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投資詐欺のよくある手口は?「必ず儲かる」「元本保証」「上場間近」といわれたら要注意

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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近年、投資詐欺が増加傾向にあります。

投資詐欺にはさまざまな種類があり、メールやSNSを使用した巧妙な手口が散見されます。

「投資詐欺には引っかからない」と思っている人も多いかもしれません。

投資詐欺はすぐ身近に潜んでおり、「自分も引っかかる可能性がある」と意識することが大切です。

この記事では、投資詐欺の種類や、投資詐欺に遭わないためのポイントを解説します。

投資詐欺の種類

テクニカル分析の解説サイト『テクニカルブック』が、過去1年間に投資詐欺と接触経験のある20歳以上の男女337名を対象にアンケートを行いました。

出典:テクニカルブック「投資詐欺の手口に関するアンケート」(以下同)

接触した投資詐欺の種類については、「高利回りな投資話」(55.2%)が最も多く、「学習教材/ツールの販売」(51.0%)、「マルチ商法」(42.1%)と続きました。

接触した投資詐欺が、なんの投資に関連していたかについては、「FX」(31.8%)が最も多く、「不動産」(27.0%)、「暗号資産」(26.7%)と続きました。

テクニカルブックによると、「株式」や「投資信託」については、投資詐欺に利用されるケースはそれほど多くないようです。

株式や投資信託は歴史が長く、市場の安全性や透明性が確立していることが、投資詐欺に利用されにくい要因と考えられます。

投資詐欺に合わないためのポイント

近年、投資詐欺はメールやSNSを利用して行われることが多くなってきています。

どのように投資詐欺の勧誘を受けたかについては、「メール」(31.8%)、「SNS」(27.0%)、「Webサイト」(26.7%)が上位に並びました。

投資詐欺は身近に潜んでおり誰でも投資詐欺に引っかかる可能性があるといえます。

投資詐欺に遭わないために、以下のポイントを理解しておきましょう。

  • 金融庁に登録されていない業者
  • 「必ず儲かる」「元本保証」といっている
  • 「上場間近」「上場すれば必ず儲かる」といっている
  • 複数の人から提案される
  • 公的機関を語っている

金融庁に登録されていない業者

投資の提案業務を行うためには、金融庁への登録が必要になります。

勧誘をしてきた業者が、金融庁に登録されているか確認をすることで、投資詐欺かどうかを見分けることができます。

金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で必ず確認するようにしましょう。

「必ず儲かる」「元本保証」といっている

投資の勧誘をしてきた業者が「必ず儲かる」「元本保証」といっているかは、投資詐欺を見分けるうえで重要です。

投資をするうえで「必ず儲かる」「元本保証」はありえません。

このような甘い言葉は投資詐欺で使われる手口なので注意しましょう。

「上場間近」「上場すれば必ず儲かる」といっている

「上場間近」「上場すれば必ず儲かる」といった誘いに乗り、未公開株を買わされる被害も起きています。

未公開株とは証券取引所に上場していない株のことです。

中小企業などの株式の多くが未公開株です。

未公開株の販売等を行うことができるのは、その株式の発行会社や証券会社に限られます。

一般の投資家が未公開株を手に入れることは難しいことを理解しておきましょう。

複数の人から提案される

近年の投資詐欺の手口は巧妙です。

ターゲットを決めたら、投資話を持ち掛けます。

その後、別の業者を装って連絡し、「その株は必ず値上がりする」「その株を買ってくれたら、後日高値で買い取る」などと勧誘をします。

このように複数の人が提案をすることで、「本当に儲かる」と信じ込ませています。

複数の人からタイミングよく投資話を持ち掛けられたら注意が必要です。

公的機関を語っている

「金融庁のものですが」のように、公的機関の名前を使って近づいてくる場合があります。

このほかにも財務省財務局、消費者庁や消費生活センター、証券取引等監視委員会などの公的機関や、それらを連想させるような名称を使っている場合があります。

金融庁や公的機関などの職員が、金融商品の取引の勧誘を行うことありません。

公的機関の職員を装ったメールや電話には注意が必要です。

投資をするには、自分自身に正しい金融知識が必要になります。

おいしい投資話を信じ込み大切な資産を失わないようにすることが大切です。

出典

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