キャッシュレス決済の普及が進み、経済産業省が発表した2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%となりました。
政府はキャッシュレス決済比率の目標を2025年までに40%、将来的には80%としており、今後もキャッシュレス化の流れは続くでしょう。
キャッシュレス決済をすることで、ポイントがたまり、お得に買い物をすることができます。
この記事では、キャッシュレス決済によってどれくらいお得になるのかを具体的な数字でシミュレーションします。
【キャッシュレス決済】ポイント還元率 1%はばかにならない。月20万円使うなら年間2万4000円もお得に
マネーFix 編集部
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H2:よく使うキャッシュレス決済とその理由
株式会社ウェブクルーは、MoneyFixのLINE公式アカウントで「キャッシュレス決済に関するアンケート」を実施しました。
店頭での支払いに、現金とキャッシュレス決済どちらを多く使うかについては、「常にキャッシュレス決済を使う」(42%)が最も多く、「ほとんどキャッシュレス決済を使う」(40%)と続きました。
全体の80%以上の人が、ほとんどの支払いにキャッシュレス決済を使っていると回答しています。
店頭で一番利用するキャッシュレス決済については、「PayPay」(43.8%)が最も多く、「楽天ペイ」(18.7%)、「クレジットカード」(12.7%)と続きました。
店頭で一番利用するキャッシュレス決済を選んだ理由については、「利用できる店舗が多いから」(63.6%)が最も多く、「決済が簡単だから」(45.1%)、「ポイントの還元率が高いから」(43.2%)と続きました。
便利さや使いやすさだけでなく、どれだけお得になるかも重要な選択のポイントになっているようです。
クレジットカードも、店頭でよく利用するキャッシュレス決済の1つです。
メインで使用しているクレジットカードについては、「楽天カード」(37.0%)が最も多く、「三井住友カード」(16.6%)、「JCBカード」(7.1%)と続きました。
メインで使用するクレジットカードを最も使う理由については、「ポイントの還元率が高いから」(64.5%)が最も多く、「年会費や利用料金が安い(または無料だ)から」(30.6%)、「割引やサービスを受けられるから」(14.6%)と続きました。
どのクレジットカードを使うかの決め手に、お得感を重視している人が多いことがわかります。
キャッシュレス決済でどのくらいお得になるかシミュレーション
キャッシュレス決済は、利便性だけでなく、お得感も魅力の1つです。
キャッシュレス決済をよりお得に使うには、普段から利用するお店やサービスで使える決済方法を選ぶとよいでしょう。
例えば、クレジットカードなら、幅広いお店やサービスに対応しています。
毎月の支出を30万円、そのうちキャッシュレス決済非対応の支出を10万円、残りの20万円をキャッシュレス決済したと仮定します。
20万円をすべて還元率1%のクレジットカードで支払うと、もらえるポイントは月2,000円分です。
年間に換算すると、2万4000円分お得になります。
さらに還元率の高いキャッシュレス決済を選べば、より多くのポイント獲得が期待できます。
例えば、楽天ペイは楽天カードからチャージして支払うと還元率は1.5%です。
2024年6月4日からは、チャージ方法にかかわらず1.5%の還元率になるため、楽天カードを持っていない人でも1.5%のポイント還元を受けることができます。
同じく20万円を毎月楽天ペイで支払った場合、3,000円分のポイントがもらえます。
楽天ペイで支払うだけで、1年間に3万6000円分もお得になります。
キャンペーンやクーポンでもっとお得に
キャッシュレス決済は、キャンペーンやクーポンを活用すると、よりお得です。
さまざまなキャッシュレス決済の中でも、PayPayはキャンペーンやクーポンが豊富なものの1つです。
例えば、ふるさと納税でキャンペーンを利用してPayPayで支払うと、多くのポイントが得られる可能性があります。
PayPayでは、ふるさと納税でポイント還元率が10〜15%になるキャンペーンを不定期で実施しています。
キャンペーン期間内に1万円分使うと最大1,500ポイントが獲得可能です。
また、PayPayでは5〜10%戻ってくるクーポンが常に配布されています。
アプリを使えば、近くでクーポンが使えるお店をすぐに探せます。
購入前にクーポンを確認しておけば、いつでもお得に買い物ができるでしょう。
キャッシュレス決済は、日常の買い物だけでなく、公共料金などの支払いにも利用できます。
キャッシュレス決済を有効活用することでポイントがたまり、節約にもつながるでしょう。