家計の見直しを考えるうえで、固定費の削減が効果的です。
固定費の削減の中でも、サブスクの見直しは、比較的簡単で効果を実感しやすい方法です。
実際に見直しできるサブスクにはどのようなサービスがあり、どの程度固定費を削減できるのでしょうか。
この記事では、サブスクで見直しできる項目と削減が期待できる費用がいくらなのか解説します。
節約したいなら「サブスクの見直し」は効果絶大。簡単に年間数万円の節約ができる
【記事執筆】FP川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
見直しを検討したほうがよいサブスクサービス
サブスクサービスといっても種類はさまざまですが、例えば以下のようなサービスが挙げられます。
- 新聞や書籍の定期購入
- スポーツクラブの会員
- ケーブルテレビの有料放送サービス
- 有料動画配信サービス
- 携帯電話のサービス
これらのサービスの中で、「利用していない」もしくは「利用頻度が少ない」サービスの利用を見直しましょう。
新聞や雑誌の定期購入
昨今はインターネットで得られる情報も多いため、新聞や雑誌の定期購入は、見直しする余地があるサービスといえます。
複数の新聞や雑誌を定期購読している場合は、数を減らしてもよいでしょう。
スポーツクラブの会員
スポーツクラブの会員費用も見直しできるサービスです。
スポーツクラブに行かなくてもトレーニングできるかどうかや、利用頻度を改めて見直してみましょう。
ケーブルテレビの有料放送サービス
「WOWWOW」や「スカパー!」といったケーブルテレビの有料放送も見直す項目になります。
特に、有料動画配信サービスを契約している場合、視聴できるコンテンツが重複しているケースもあります。
有料動画配信サービス
「Amazonプライムビデオ」や「Netflix」をはじめとする有料動画配信サービスも見直しの対象です。
特に、2つ以上の配信サービスを契約している人は、複数契約しておく必要があるのか見直してみましょう。
携帯電話のサービス
携帯電話を契約した際に、自動加入されているサービスも見直しましょう。
例えば、以下のようなサービスです。
- au:auTELASA
- docomo:Leminoプレミアム
- ソフトバンク:ブック放題
初月は無料でも、翌月もしくは数か月後から料金が発生するケースもあります。
利用明細を見て、使用していないサービスに加入していないかチェックしておきましょう。
実際にいくら費用を削減できるのか?
サブスクを見直すことで、どの程度固定費を削減できるのか確認してみましょう。
出典:e-Stat「小売物価統計調査(主要品目の東京都区部小売価格)」および、各種サービスのWebサイトをもとに作成
例えば、以下のサブスクサービスを利用していたとします。
- 新聞
- スポーツクラブ
- ケーブルテレビ
- Amazonプライムビデオ
- NETFLIX スタンダードプラン
- docomo Lemino プレミアム
動画配信サービスをAmazonプライムビデオのみにし、ほかのサービスをすべて解約した場合、年間約30万円の節約になります。
月額料金が安いサブスクサービスだと負担感が少なく、見直すべきか考える機会も少ないかもしれませんが、見直してみると、意外と大きな金額になるかもしれません。
サブスクサービスの内容や料金、利用頻度を踏まえて、自分にとって本当に必要なサービスかどうか、改めてチェックしてみてください。
- e-Stat「小売物価統計調査(主要品目の東京都区部小売価格)」