月)消印有効
- 神奈川県川崎市(郵送申請):9月30日(月)午前9時まで必着
- 神奈川県川崎市(オンライン申請):9月30日(月)23事59分まで
- 静岡県静岡市:9月30日(月):消印有効
- 大阪府寝屋川市:9月30日(月)消印有効
- 兵庫県神戸市(書類返送):9月11日(水)消印有効
- 兵庫県神戸市(オンライン申請)2024年9月11日(水)中
- 福岡県福岡市:9月30日(月)消印有効
自治体や申請方法によって、時間や消印有効などの条件が異なるため注意が必要です。
また、自治体によっては、申請期日を延長する場合もあるため、自治体のWebサイトなどで確認するようにしましょう。
申請期限を過ぎると給付金は支給されません。
申請期日を確認し、間に合うように手続きしてください。
なお、10万円の給付金以外にも、家計の補助になる国の制度はたくさんあります。
家計改善に役立つ国の制度を知りたい場合、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談するのもおすすめです。
家庭の状況に合った制度を教えてもらえます。