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30代の平均貯蓄額は515万円!資産1000万円の人はどれくらい?

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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30代になると、仕事にも慣れて収入も安定し、ある程度貯蓄ができている人も増えているでしょう。

中には、「ほかの30代はどのくらい貯蓄をしているのだろう」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

金融広報中央委員会の調査によると、30代の約15%は「1000万円以上」の貯蓄がある一方、約25%は「貯蓄ゼロ」ということがわかりました。

この記事では、30代の貯蓄の実態について紹介します。

30代の貯蓄額の平均値と中央値

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、30代の貯蓄額の平均値と中央値は以下の通りです。

  • 平均値:515万円
  • 中央値:150万円

(金融資産を保有していない世帯を含む)

平均値が中央値の約3.5倍になっており、貯蓄できている人とできていない人が二極化していることが伺えます。

世帯人数別の貯蓄額

次に、世帯人数別の貯蓄額を見てみましょう。

二人以上世帯と単身世帯の平均値と中央値は以下の通りです。

二人以上世帯

  • 平均値:526万円
  • 中央値:200万円

単身世帯

  • 平均値:494万円
  • 中央値:75万円

二人以上の世帯における貯蓄額の方が平均値、中央値共に単身世帯より多いことがわかりました。

貯蓄額別の割合

次に貯蓄額別の割合を見ていきましょう。

貯蓄額別の割合は下表の通りです。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」をもとに作成

30代の4人に1人が貯蓄ゼロ

貯蓄額の割合については、「金融資産非保有」(26.7%)が最も多い結果となりました。

30代のうち、4人に1人が貯蓄できていないことがわかります。

「金融資産非保有」を除くと、「1000万円以上」(15.4%)が最も多く、「100万円未満」(15.1%)、「100万以上200万円未満」(9.8%)と続きました。

貯蓄額200万円未満の割合が半数にのぼり、思うように資産形成ができていない実態が伺えます。

1000万円以上貯蓄している人が最も多い結果に

「金融資産非保有」を除くと、30代では1000万円以上貯蓄ができている人の割合が最も多い結果となりました。

また1000万円以上貯蓄ができている人の中では、1000万円以上1500万円未満の割合が最も多くなっています。

仮に、新卒(23歳)から貯蓄を始めて、39歳までの16年間で1000万円以上の貯蓄をするには、年間約63万円以上、月約6万円以上、貯蓄に回している計算になります。

投資をすれば1000万円以上の資産形成も現実的

貯蓄ができていないという人は、これまで紹介した貯蓄に関するデータを参考に、目標金額を設定してみるとよいでしょう。

例えば手取り年収400万円の場合、毎月5万円(手取りの12.5%)貯蓄できると、9年間で平均値である515万円以上の貯蓄が可能です。

また、NISAを利用し、月5万円を利回り3%でつみたて投資すれば、10年間で約700万円のつみたてが可能です。

同様に、利回り3%で月7.2万円をつみたて投資すれば、10年間で1000万円以上の資産形成も可能です。

仮に30歳で貯蓄がゼロであっても、計画を立てて、コツコツと資産運用へ取り組めば、30代のうちに1000万円以上の資産形成をすることは現実的であるといえます。

なお、30歳からNISAを利用した投資を始めると、FIREできるだけの資産を作ることも可能です。

出典
  • 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」

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