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冬は夏より電気代がかかる。エアコンの設定温度を1℃下げると10%節電に

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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日本トレンドリサーチと電材ネットの共同調査によると、約7割の人が今夏の電気代の高さを実感していることがわかりました。

その理由として、約3割の人が「電気の使用量の増加」と回答しています。

冬は夏よりも電気の使用量が増加し、電気代が高くなることが予想されます。

この記事では、夏の電気代に関する実態と、冬に意識すべきエアコンの使い方について解説します。

夏の電気代に関する実態

日本トレンドリサーチと電材ネットが、1,170名を対象に「夏の電気代に関するアンケート」を実施しました。
 
出典:日本トレンドリサーチ・電材ネット「夏の電気代に関するアンケート」(以下同)

今年の夏の電気代については、72.8%が「高かった」と回答しました。

昨年の夏と比べた、今年の夏の電気代については、64.4%が「昨年より高かった」と回答しています。

電気代が高かった理由については、「電気代が高騰したから」(66.9%)が最も多く、「電気の使用量が増えたから」(32.5%)と続きました。

「今年の夏は特に暑くて、エアコンの電気代がかかった」という声が挙げられていました。
 
今後の電気の使用量については、71.9%の人が節電を考えていることがわかりました。

冬は夏以上に電気使用量が増加する

冬に向けて節電を考えている人が7割以上という結果でしたが、冬は夏よりも電気使用量が増加します。

冬に電気使用量が増える理由は、以下の通りです。

  • 日照時間が減り、暖房器具などの使用時間が長くなる
  • 夏よりも冬の方が、室内外の気温差が大きい
  • 複数の暖房器具を併用することが多い

夏に比べて日照時間が短くなるので、照明や暖房などの家電製品の使用時間が長くなります。

また、冬の方が室内外の気温差が大きく、室内を適温にするための電気消費量が多くなります。

例えば、外の気温が35℃で、冷房の設定温度が28℃の場合、差は7℃です。

一方、外の気温が5℃で、暖房の設定温度が20℃の場合、差は15℃です。

冬の方が、外気温と設定温度に差があるため、電気消費量が多くなります。

冬場のエアコン節電のポイント

冬にエアコンの節電をする際のポイントは、以下の通りです。

  • 暖房の設定温度
  • フィルターの定期的な掃除
  • 急速運転をしない

環境省ではエアコンの使い方について、冬場の室温の目安として20℃を推奨しています。

財団法人省エネルギーセンターの調査によると、エアコンの設定温度を1℃下げると、10%の節電になるとされています。

また、フィルターにほこりがたまった状態だと、部屋が温まりにくくなります。

フィルターをこまめに清掃することで、暖房効率を維持できます。

エアコンの急速運転も、電気消費量が多くなる原因の1つです。

タイマー機能を使ったり、スマートリモコンで遠隔操作をしたりして、ゆるやかに運転することも効果的です。

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