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質屋を利用したことがある人は54%いる。急な出費でお金がないときの、リスクが少ない借入方法

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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急な出費が重なるなど、予定外のお金が必要になることがあります。

そのようなとき、親族や知人にお金を借りたり、カードローンを組んで対応したりする人もいるでしょう。

一方、借入をすることに抵抗がある人もいるかもしれません。

この記事では、お金を借りるための手段として「質屋」について解説します。

質屋に対するイメージ

株式会社シンクは、20〜60代の男女100名を対象に「質屋のイメージ・利用経験に関するアンケート」を実施しました。
 
出典:株式会社シンク「質屋のイメージ・利用経験に関するアンケート」(以下同)

質屋を利用したことがあるかについては、「利用したことはある」(54%)、「利用したことはない」(46%)という結果でした。
 
緊急でお金が必要になったとき質屋を利用したいかについては、「あまり思わない」(43%)が最も多く、「思う」(32%)、「思わない」(14%)、「とても思う」(11%)と続きました。

「質屋を利用したことがある」人が半数以上いる一方、「利用したいと思わない」という人が半数以上という結果でした。

質屋とは

質屋とはブランド物や電化製品といった商品の「買取り」や「質預かり」を行っているお店です。

  • 買取り:商品をお店側が買う
  • 質預かり:預けた品物を担保にしてお金を借りる

質預かりの場合、質屋で借りたお金を返済することで品物が戻ってきます。

しかし、期限までに返済できないと、品物は「質流れ」という状態になり、質屋の所有物として売り出されます。

質屋のメリット

質屋を利用するメリットは、以下の通りです。

審査が必要ない

通常、カードローンなどでお金を借りるときは返済能力を確認するために審査があります。

しかし、質預かりは品物を担保としてお金を借りるので、審査がありません。

重視されるのは、預ける品の査定額のみなので本人の属性も関係しません。

収入が少なかったり、カードローンの審査に落ちたりした人でも利用できる、数少ない借入方法です。

信用情報に記録されない

質屋でお金を借りても、信用情報には記録されません。

信用情報とは、クレジットカードやローンの利用に関する情報のことで、利用履歴や延滞履歴などが記録されています。

質屋を利用しても信用情報に記録されないため、利用履歴を残したくない人にとってメリットになるでしょう。

質屋のデメリット

質屋を利用するデメリットは、以下の通りです。

商品の査定額によっては少額しか借入ができない場合がある

質屋でお金を借りる場合、預ける品物の種類や状態などに応じて借入金額が決まります。

そのため、査定額が希望する金額に届かないことがあります。

質屋だけでは希望する金額の融資を受けられない可能性があります。

お金を返済しなければ品物は戻ってこない

質屋では審査なしでお金を借りられますが、返済できないと預けた商品は手元には戻ってきません。

質流れになっても、売れ残っていれば買い戻すことは可能です。

ただし、質流れになった品物は自分の所有物ではなくなるため、ほかの人に購入されると二度と買い戻せなくなります。

大切な品や手放したくない品は、返済期日を守れるように注意をする必要があります。

質屋の利用に向いている人

質屋を利用するのに向いている人は、以下の通りです。

  • 大切な物を手放したくない人
  • 一時的にお金が必要な人
  • 返済能力がある人

急なお金が必要で、思い出の品を売ろうと考えている人もいるかもしれません。

一時的にお金が必要でも、期日までに返済できれば、預けた商品は手元に戻ります。

返済の見通しがある人は、質屋の利用も検討してみるとよいでしょう。

出典
  • 株式会社シンク「質屋のイメージ・利用経験に関するアンケート調査」

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