株式会社DINOS CORPORATIONの調査によると、68.1%の人が光熱費の値上がりよって生活に影響が出ていると回答しました。
光熱費の値上がり対策として、照明をこまめに消したり、エアコンの温度設定を工夫したりしている人が多いようです。
しかし、設定温度を下げると「寒い」と感じる人もいるかもしれません。
とても簡単な方法で、暖房効率を上げ、設定温度が低くても部屋を暖かく保つことができます。
この記事では、エアコンの設定温度を上げずに、暖房効率を良くする方法について解説します。
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マネーFix 編集部
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光熱費の値上がりによる生活への影響
株式会社DINOS CORPORATIONが、335名を対象に「光熱費の値上げに関するアンケート」を実施しました。
出典:株式会社DINOS CORPORATION「光熱費の値上げに関するアンケート」(以下同)
光熱費の値上がりによる生活への影響については、68.1%が生活に影響していると回答しました。
光熱費の値上げへの対策については、「照明をこまめに消す」(85.9%)が最も多く、「エアコンの温度設定を工夫している」(71.7%)、「冷蔵庫にモノを詰め込みすぎないようにしている」(34.0%)と続きました。
照明を消すことや、エアコンの温度設定は、一般的な対策といえます。
資源エネルギー庁の試算によると、エアコンの設定温度を1℃(21℃から20℃)下げた場合、年間約1,650円の節約効果が期待できます。
エアコンの設定温度を上げずに節電する方法
資源エネルギー庁は、冬の暖房時の室温設定を20℃にすることを推進しています。
しかし、20℃では寒く感じる人もいるかもしれません。
以下の方法を併用することで、エアコンの設定温度を上げずに、暖房効率を高める効果が期待できます。
- 室外機の周りに物を置かない
- 床まで届く厚手のカーテンで暖気を逃がさない
- サーキュレーターで空気を循環させる
- 加湿器で湿度を上げ、体感温度を上げる
室外機の周りに物を置かない
エアコンは、室外機で室外の「熱」を取り込むことによって、室内に暖かい空気を送り込んでいます。
室外機の周囲に物を置くと、室外の熱が取り込めず、暖房効果が弱まります。
床まで届く厚手のカーテンで暖気を逃がさない
暖めた室内の熱は、窓から出ていきやすいです。
カーテンを利用することで、部屋の暖気が窓から逃げるのを防止できます。
床まで届くものや、厚手のカーテンを利用することで、室内の保温効果を高めることができます。
また、窓に断熱シートを貼るなどの対策も効果的です。
サーキュレーターで空気を循環させる
扇風機やサーキュレーターは、夏に利用するものと思うかもしれませんが、冬の暖房時も効果的です。
サーキュレーターで部屋の空気を循環させることで、エアコンの暖気が部屋全体に行き渡りやすくなります。
暖房効率が高まり、節電効果が期待できます。
加湿器で湿度を上げ、体感温度を上げる
湿度が高くなると体感温度が上がります。
加湿器を使って室内の湿度を上げることで、エアコンの温度を上げなくても、暖かく感じやすくなります。
- 株式会社DINOS CORPORATION「光熱費の値上げに関するアンケート」