円安や物価高の影響から、今年のゴールデンウィークは旅行や外出をしないという人が全体の約半数いることが明らかになりました。
旅行に行く人も、行き先を国内の近場にしたり、宿泊費を抑えたりしているようです。
この記事では、旅行費用の多くを占める宿泊費を節約する方法を解説します。
GW旅行、宿泊費を抑えたい人が3割。GW以降も使える、宿泊費の節約方法を4選
マネーFix 編集部
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宿泊・交通費は節約、食や体験を重視
株式会社マネーフォワードが、「ゴールデンウィークの旅とお金の意識調査2024」を実施しました。
出典:株式会社マネーフォワード「2024年のゴールデンウィーク(GW)の旅行とお金についてのアンケート」(以下同)
ゴールデンウィーク中の旅行で支出を抑えたい費用については、「宿泊費」(34.7%)が最も多く、「交通費」(32.1%)、「買い物」(13.3%)と続きました。
一方、旅行中、予算を気にせず楽しみたい費用としては、「食費」(27.3%)が最も多く、「旅先での体験」(25.3%)、「宿泊費」(8.3%)と続きました。
宿泊費や交通費といった費用は抑えて、食べ物や体験など、旅先でしか得られない経験の方にお金をかけたい人が多いようです。
ゴールデンウィーク旅行にかかる全体的な予算(一人当たり)については、「5万円以上、6万円未満」(19.9%)が最も多く、「3万円以上、4万円未満」(15.7%)、「10万円以上」(14.8%)と続きました。
宿泊費を節約する方法は?
旅行費用を抑えるためには、宿泊費の節約が効果的です。
宿泊費は旅行全体の費用に占める割合が大きいため、工夫次第で大きな金額を抑えられるでしょう。
今年のゴールデンウィークの旅行には間に合わないかもしれませんが、夏休みや年末年始など、今後の旅行に向けて、宿泊費を抑えるポイントを4つ解説します。
- 比較サイトを活用する
- ポイントをためる
- お得な株主優待のある株を購入する
- 旅行支援キャンペーンを活用する
比較サイトを活用する
同じ宿泊施設でも、料金は予約するサイトによって異なります。
比較サイトを使えば、希望の宿泊施設を最も安く予約できるサイトが見つかります。
行き先や泊まりたい宿泊先が決まった段階で、比較サイトを活用するのがおすすめです。
ポイントを貯める
普段からポイントを貯めておけば、旅行費用を抑えられます。
例えば、楽天ポイントを貯めている場合、楽天トラベルで宿泊費に使用可能です。
クレジットカードや電子マネーで貯めたポイントを、宿泊費として使うこともできます。
使い道を「旅行」と決めておけば、ポイントを貯める目標ができ、ポイ活がより楽しくなるかもしれません。
お得な株主優待のある株を購入する
株主優待として、ホテルの割引券や宿泊券がもらえる企業の株を購入するのも1つの方法です。
例えば、全国で不動産事業を展開する「サムティ」では、保有株数に応じて、運営するホテルで使える無料宿泊券を提供しています。
ただし、株主優待は、株を購入したらすぐに利用できるわけではありません。
権利確定日時点で株を保有していないと、株主優待を受けることはできません。
株主優待の権利確定日は、企業によって異なりますが、3月の場合が多いです。
また、株主優待は権利確定日の2~3ヵ月後に届くケースが多いため、利用したい場合は、権利確定日と株主優待の発送日を確認するようにしましょう。
旅行支援キャンペーンを活用する
国や自治体が主催する旅行支援キャンペーンを活用すれば、通常よりも割安な料金で宿泊できます。
「北陸応援割」第二弾として始まった「いしかわ応援旅行割」では、石川県内の登録宿泊施設に宿泊すると最大50%の割引が受けられます。
対象期間は、5月7日〜7月31日宿泊分です。
宮崎県では、宿泊客に1人1泊あたり3,000円分の地域クーポンを進呈する「みやざき春旅クーポンキャンペーン」が6月30日まで実施されています。
事前に旅行サイトなどで情報収集し、お得な旅を楽しんでください。
- 株式会社マネーフォワード「ゴールデンウィークの旅とお金の意識調査2024」