国税をスマホアプリで納税できる「スマホアプリ納付」に、2023年12月21日から「楽天ペイ」が対応しました。
スマホアプリ納付には、楽天ペイを含めた計7種類の決済アプリが対応しています。
この記事では、スマホアプリ納付でできることやメリット、対応している決済アプリについて解説します。
国税のスマホ決済に楽天ペイが対応。「スマホアプリ納付」ができる決済アプリが7種類に
マネーFix 編集部
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スマホアプリ納付とは
スマホアプリ納付とは、「国税スマートフォン決済専用サイト」から、決済アプリを利用して国税を納付する方法です。
国税スマートフォン決済専用サイトへは、スマートフォンからしかアクセスすることができません。
国税のすべての税目を、納付することができます。
また、本税だけでなく、加算税や延滞税などの附帯税も納付することができます。
スマホアプリ納付の限度額は30万円で、利用する決済アプリの残高を使って支払います。
スマホアプリ納付のメリット
スマホアプリ納付のメリットは、以下の通りです。
- 手軽に納付できる
- 時間や場所を気にせず納付できる
- 事前手続きが不要
- e-Taxの利用で、情報入力を省略できる
手軽に納税できる
普段使っている決済アプリが対応していれば、キャッシュレスで手軽に納付することができます。
手元に現金がなくても、決済アプリにチャージすればすぐに納付できます。
時間や場所を気にせず納付できる
決済アプリを使えばどこでも納付できるため、コンビニや税務署、金融機関に行く必要がありません。
自分にとって都合のよい時間に、好きな場所から税金を納付できます。
事前手続きが不要
スマホアプリ納付は、アプリにアクセスして個人情報や納付情報を入力するだけで納税できます。
届出書の提出など、手間のかかる事前手続きは必要ありません。
e-Taxの利用で、情報入力を省略できる
e-Taxで確定申告をしている人は、納税に関する電子通知がe-Taxのメッセージボックスに送られます。
e-Taxのメッセージボックスから、「国税スマートフォン決済専用サイト」にアクセスすると、住所や氏名など、納付情報の入力作業を省略することができます。
対応している決済アプリ
2024年1月4日時点で、スマホアプリ納付に対応している決済アプリは、以下の7種類です。
- PayPay
- d払い
- au PAY
- LINE Pay
- メルペイ
- Amazon Pay
- 楽天ペイ
スマホアプリ納付では1回につき30万円までの納付が可能ですが、決済アプリの利用上限を設定している場合、利用上限以上の金額を支払うことはできません。
また、スマホアプリ納付の場合、領収証書が発行されません。
領収書が必要な場合は、金融機関や税務署等で納付する必要があります。