最近では、キャッシュレス決済が一般的になり、現金をほとんど持ち歩かなくなった人もいるのではないでしょうか?
MoneyFixでは、「キャッシュレス決済に関するアンケート調査」を実施しました。
店頭で支払いをする際、「キャッシュレス決済を利用することはない」と回答した人はわずか1%でした。
この記事では、キャッシュレス決済の利用頻度や、よく使うキャッシュレス決済サービスなどについて紹介します。
現金は時代遅れ?お店でキャッシュレス決済を利用する人は99%という結果に【独自調査】
マネーFix 編集部
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店頭でよく使うキャッシュレス決済は?
店頭での支払いにおけるキャッシュレス決済の利用頻度については、「常にキャッシュレス決済を使う」(42%)が最も多く、次いで「ほとんどキャッシュレス決済を使う」(40%)でした。
キャッシュレス決済を使い始めた人の8割以上が、店頭でのほとんどの支払いをキャッシュレス決済で行っていることがわかりました。
店頭で普段使っているキャッシュレス決済については、「PayPay」(88.9%)が最も多く、「楽天ペイ」(58.1%)、「クレジットカード」(46.2%)と続きました。
年代別に見ても、1位の「PayPay」に関してはすべての年代で80~90%の人が利用しており、2位以下と大差をつける結果となりました。
最も利用するキャッシュレス決済については、「PayPay」(43.8%)が第1位で、「楽天ペイ」(18.7%)、「クレジットカード」(12.7%)と続きました。
「PayPay」や「楽天ペイ」を最も使う人が、6割以上にのぼる結果となりました。
前問のキャッシュレス決済を使う理由については、「利用できる店舗が多いから」(63.6%)が最も多く、「決済が簡単だから」(45.1%)、「ポイントの還元率が高いから」(43.2%)と続きました。
キャッシュレス決済を利用するにあたって、利便性やお得感が重要であることが伺えます。
お店選びに、キャッシュレス決済が使えることが重要かどうかについては、89%の人が「重要」「どちらかというと重要」と回答しています。
年代別に見ると、「重要」「どちらかというと重要」と回答した人の割合が最も多かったのは30代(92.9%)、最も少なかったのは60代以上(84.7%)でした。
お店選びについては、以下のようなコメントも寄せられました。
- 前もって行く地域やお店が決まっている場合はどのキャッシュレス決済が使えるか、キャンペーンがあるかを調べるようにしている。
- チェーン店でも使える店舗と使えない店舗があると知って下調べしてから入店するようにしています。
- 先に行く予定のお店での支払い方法を調べてから出かけるようになりました。そのときにキャンペーンをしているお得な支払い方法をするようにしています。
- 飲食店に入るときドアやレジまわりを見て、何の決済が使用出来るか必ず確認するようになった。
- 財布を使うのは病院に行くときだけ すべての病院がキャッシュレスとなれば財布はいらない
キャッシュレス決済が主流になってほしい場面やサービスについては、「医療機関」(75.3%)が最も多く、「行政サービス」(60.7%)、「交通サービス」(50.8%)と続きました。
その他を選んだ人からは、以下のような場所でのキャッシュレス化を望む声が寄せられました。
- コインランドリー
- コインパーキング
- ガチャガチャ
- UFOキャッチャー
- ラーメン屋 など
また、子どもがいる人からは、このようなコメントも寄せられています。
- 小さな子どもがいるので、財布を出すのが大変なので必需品です。ただ、お散歩などのときに財布をもたずに出て、キャッシュレス非対応の自販機しかなかったり、個人店のような駄菓子やたこ焼きが買えずに残念だったことも多々あります。
- 私の子どもは公園の乗り物が好きでそちらは現金支払い、また、ガチャガチャやゲームセンターでも現金が多く財布を手放したいのにできないです。
キャッシュレス決済を使い始めたことによる変化
現金の利用頻度に変化があったかについては、91%の人が「減った」「どちらかというと減った」と回答しています。
キャッシュレス決済を使い始めて良かったと思うことについては、「ポイントやキャッシュバックが受けられる」(69.8%)が最も多く、「決済がスピーディーになった」(61.6%)、「現金・財布を持ち歩かなくても良くなった」(54.1%)と続きました。
「ポイントを積極的に貯めるようになった」、「ポイントが貯められる店を選ぶようになった」など、ポイントに関するコメントも多数寄せられました。
デメリットと思うことについては、「利用できないお店がある」(59.9%)が最も多い結果でした。
キャッシュレス決済を利用している人は、「利用できる場所がもっと増えてほしい」と考えていることが伺えます。
クレジットカードの利用実態
クレジットカードの保有枚数については、「6枚以上」(28%)が最も多い結果となりました。
半数以上の人が、3枚以上のクレジットカードを持っていることがわかります。
持っているクレジットカードについては、「楽天カード」(68.5%)が最も多く、「三井住友カード」(42.1%)、「イオンカード」(34.0%)と続きました。
メインで使用しているクレジットカードについては、「楽天カード」(37.0%)が最も多く、「三井住友カード」(16.6%)と続きました。
QR決済は、「PayPay」が圧倒的でしたが、クレジットカードは「楽天カード」が最も多い結果となりました。「楽天」は、QR決済、クレジットカード共にTOP2にランクインしています。
メインで使用しているクレジットカードを使う理由については、「ポイント還元率が高いから」(64.5%)が最も多く、次いで「年会費や利用料金が安いから」(30.6%)でした。
クレジットカードの選定理由は、お得感が重要であることが伺えます。
普段現金をいくら持ち歩くかについては、「5,001円~10,000円以下」(26%)が最も多く、次いで「10,001円~30,000円以下」(23%)でした。
キャッシュレス決済を利用する人でも、現金を持ち歩いていない人は1割未満という結果でした。
ATMの利用回数については、「1回あるかないか」(40%)が最も多い結果となりました。
9割以上の人が、ATMの利用回数は「3回以内」ということがわかります。
「キャッシュレス決済を使い始めてATMに行かなくなった」というコメントが複数寄せられました。
まとめ
今回の調査で、キャッシュレス決済を使っている人の8割以上が、店頭ではほとんどキャッシュス決済を利用していることがわかりました。また、「PayPay」「楽天ペイ」「楽天カード」が人気でした。
場所によっては、現金しか使えないところもありますが、キャッシュレス決済を利用している人は、利用できる場所がもっと増えてほしいと考えているようです。
- キャッシュレス決済に関するアンケート
- 【調査実施会社】株式会社ウェブクルー
- 【調査期間】2024年3月8日(金)~2024年3月14日(木)
- 【調査方法】MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
- 【調査人数】1,473人
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