株式会社タンタカが、30代の共働き世帯を対象にした調査によると、およそ4人に1人が毎月5万~10万円の金額を貯金していることがわかりました。
30代から毎月5万~10万円の貯金をすると、30年で1800万~3600万円の資産を形成することができます。
これだけでも大きな金額ですが、積立投資をすることでさらに資産を増やせる可能性があります。
この記事では、30代共働き世帯の貯金に関する実態を紹介し、毎月5万~10万円を積立投資した場合の資産額をシミュレーションします。
30代から月5万~10万を積立投資でいくらになるかシミュレーションしてみた!
マネーFix 編集部
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30代共働き世帯の毎月の貯金額
株式会社タンタカは、30代の共働き夫婦300名を対象に「お金にまつわるアンケート」を実施しました。
「月々」にどのくらい貯金ができていますか?
出典:株式会社タンタカ「お金にまつわるアンケート」(以下同)
毎月どれくらい貯金しているかについては、「5万円~10万円未満」(24.7%)が最も多く、「3万円~5万円未満」(22.0%)、「1万円~3万円未満」(20.7%)と続きました。
貯金する目的を教えてください(複数回答可)
貯金する目的については、「老後のため」(29.3%)が最も多く、「教育費」(23.2%)、「不測の事態に備えて」(20.3%)と続きました。
「老後のため」「教育費」「不測の事態への備え」と、今後の生活の支えを目的として貯金している傾向が見られます。
毎月貯金することで確実にお金を貯められますが、NISAを使って投資をすることで、貯金よりも資産を増やせる可能性があります。
老後に貯まる金額をシミュレーション
貯金した場合とNISAで積立投資をした場合の資産をシミュレーションしてみましょう。
ここでは、30歳から60歳まで30年間、貯金・積立投資した場合のシミュレーションをします。
毎月の貯金・積立金額は、アンケートで回答の多かった「5万円」「10万円」とします。
なお、貯金の場合の金利は0%とします。
5万円の場合
毎月5万円を貯金した場合、積立金額は1800万円です。
積立投資をし、利回り1%で運用した場合、貯金をするよりも約300万円多く積み立てることができます。
5%で運用した場合は、貯金するよりも2倍以上の金額を積み立てることができます。
10万円の場合
10万円ずつ積み立てる場合は、利回り3%で運用すると5000万円以上、5%で運用すると8000万円以上の金額になります。
積立投資は、長期間行うことでリスクを軽減することができます。
とはいえ、元本割れする可能性がゼロではないため、リスクを理解したうえで始めるようにしましょう。
リスク軽減をするのであれば、貯金と積立投資を同時に行うのもおすすめです。
リスクを避けながら、賢く資産形成をしましょう。
- 株式会社タンタカ「お金にまつわるアンケート」