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約3割が未婚。生涯未婚率は上昇傾向。独身老後に必要な老人ホームの費用をシミュレーションしてみた

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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期間工合同会社の調査によると、1990年以降の生涯未婚率が上昇していることがわかりました。

また、日本人口の約44.36%が未婚や離婚、死別により婚姻していない状態のようです。

独身で老後をむかえる場合、老後資金はどれくらい必要になるのでしょうか。

この記事では、独身で老後をむかえ、老人ホームを利用する場合の資金をシミュレーションします。

生涯未婚率は男性が28.25%、女性が17.85%

期間工合同会社は国勢調査の統計をもとに、「日本の生涯未婚率と未婚者数に関する調査」を実施しました。

出典:期間工合同会社「日本の生涯未婚率と未婚者数に関する調査」(以下同)

日本の生涯未婚率については、男性が28.25%、女性が17.85%という結果でした。

2040年までの将来推移では、男女ともに年々増えると予想されています。

日本の未婚者は3279万76人で、全体の29.51%にのぼります。

男女別にみると、男性未婚者は34.6%、女性未婚者は24.8%でした。

また、死別や離婚を合わせると、約44.36%が「独身」であることがわかります。

独身老後に必要な老人ホームの費用は?

生涯未婚の場合、老後資金はどのくらい必要なのでしょうか。

サービス付き高齢者向け住宅で老後を過ごすことを想定してみましょう。

サービス付き高齢者向け住宅とは、自宅と同様の自由度の高い生活をしながら、安否確認や生活相談サービスなどを受けられる介護施設です。

老人ホーム検索サイト「みんなの介護」の調査によると、サービス付き高齢向け住宅の費用相場は月額約14.7万円でした(家賃、管理費、食費、水道光熱費、基本サービス相当費)。

70歳から85歳まで15年間利用する場合、約2650万円の資金が必要になります。

どうやって資産形成するか?

つぎに、30歳・40歳から、65歳までに2700万円の資金をつくるには、毎月いくらの貯蓄をすればよいかをシミュレーションしてみます。

預貯金の場合
銀行の普通預金口座で貯蓄をする場合、30歳からだと、月6万5000円預貯金すると2730万円貯められます。

40歳からだと月9万円預貯金すると2700万円貯められます。

NISAの場合(利回り3%想定)
NISAの場合、30歳からだと月約3万6000円、40歳からだと月約6万円のつみたて投資が必要になります。

また、預貯金する場合と同額をつみたて投資した場合、30歳からだと約4500万円、40歳からだと約4000万円の資産が形成できます。

NISAを利用すると、預貯金より効率よく貯蓄できることがわかります。

iDeCoの場合(利回り3%想定)
企業年金や企業型DCに加入していない会社員の場合、iDeCoの掛金の上限は月2万3000円です。

30歳から運用すると約1700万円、40歳からだと約1000万円の資産が形成できます。

iDeCoを利用する場合は、NISAなどほかの方法と組み合わせるとよいでしょう。

出典

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