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新成人の5人に1人は将来に不安を抱えている。税負担や老後資金などの「お金の不安」が上位に

執筆者:マネーFix 編集部

2022年4月に新成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

成人の年齢が引き下げられるのは約140年ぶりです。

この世代の人たちは人生や将来についてどのように考えているのでしょうか。

この記事では、18~20歳の世代の人生に対する価値観やお金の不安を軽減する方法を紹介します。

人生を豊かにするもの第1位は家族

株式会社ジンジブは、今年度新成人になった18歳〜20歳の高卒社会人を対象に「理想の将来像に関するアンケート」を実施しました。


出典:株式会社ジンジブ「理想の将来像に関するアンケート」(以下同)

「あなたにとって人生を豊かにするものは何だと思うか」については、「最も重要なもの」の1位が「家族」、第2位が「お金」、第3位が「夢」という結果でした。

2番目、3番目に重要なものも合わせると、第1位が「お金」、第2位が「家族」、第3位が「夢」という結果でした。

「家族」や「お金」を重視する傾向があり、「人付き合い」や「仕事」と回答した人の割合は少数派となりました。



また、「あなたが最も憧れる将来像に近いものは何か」については、「家庭を大事にする」(30.0%)が最も多く、「興味・得意を仕事にする」(14.3%)、「趣味を極める」(13.6%)と続きました。

「人生を豊かにするもの」と同様、家族に関する項目が重視される結果になりました。

「家庭を大事にすること」と比較すると、有名になったり出世したりなど、「自分の地位を向上させること」については低い結果となりました。

5人に1人が将来への不安を感じる



「日本の将来は明るいと思うか」については、「暗い」と「とても暗い」が合わせて22.9%という結果でした。

5人に1人は日本の将来について「暗い」と感じているようです。



「暗い」と「とても暗い」と回答した理由は、「税金・社会保険料の負担増」(71.9%)が最も多く、「少子高齢化」(65.6%)、「政治家の不祥事」(59.4%)と続きました。

「税金・社会保険料の負担増」や「低迷する経済」「老後の備え」といった、お金の不安につながる項目が上位にあることがわかります。

家族やお金が重要と考えている一方で、日本の将来を見据えたときにお金の不安を抱えていることが伺えます。

お金の不安を軽減するために「支出を減らす」

お金の不安を軽減するためにすぐにできることの一つは、支出を減らして貯蓄額を増やすことでしょう。

ここでは、すぐに実践することができる、支出を減らし貯蓄額を増やす方法を紹介します。

  • 天引き貯金を活用する
  • お金を使うパターンを把握する
  • 固定費を抑える

天引き貯金を活用する

天引き貯金とは、給与が自分の口座に振り込まれたら生活に必要最低限のお金だけを引き出して、残りのお金をすべて貯蓄に回す手法のことです。

ついお金を使ってしまう場合は、財形貯蓄などを活用して自動的に貯蓄できる仕組みにすることをおすすめします。

お金を使うパターンを把握する

無駄な買い物を減らすことができれば、貯蓄や資産形成に回せるお金が増えます。

無駄な買い物を減らすには、「お金を使うパターン」を把握することが有効です。

例えば、毎日コンビニやカフェで飲み物を買ったり、割引品を見るとついたくさん買ってしまったり、人それぞれ「お金を使ってしまうパターン」があります。

自分の「お金を使うパターン」を把握し意識するだけでも、無駄な買い物を防ぎやすくなります。

固定費を抑える

住居費や通信費、保険費、電気・ガス・水道の公共料金などの、毎月かかる固定費を見直すことも有効です。

総務省の調査によると、2人世帯の年間の水道光熱費の平均額は約23万円です。

電気やガスの契約を見直したり日々の節約を心がけたりするだけでも、年間数千円~数万円の節約効果が期待できます。

出典
  • 株式会社ジンジブ「理想の将来像に関するアンケート」

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