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冬のボーナスは「預貯金」が6割以上。買い物や旅行に使う人は3割。物価高や先行きを不安視する声も

執筆者:マネーFix 編集部

冬のボーナスの時期になりました。

物価高騰が続き、支出が増加している中、冬のボーナスへの期待感は高まっているのではないでしょうか。

Job総研が実施した「2022年冬のボーナス実態調査」を元に、支給額や、使い道の傾向について紹介します。

冬ボーナスの支給額は平均69.8万円

Job総研は、20代から50代の男女548人を対象に「2022年 冬ボーナス実態調査」を行いました。

 
出典:Job総研「2022年 冬ボーナス実態調査」(以下同)

調査によると、「ボーナス支給あり」の回答は61.3%でした。

2018年以降「支給あり」の割合が年々上昇していることが分かります。



支給額は、平均で「69.8万円」、中央値で「54.5万円」でした。

過去5年間のボーナスの給額を見てみると、2022年は2020年に次ぐ水準です。

冬ボーナスの使い道「預貯金」が6割以上

冬ボーナスの主な使い道で最も多い回答は、「預貯金」でした。



63.4%が「預貯金」をすると回答したのに対し、「買い物」は36.6%、次いで「旅行」は33.6%と4割を下回りました。

「投資」と回答した割合は31.0%で、先々の生活に備えた使い方を検討している人が一定数いるようです。



預貯金にどのくらい回すのかについては、「ほぼ全額貯金」「半分以上を貯金」する割合が66.9%にのぼりました。

主な使い道として「預貯金」と回答した人は63.4%でしたが、「ほぼ全部使う」を除くと、86.3%の人が預貯金をする予定であることが分かります。



自由記述コメントの中には、「物価高騰で生活がギリギリの状態だった」「日本経済が先行き不透明で不安」「老後のための自己資金をためる」といった声が挙げられていました。

ボーナスを預貯金に回したいと思う背景には、物価高や先行きへの不安感があるようです。

2023年も物価高騰が予想される

帝国データバンクは「価格改定動向調査(12月)」において、2023年も食品の値上げが予定されていると発表しました。


出典:帝国データバンク「価格改定動向調査(12月)」

特に、2023年2月は、3,269品目が値上げの対象となっており、2022年10月以来の3,000品目超えとなる見通しです。

引き続き、物価高騰が続くことが想定される中で、ボーナスの使い道について、しっかりと計画を立てておくことをおすすめします。

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