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地域によって値段が違う飲食店。マクドナルドやガスト、スシローなど人気チェーンの価格事情

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

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日本マクドナルドは、2023年7月19日から都市部の一部店舗で商品価格の引き上げを行う「都心店価格」の採用を始めました。

対象となるのは全8都市、計184店舗で、10円から最大90円の値上げが実施されます。

またマクドナルド以外にも都心店価格を採用している飲食店がいくつかあります。

この記事では、都心店価格の概要を解説し、マクドナルド以外で都心店価格を採用している飲食店の事例を紹介します。

マクドナルドが都市部の店舗を対象に価格引き上げを実施

マクドナルドが都心店価格を採用するのは、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫の全8都市です。

対象店舗は計184店舗で、「都心店」と「準都心店」に分けられています。

値上げされた商品と値上げ後の価格の一例は下表の通りです。

都心店では10~90円、準都心店では10~30円値上げされています。

都心店価格の概要

都心店価格は、都市部に位置する店舗の商品やサービス価格を調整することです。

分類の仕方は企業によって異なり、「都市型店舗」「その他地域店舗」のように分けられる場合もあります。

都市部は人口が密集している分、店舗に多くの人が集まるため、電気代やガス代などのエネルギーコストや商品の提供に必要な材料費が上昇します。

また都市部と地方では、人件費や賃料といった店舗の運営コストも異なります。

こうした都市部の店舗におけるコスト高を補うため、地方の店舗よりも価格を高く設定します。

都心店価格を採用している飲食店

マクドナルド以外の飲食店でも都心店価格が採用されています。

  • ガスト
  • バーミヤン
  • しゃぶ葉
  • ステーキガスト
  • ジョナサン
  • スシロー
  • くら寿司
  • はま寿司


すかいらーくホールディングスは、2022年7月から「ガスト」や「バーミヤン」を始めとした5ブランドの飲食店で都心店価格の導入を開始しました。

例えば、「ガスト」では「都市型」と「その他地域」、「バーミヤン」では「関東圏」と「その他地域」で分けて価格設定をしています。

また、大手回転ずしチェーンの「スシロー」「くら寿司」「はま寿司」でも都心店価格が導入されています。

例えば、「スシロー」では、2022年10月から「都市型店舗」「準都市型店舗」「郊外型店舗」に分けて価格設定をしています。

一番安価な「黄皿」の価格(税込)は、「都市型:150円」「準都市型:130円」「郊外型:120円」で提供されています。

エネルギー価格や材料費の高騰によって、商品価格を見直す店舗が今後さらに増える可能性があります。

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