昨今の物価高騰やエネルギー価格の上昇により家計の負担が増し、さまざまな節約をしている人も多いでしょう。
家計の見直しを考えるなら、車を手放すことで大きな節約につながります。
この記事では、車を手放した場合の具体的な節約できる金額について解説します。
車を手放すといくら節約できる?普通車なら年80万円、軽自動車なら年50万円の節約に
マネーFix 編集部
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車を手放すと節約できる金額
車を手放すと車にかかる費用が不要になるため、支出を大幅に削減できます。
節約できる主な費用を見てみましょう。
例えば、普通車の場合、内訳は以下のようになります。
※1:政府統計ポータルサイトe-Stat「小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編)全国統一価格品目の年平均価格-全国(2000年~) 」乗用車(普通自動車)2023年全国平均価格370万円を元に平均保有期間7年で計算
※2:総排気量1.5L、重量1.5tで自動車税・重量税を計算
※3:損害保険料率算出機構「自動車保険の概況2023年度」を元に自家用乗用車の保険料を台数で割って計算
※4:燃費性能20km/L、ガソリン174円/Lで計算
一方、軽自動車の場合は以下の通りです。
※1:乗用車(軽乗用車)2023年全国平均価格158万円を元に平均保有期間7年で計算
※2:自動車税1万800円+自動車重量税3,300円(年額)
※3:損害保険料率算出機構「自動車保険の概況2023年度」を元に軽四輪自動車乗用車の保険料を台数で割って計算
※4:燃費性能20km/L、ガソリン174円/Lで計算
普通車で約7万円、軽自動車なら約5万円を、毎月車のために使っていることがわかります。
普通車なら年84万、20年間で1680万円、軽自動車でも、年52万円、20年間で1144万円になる金額です。
車を手放せば、これだけの金額を節約できます。
車を手放した後にかかる金額
車を手放した後は、代替となる移動手段にかかる費用を考える必要があります。
実際に節約できる金額は、先ほどの車にかかる費用から車を手放した後にかかる費用を引いた金額になるからです。
車の代わりになる主な移動手段として、公共交通機関、自転車やバイク、カーシェアリングやレンタカー、タクシーなどが挙げられます。
例えば、毎月の公共交通機関の利用費を1万円、カーシェアリングやタクシーなどは利用頻度にもよりますが、月1万円程度だと仮定しましょう。
このケースで言えば、車を手放した後にかかる金額は月2万円になり、車にかかる費用よりも安く済みます。
一般的に、公共交通機関や月に数回タクシーなどを利用する方が、車を持っている時と比べて安く抑えられます。
車を手放すことによるメリット・デメリット
車を手放すと節約できますが、車を手放すことに不安を感じる人もいるでしょう。
車を手放すことによるメリットとデメリットには以下のものが挙げられます。
【メリット】
- コストが削減できる
- 運転に関するストレスやリスクが軽減される
- 移動時間を有効活用できる
- 健康的な生活を送りやすい
【デメリット】
- 通勤や通学、買い物が不便になる
- 大きな荷物や重いものを運べない
- 移動が天候に左右されやすい
車を手放す際は、これらのメリットとデメリットをよく検討し、自分の住んでいる地域の交通事情や生活スタイルに合わせた選択が重要です。
検討した結果、車を手放そうと考えた人は、できるだけ高く買い取ってもらえる業者を選びましょう。
そのためには、「ズバット車買取比較」などの「車買取比較サービス」の利用がおすすめです。
複数の業者に一括で査定を依頼し、買取価格を比較することができます。
一社で見積もりするよりも、高値での買取が期待できるでしょう。
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また、故障車や事故車であっても、買い取ってもらえる可能性があります。
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