節約に限界を感じている人が15％。主婦層が考える収入を増やす方法は「ポイ活」「フリマアプリ」「副業」

節約に限界を感じている人が15％

株式会社バイアンドホールドが、30〜50代の男女1,000人を対象に「節約による生活防衛に関するアンケート調査」（2022年12月）を実施しました。


出典：株式会社バイアンドホールド　「節約による生活防衛に関するアンケート調査」（以下同）

「過去一年間に生活防衛のための節約を行ったか」については、約70％が「はい」と回答しました。



「具体的に節約したもの」については、「食費」（72％）が最も多く、「娯楽費」（48％）、「被服費」（39％）と続きました。



また、「今後さらに節約するもの」については、半数以上の人が「食費」と回答しています。

節約する項目の順位は、過去1年間で具体的に節約した項目と同様の結果となりました。

一方で、15％の人が「これ以上節約できるものはない」と回答しています。

一定数の家庭では、節約に限界を感じていることが伺えます。

収入アップ方法は「ポイ活」「副業」「フリマアプリ」

株式会社ビースタイル ホールディングスが運営する「しゅふＪＯＢ総研」が、601名を対象に「家計と収入の増やし方についてのアンケート調査」を実施しました。


出典：しゅふJOB総研「家計と収入の増やし方についてのアンケート調査」（以下同）

調査によると、約60％が「2023年も家計が苦しくなりそう」と感じていることがわかりました。



また、「収入を増やす方法」については、「ポイントをためる」（44.3％）が最も多く、「副業（長期や短期の業務委託・請負契約）」（41.9％）、「中古品など所有物を売る」（34.1％）、「副業（雇用契約）」（33.1％）と続きました。

「ポイ活」「副業」「フリマアプリ」といった、短期間で確実に収入を増やすことができる方法が上位を占める結果となりました。

2023年も物価上昇が続く見通しのなか、節約をするだけでなく、収入を増やすことも家計を守る一つの手段と言えるでしょう。

NISAのことがわからない人が17％

また、今後の家計を守っていくためには、投資も一つの手段となります。

政府は「資産所得倍増プラン」の一環として「NISAの拡充」を予定しています。


出典：株式会社バイアンドホールド　「節約による生活防衛に関するアンケート調査」

株式会社バイアンドホールドの調査によると、「今後NISAを利用するか」について、「すでに利用している」と「利用する」が合わせて28％という結果でした。

「NISAのことがわからない」は17％にのぼり、「利用しない」と合わせて41％という結果でした。

バイアンドホールドの代表取締役社長で投資家の山口氏は、調査結果について以下の見解を述べています。

• インフレ、円安、増税で可処分所得が減り生活が苦しくなる一方で、日本人は現金で金融資産を保有している比率が欧米に比べて高い
• NISA制度を利用して資産形成した人と、利用しなかった人とでは、数十年後に複利で大きな資産の差が出る
• 2024年からのNISAでは高齢者でも短い期間で投資でき、資産形成ができる

例えば、2024年のNISAでは、50歳の人が5年間で1800万円を投資して10年間保持した場合、年利5％で運用すると65歳の時点で3000万円になります。

投資に関する制度について理解し、利用することによって、将来の家計を守る視点も重要と言えるでしょう。

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参考： Crarepo（クラレポ）