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【全国初】都城市、郵便局でマイナカードの申請が可能に。全国の郵便局に拡大の見通し

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

宮崎県都城市内の郵便局で、2月21日からマイナカードの申請や更新手続きができるようになりました。

これまでは、自治体窓口での申請が原則でしたが、郵便局ではどのような手続きが行えるのでしょうか。

この記事では、宮崎県都城市で始まった「郵便局でのマイナカード申請」について解説します。

郵便局でのマイナカード申請

郵便局でのマイナカードの申請受付は、2023年6月の「郵便局事務取扱法の一部改正」によって、実施できるようになりました。

出典:総務省「郵便局を活用したマイナンバーカードの交付」

郵便局で申請手続きが行えると、以下の点が変わります。

  • 郵便局でマイナカードの交付申請が可能
  • 郵便局でカード交付に必要なやり取りが可能

マイナカードを受け取るには、自治体の職員が本人確認を行うため、窓口に行く必要がありました。

郵便局で手続きする場合、自治体の職員がオンラインで本人とやり取りします。

郵便局での手続きを終えると、マイナカードが自治体から本人限定受取郵便等で郵送されます。

利用者にとっては、申請できる窓口が増えて利便性が向上します。

ただし、申請できる郵便局は限られます。

具体的には、地方公共団体が指定した郵便局でないと、取り扱いできません。

今後は全国に拡大を予定

2月21日から、宮崎県都城市内の「イオンモール都城駅前内郵便局」で、マイナカードの申請受け付けが始まりました。

取り扱える業務は「マイナカードの交付申請」だけなので、再発行や記載内容の変更はできません。

ただし、今後はマイナカードの更新や記載内容の変更も郵便局で行えるようにしていく見込みです。

総務省によると、マイナカードの保有者数は2024年1月末時点で約9168万名、人口の約73%にあたります。

2025年度には約2700万人が更新の対象となるので、窓口の混雑緩和を目的とした申請先の増設が必要でした。

身近な郵便局でマイナカードの申請や更新ができれば、窓口の業務効率化に加えて、利便性を高められます。

具体的な時期は不明ですが、今後は郵便局でマイナカードの申請や更新手続きが実施できるよう、全国に拡大する見通しです。

今後どのように拡大していくのか、引き続き注目が集まります。

出典
  • 総務省「郵便局を活用したマイナンバーカードの交付」

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