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【7月の住宅ローン金利】3行が固定金利を引き下げ。今後の見通しは?

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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今年3月にマイナス金利が解除されました。マイナス金利の解除は住宅ローン金利にも影響を与えます。

そのため、いま住宅ローンを変動金利で組んでいる人や、今後住宅ローンを組みたいと考える人にとって住宅ローンの金利動向を知ることは重要です。

この記事では、7月の住宅ローン金利の動向と、今後の金利予想について解説します。

銀行の金利動向

ここでは、大手銀行5行の7月の住宅ローン金利動向を解説します。

固定金利

住宅ローン固定金利の指標となる長期金利が低下していることを反映し、3行が固定期間10年の基準金利を引き下げました。

10年固定金利の最優遇金利の推移は、以下の通りです。

5月から6月にかけては、5行とも金利を引き上げています。

しかし、7月は銀行によって判断が分かれました。

三菱UFJ銀行は0.05%引き上げ、三井住友銀行は据え置きとなりました。

残りの3行は金利の引き下げを行いました。

変動金利

変動金利については、5行とも据え置きとなりました。

変動型の最優遇金利は以下の通りです。
 
変動型金利については、5行とも5月から7月にかけては、据え置き状態が続いています。

今後、日銀が追加利上げを行った場合は、変動金利も引き上げる可能性が出てくるでしょう。

今後の金利予想

これまでの住宅ローン金利は超低金利時代が続いていました。

しかし、マイナス金利の解除を受けて、今後は金利が上昇していく可能性があります。

固定金利

住宅ローンの固定金利が影響を受けるのは、日銀の長期金利(10年国債利回り)です。

2024年3月にマイナス金利政策が解除された影響を受けて、4月以降の住宅ローン固定金利はほとんどの金融機関で引き上げられています。

また、日銀は、2024年6月の金融政策決定会合で「長期国債の買い入れを減額する方針」を発表しました。

長期国債の減額は、長期金利の上昇につながるため、今後、さらなる固定金利の上昇が予想されます。

変動金利

多くの金融機関の変動金利は、0.3~0.5%程度の低金利を維持しています。

今後も、変動金利が急激に上昇する可能性は低いと予想されます。

住宅価格や物価の高騰が続いている中で、金利を急激に引き上げると、不動産市場が冷え込み、経済が悪化する恐れがあるためです。

また、金融機関は、顧客を獲得するために優遇金利を設定しています。

銀行間の競争が激化している状況で、簡単に金利を上げることは難しいでしょう。

ただし、急激な金利上昇の可能性は少ないものの、緩やかに上昇する可能性はあります。

そもそも住宅ローンの変動金利は、すでにコスト割れ寸前まで金利が下がっているといわれており、これ以上、下がる余地が少ないからです。

今後、変動金利で住宅ローンを組む予定の人は、緩やかではあるものの金利が上昇傾向にあることを念頭に置いて資金計画を立てることが大切になるでしょう。

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