コロナ禍以降、リモートワークが浸透し、車に乗る機会が減った人も多いのではないでしょうか。
しかし、車に乗る機会が減ったにも関わらず、自動車保険の見直しをしていないと、無駄な保険料を払っている可能性があります。
車にたまにしか乗らなくなった状況で見直しすれば、保険料を節約し、維持費を下げられる可能性があります。
この記事では、具体的なシミュレーションを通じて、保険料を削減する方法を詳しく解説します。
たまにしか乗らない車は自動車保険を見直したら年2万円以上節約できる!
マネーFix 編集部
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自動車保険の見直しシミュレーション
車に乗る機会が減った人は、自動車保険を見直すことで保険料を節約できる可能性が高いです。
ここでは、以下の2つのケースについて、保険料をシミュレーションしてみました。
- 乗る頻度が少ない人
- 走行距離が短い人
乗る頻度が少ない人
乗る頻度が少ない人は、使用目的を変更することで保険料を削減できる可能性があります。
【使用目的と保険料】
- 通勤・通学:5万5570円
- 日常・レジャー:5万4480円
- 差額:1,090円
※保険料算出条件「アクサダイレクト/保険始期日:2024年8月1日/被保険者年齢:36歳/車:トヨタヤリス/初年度登録:2024年1月/免許証の色:ゴールド/運転者年齢条件:30歳以上/運転者限定:本人・配偶者型/等級:16等級・事故有係数0年/対人・対物:無制限/対物全損時修理差額費用特約:50万円/人身傷害:3000万円/一般車両保険:260万円・免責0-10万円」(以下同)
このケースの場合、使用目的を「通勤・通学」から「日常・レジャー」にした場合、保険料の差額は1,090円になりました。
使用目的の判断基準は、年間を通じて週5日以上、または月15日以上通勤や通学にしているかどうかです。
月に数回程度など、基準に満たない場合は、使用目的を「日常・レジャー」にしましょう。
走行距離が短い人
走行距離が短い人は、保険料の算出条件に走行距離が含まれる保険を選ぶと保険料の節約になります。
【走行距離と保険料】
- 1万km以上1万5千km未満:5万5570円
- 1,000km未満:4万2600円
- 差額:1万2970円
走行距離を「1万km以上1万5千km未満」から「1,000km未満」にすると、保険料の差額は1万2970円になりました。
インターネットから加入するダイレクト型自動車保険の多くでは、年間走行距離が保険料の算出条件に含まれています。
最も短い走行距離区分は3,000km未満となっている保険会社がほとんどですが、中には1,000km未満の区分を設けている保険会社もあります。
走行距離が年間1,000kmに満たない人は、短い走行距離区分が設定されている保険会社を選ぶと、より保険料を節約できるでしょう。
「乗る頻度」と「走行距離」を合わせたシミュレーション
乗る頻度が少なく、かつ走行距離も短い人は、使用目的と走行距離の両方を見直すことで保険料を大幅に節約できる可能性があります。
【使用目的と走行距離と保険料】
- 通勤・通学(1万km以上1万5千km未満):5万5570円
- 日常・レジャー(1,000km未満):3万4640円
- 差額:2万930円
上記のシミュレーションでは、使用目的と走行距離の両方を見直すことで年間2万円以上も保険料に差が出ました。
さらに保険料を節約する方法
たまにしか車に乗らない人なら、使用目的や走行距離の見直しだけでなく、以下の方法を試すことでさらに保険料を節約できる可能性があります。
- 車両保険を外す
- 運転者を限定する
- ダイレクト型自動車保険にする
車両保険は自分の車の損害を補償しますが、保険料は高額になりがちです。
たまにしか車に乗らない場合、事故にあうリスクが低くなるため、車両保険を外して保険料を削減するという方法もあります。
また、運転者を本人と配偶者だけに限定することでも、保険料を抑えられます。
運転者限定をしていない場合は、限定した場合の保険料を見積もりしてみましょう。
補償内容を変えずに保険料を抑えたい人は、インターネットで契約手続きが完結するダイレクト型自動車保険への切り替えも有効な手段の一つです。
ダイレクト型自動車保険は、同じような補償内容でも、代理店を通して加入するより保険料が安くなる傾向があります。
「保険スクエアバン!自動車保険」などの一括見積もりサイトを使えば、簡単に複数の保険会社の見積もりが可能です。
同じような補償でどれくらい保険料が安くなるかを知りたいときに、活用してみてください。
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