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軽自動車が人気の理由は維持費の安さ。普通車と税金や保険料を比較してみた

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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日本の2023年上半期(1月~6月)の新車販売台数で、ホンダ「N-BOX」が1位になりました。

軽自動車の中でも、「N-BOX」やダイハツ「タント」などの人気車は、前年同月比で150%を超える販売台数を記録しています。

また、「軽自動車」に関するアンケート調査によると、軽自動車を購入した人の満足度が高いことが判明し、その理由としてコストの安さが挙げられています。

この記事では、軽自動車が人気の理由や、普通自動車との維持コストの違いについて解説します。

軽自動車が人気の理由

株式会社イードが運営するカーライゼーションが、軽自動車に乗っている100人を対象に「軽自動車に関するアンケート調査」を実施しました。

出典:株式会社イード「軽自動車に関するアンケート調査」(以下同)

軽自動車を選択した理由については、「維持費が安いから」(58.0%)が最も多く、「近場の細い道など小回りが利き運転しやすい」(20.0%)と続きました。

約6割の人がコスト面を理由として挙げています。

また、軽自動車を選択して後悔しているかについては、79.0%の人が「ない」と回答しました。

軽自動車の満足度の高さが伺えます。

購入金額についいては、「50万円~100万円未満」(20.0%)が最も多く、「140万円~160万円未満」(16.0%)と続きました。

購入金額が140万円未満で収まった人は全体の46.0%で、約半数にのぼっています。

軽自動車の維持コストが下がる理由

軽自動車を選んだ理由として、約6割の人が「維持費の安さ」を挙げていましたが、普通自動車と比較してどのくらい差があるのでしょうか。

ここから以下の3つについて比較していきましょう。

  • 自動車税
  • 車検時の法定費用
  • 任意保険

自動車税

自動車税の違いは以下の通りです。

  • 軽自動車:1万800円
  • 普通自動車:2万5000円~(※2019年10月以降の登録)

普通自動車の自動車税は、排気量によって異なりますが、最低2万5000円(1,000c以下)です。

軽自動車税は、普通自動車にかかる自動車税と比べると半額以下であることがわかります。

車検時の法定費用

次に、車検に必須の法定費用「重量税」「自賠責保険料」「検査費用」について比較しましょう。

車検時の法定費用(整備や点検基本料金を除く)

※継続検査として試算、令和5年9月時点で算出、エコカー減税を除く

上記は法定費用のみの金額ですが、軽自動車については普通自動車より3割近く安いことがわかります。

自動車の任意保険料

任意保険もマイカー維持費の中で大きな割合を占めます。

自動車保険の統計データから、保険料の総額を契約台数で割った額は以下の通りです。

出典:損害保険料率算出機構「自動車保険の概況2022年度版」をもとに作成

任意保険料は、契約する保険会社や補償内容、加入者の年齢・適用等級、事故歴などで決まるため、単純に平均額の比較はできませんが、おおよその目安としてみましょう。

任意保険料についても軽自動車の場合は安くなっていることがわかります。

このように、軽自動車は、税金や車検の法定費用などで普通自動車よりコストが低く、維持費の面で有利であるといえます。

自動車の購入を検討する際の参考にしてみてください。

なお、自動車の購入にあたっては、減税制度や補助金を活用することができます。

詳しくは、こちらの記事「自動車の税負担が軽くなる減税や補助金を解説!」も参考にしてみてください。

出典
  • 株式会社イード「「軽自動車」に関するアンケート調査」
  • 損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」2022年度版

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