新NISAの開始に伴い、昨年後半からNISA口座の開設が増加しています。
いざ投資を始めようと思っても、さまざまな疑問をかかえている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「MoneyFix LINE公式アカウントの友だち」から寄せられた「投資に関する悩み」に答えます。
第4弾では「最初は何の投資をするべきですか?」という疑問に回答しました。
第5弾は「NISAは利用した方がよい?」です。
投資をする際に、NISAは活用した方がいいですか?
マネーFix 編集部
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NISAを利用している人は84%
MoneyFixが実施した「投資に関するアンケート」によると、「NISAやiDeCoを利用しているか」については、「NISAのみ利用している」(54.7%)が最も多く、「両方利用している」(29.3%)と続きました。
投資をしている8割以上の人が、NISAを利用しているという結果でした。
NISAを活用した投資と通常の投資の違い
NISAとは、国が個人の資産運用を後押しするために作った税制優遇制度です。
通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。
例えば、100万円の利益が出た場合は約20万円を税金として納めることになります。
しかし、新NISA制度を活用すれば、投資で得た利益が非課税になります(上限あり)。
2024年1月から始まった新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を合わせて、1800万円まで非課税で保有することができます。
非課税保有期間も無期限のため、特に長期的な資産形成を目指す人に適しています。
NISAで利用できない投資もある
「投資信託」や「株式」に投資をする場合は、非課税で運用できるNISAは利用した方がよいといえるでしょう。
ただし、NISAで投資できる商品は「投資信託」「株式」といった金融商品に限られます。
金や外貨、仮想通貨などの商品への投資では、NISA制度を利用することができません。
非課税なので確定申告も不要
通常、投資で利益を得た場合、税金がかかるため、確定申告が必要になります。
一方、NISAを利用した場合、利益が非課税の範囲内であれば、確定申告をする必要はありません
年間の非課税投資枠は、つみたて投資枠と成長投資枠で異なります。
- つみたて投資枠:年間120万円
- 成長投資枠:年間240万
上限を超えた投資額に対する利益は、課税の対象になり、確定申告が必要になる可能性があります。
このように、NISAは「投資信託」や「株式」に投資をする場合、メリットが多い制度です。
これから投資を始めるようと考えている人は、NISAを利用するのがおすすめです。
NISA口座をどこで開設すればよいかわからない場合は、こちらの記事も参考にしてください。
- 投資に関するアンケート
- 【調査実施会社】株式会社ウェブクルー
- 【調査期間】2023年12月4日(月)~2023年12月10日(日)
- 【調査方法】MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
- 【調査人数】816人