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車の買い替えは決算期がお得。2~3月は大幅な値引きが期待できるかもしれない

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

総務省の家計調査によると、2022年の自動車の維持費(2人以上の世帯)は平均20万8182円でした。

車の維持費の中でも、数年に1回まとまった出費を要するのが「車検」です。

車検にかかる費用の相場はいくらなのでしょうか。

この記事では、「車検についての調査」をもとに、以下の項目について解説します。

  • 車検にかかる費用
  • 車検のタイミングで車の買い替えを検討している人の割合
  • 車をお得に買い替えるポイント

車検費用の相場は「5万円~15万円未満」

車検にかかる費用の相場を確認してみましょう。

ナイル株式会社は、車を持つ男女1,251人を対象に「車検についてのインターネット調査」を実施しています。


出典:ナイル株式会社「車検についてのインターネット調査」(以下同)

車検にかかった費用は「5万円〜10万円未満」(35.95%)が最も多く、「10万円〜15万円未満」(34.09%)と続きました。

「5万円〜15万円未満」が全体の70%にのぼりました。

車検にかかる費用の相場は、「5万円〜15万円未満」といえるでしょう。

車検にかかる費用は、安全に車を利用するための「必要経費」ですが、家計には負担となっています。



車検代については、車所有者の92.4%が「車検費用が高いと感じる」と回答しました。

なかには、車検にお金を使うより、新しい車の購入に充てようと考える人もいるでしょう。

3人に1人が車検時に買い替え

車の買い替えを検討する理由はさまざまですが、車検にかかる費用を理由にしている人もいます。



「車検を受けずに、乗り換える場合の判断基準」については、「車検費用」(22.8%)が最も多く、「車の状態」(22.3%)、「年数」(21.3%)と続きました。

およそ4人に1人は、車検費用が理由で車の買い替えを検討するようです。



また、「車検のタイミングで車を乗り換えた」経験がある人は、38.4%でした。

およそ3人に1人が、車検のタイミングで車を乗り換えたことがあるようです。

お得に車を乗り換えるには

お得に車を乗り換えるためのポイントは、以下の2点です。

  • 決算月や半期決算月に購入
  • 価値が落ちにくい車を購入

決算月や半期決算月に購入

3月や9月の決算月になると値引きの可能性が高くなり、通常よりも安く車を購入できることがあります。

一般的な値引き相場は5~15%程度といわれていますが、メーカーや販売店、購入する時期によって変わります。

2~3月の決算期は、特に大きな値引きが期待できるので、車を買う場合は購入時期から検討するようにしましょう。

価値が落ちにくい車を購入

車を買い替えるときは、価値が落ちにくい車種かどうかも検討材料に入れると良いでしょう。

価値が落ちにくい車種は、買い替えの際、高値で売却できる可能性が高くなります。

購入時の予算にもよりますが、あまり価値が落ちない車種を狙うのもおすすめです。

価格が落ちにくい主な車種は、以下のとおりです。

  • 海外で人気がある車
  • ロングセラーの車
  • 希少価値が高い車

人気の車や希少性の高い車は、中古市場でも需要があるため、値段が下がりにくくなっています。

2~3月は一般的に自動車販売会社が決算月です。

この機会に新しい車に買い替えるべきか、検討してみるとよいでしょう。

なお、車の購入にあたって、マイカーローンを検討している人はこちらの記事「車の購入は何年ローンがおすすめ?金利や購入の流れ・ポイントを解説」も参考にしてみてください。

出典
  • ナイル株式会社「車検についてのインターネット調査」

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