株式会社インテージの調査によると、去年に比べて国内旅行や海外旅行を予定している人が増加しています。
交通手段としては「自家用車」に次いで「新幹線・電車」の利用が人気のようです。
国内旅行の手段として人気の新幹線ですが、乗車券を正規料金よりも安く購入できる方法があります。
この記事では、夏休みの過ごし方の実態と、新幹線の乗車券を安く購入する方法について解説します。
新幹線は半額以下で利用できる。目的に合わせて新幹線をお得に利用する方法
マネーFix 編集部
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国内旅行の移動手段として新幹線の需要が増加
株式会社インテージは、2,513人を対象に「夏休みに関する調査」を実施しました。
出典:株式会社インテージ「夏休みに関する調査」(以下同)
夏休みシーズンの予定については、「自宅で過ごす」(38.2%)が最も多く、「予定は決まっていない」(31.7%)、「近場に出かける」(24.2%)と続きました。
上位は昨年と同じではあるものの、割合は昨年に比べてそれぞれ減少しているのがわかります。
一方、国内旅行や海外旅行の割合は、昨年に比べて若干増加していることがわかります。
国内旅行で利用予定の交通機関については、「自家用車」(39.3%)が最も多く、「電車・新幹線」(18.5%)、「飛行機」(15.2%)と続きました。
自家用車の利用者が減少している背景には、コロナの収束に伴い、公共交通機関を利用する人が増えたことや、ガソリン代の高騰で、自家用車の利用を避ける人が増えたことなどが考えられます。
新幹線の乗車券を安く買う方法
ここでは、新幹線の乗車券を、正規料金よりも安く購入する方法を紹介します。
- パックツアーを利用する
- スマートEXを利用する
- えきねっとトクだ値を利用する
パックツアーを利用する
パックツアーは、新幹線と宿泊先の費用がパッケージになっているプランです。
パックツアーを使うことで、新幹線と宿泊先を別で買うよりも価格を抑えられることがあります。
例えば、JR東海ツアーズが提供している「新幹線+宿泊プラン」では、首都圏から京都への1泊2日旅行が、2万6200円(平日)で利用できます。
東京~京都の新幹線(のぞみ)の正規料金は、片道1万4170円(往復2万8340円)です。
パックツアーの方がホテルまで付いているのに、新幹線の正規料金よりも安く利用できます。
スマートEXを利用する
スマートEXとは、ネットで東海道・山陽・九州新幹線を予約できる無料のサービスです。
下記のようなメリットがあります。
- スマホから簡単に新幹線を予約できる
- 交通系ICカードと連携して自動改札を通過できる
- 特定の区間に限り運賃が200円安くなる
ほかにも、早めに予約することで割引を受けられる「早特商品」なども利用できます。
例えば、21日前までに予約をすると割引が受けられる「EX早得21ワイド」では、東京~新大阪の料金が片道2,350円(往復4,700円)お得になります。
帰省など、宿泊先が決まっている場合に利用するとよいでしょう。
えきねっとトクだ値を利用する
「えきねっとトクだ値」は、えきねっとで購入できる列車や席数、区間限定の割引きっぷです。
「えきねっとトクだ値」は4つの種類があり、下記のように割引額や条件が異なります。
- えきねっとトクだ値:当日までの申込みで5~20%割引
- お先にトクだ値:13日前までの申込みで25~35%割引
- お先にトクだ値スペシャル:20日前までの申込みで50%割引
- えきねっとトクだ値(チケットレス特急券):出発時刻までの申込みで最大35%割引
JR東日本・北海道限定ではあるものの、条件が合えば、最大50%の割引が受けられます。
「えきねっとトクだ値」は、えきねっとの公式サイトから申し込みできます。
- 株式会社インテージ「夏休みに関する調査」