2022年は、電気代やガソリンなどの燃料費から、パンや小麦粉といった食料品まで、様々な商品の値上がりが続きました。
家計への負担を軽減するため、節約に取り組んでいる家庭も増えています。
タメニー株式会社が実施した調査によると、家計を管理し、節約を実施している家庭では、幸福度が高まる傾向がわかりました。
この記事では、節約に関する調査結果をもとに、以下の項目について紹介します。
・家計を管理すると幸福度が上がる
・節約をすると幸福度が上がる
・できれば節約したくないと思われている項目
約7割が実感。家計を管理して節約に取り組むと幸福度が上がる。「教育費」「食費」の切り詰めすぎは危険
家計の管理が幸せな生活の基礎
タメニー株式会社は、20~49歳の既婚男女2,300人に、「いい夫婦の日に関するアンケート調査」を実施しました。
出典:タメニー株式会社「いい夫婦の日に関するアンケート調査」(以下同)
「家計の管理の方法と幸福度の関係」については、「夫が管理している」「妻が管理している」「共同で管理している」夫婦は、いずれも「幸福」と感じる割合が6割以上でした。
一方、「家計の管理をしていない」夫婦は、「幸せ」と感じる割合は約10%にとどまりました。
誰が管理するかにかかわらず、家計を管理して把握することは、幸福感につながると言えそうです。
次に、「家計の節約と幸福度の関係」を見てみましょう。
「衣服、美容費」「食費(外食含む)」「日用品、消耗品」など、多くの費目について「幸せ」と感じる割合は70%以上でした。
その中で、「住居費」「教育費」で節約をした場合については、「幸せ」と感じる割合は70%を下回りました。
家計の節約に取り組むことも、幸福感につながると言えそうです。
「教育」「食品」の節約はしたくない
家計の管理や節約に取り組むことが、幸福感につながることがわかりました。
一方で、本当は節約をしたくないと思われている項目もあるようです。
出典:株式会社ロコガイド「節約意識に関する調査」
株式会社ロコガイドが実施した「節約意識に関する調査」によると、「できれば節約したくないもの」の1位が「教育」(50.9%)でした。
さらに「食品」が45.3%と続いています。
物価高騰が続いて家計が圧迫される中で、「教育」や「食品」については、約半数の人ができれば節約したくないと考えているようです。
家計を管理し、節約をすることは、幸福感につながる傾向が見られましたが、「教育」や「食品」にかける費用を節約しすぎると幸福感の低下を招いてしまうかもしれません。
節約する費目に優先順位をつけ、使うべきところにはお金を使うという選択も必要かもしれません。
- タメニー株式会社「いい夫婦の日に関するアンケート調査」
- 株式会社ロコガイド「節約意識に関する調査」