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火災保険が10月から値上げ。地震や火災への備え。見直すなら、いまがねらい目

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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損害保険料率算出機構は、保険会社が参考にする火災保険の参考純率を平均13%引き上げると発表しました。

これにより、今年10月から火災保険の保険料が大幅に値上げされます。

また、8月8日には南海トラフ地震臨時情報が発表されたこともあり、火災保険や地震保険の見直しを考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、値上げ前に見直すべきポイントを、3つに絞って解説します。

火災保険は10月から値上げ

各保険会社は今年10月に火災保険の料率を改定し、保険料を値上げします。

自然災害が多発したことによる保険金の支払い増加が、主な要因です。

今回の改定は2022年度以来2年ぶりで、過去最大の引き上げ幅となります。

地域や建物の構造によって値上げ幅は異なりますが、多くの家庭が保険料の負担増を感じることになるでしょう。

そのため、火災保険の見直しをするなら10月に値上げする前のいまがチャンスです。

火災保険見直しのポイント3選

ここでは、火災保険を見直す際に重要な、3つのポイントについて解説します。

補償はリスクに合わせて選ぶ

火災保険の見直しを行う際、リスクに合わせた補償内容を選ぶことが重要です。

特に、水災補償をつけている人は10月改定の影響が大きいため、見直しすることをおすすめします。

今回の改定では、いままで全国一律だった水災料率が、地域別のリスクに応じた5区分に細分化されます。

最もリスクが高い区分になる地域では、大幅に保険料が上がるでしょう。

そのため、ハザードマップ等を活用し、水災補償をつけるべきかどうかを保険料も考慮しながら総合的に判断する必要があります。

また、破損や汚損の補償も、リスクに合わせて選択すべき補償です。

破損や汚損の補償は、日常のさまざまなトラブルによる費用を補償します。

例えば、子どもが投げたおもちゃがテレビ画面にあたってヒビが入ったり、壁にペンで落書きしてしまったりした場合も補償の対象です。

小さな子どもがいる家庭では、役立つ場合があるでしょう。

一方、万が一に備えて補償を手厚くするほど、保険料も上がります。

家族構成や生活スタイルに合わせて、必要な補償を選びましょう。

長期契約を考慮する

10月からの火災保険の値上げを考えると、現在1年契約の人や満期が近い人は、9月までに長期契約を結ぶことを検討してみましょう。

例えば、9月までに5年間の長期契約を結んだ場合、値上げ前の保険料で最大5年間の補償を受けられます。

さらに、長期契約は割引が適用され、1年契約よりも保険料が安くなる傾向があります。

長期契約への切り替えを検討するなら、値上げ前の9月までに新契約が始められるよう、早めに見直しをすすめてください。

保険金額は新価にする

火災保険を見直す際は、保険金額を「新価」で設定しましょう。

保険金額の設定には「新価」と「時価」の2種類があります。

  • 新価:同等の建物を新たに建てるために必要な金額
  • 時価:建物の現在の価値(新築時の価値から経年劣化を考慮した金額)

保険金額を時価で設定すると、火災で建物が全損になった際に、同等の建物を建て直すのに必要な保険金が不足する可能性があります。

現在の個人用火災保険では、新価で設定されている保険が主流ですが、古い火災保険の場合は時価になっている可能性もあります。

見直しのタイミングを逃さないように

保険の見直しには、見直しに適したタイミングを逃さないことも重要です。

10月以降に見直しをすると、改定後の高い保険料になってしまいます。

そのため、満期が近い人は、値上げ前の9月までが見直しのチャンスといえるでしょう。

また、火災保険を見直すなら、複数社の見積もりをとって比較する方法が有効です。

一括比較サービスを利用すれば、一度に複数の保険会社から見積もりがもらえるため、手間と時間の節約になります。

10月の値上がり前に見直しを検討している人は、「保険スクエアbang!火災保険」などの比較サイトを試してみてください。

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