資産形成においては、分散投資の観点が欠かせません。分散投資を実現するためには、不動産投資以外の資産形成方法を知っておく必要があります。
不動産投資以外におすすめの資産形成方法は、以下の通りです。
- 不動産投資クラウドファンディング
- 投資信託
- 株式投資
- REIT
- 債券
いずれも不動産投資とはリスクとリターンが異なるため、組み合わせつつ投資方針を決めていくのがおすすめです。
不動産投資クラウドファンディング
不動産投資クラウドファンディングでは、不動産所有の権利を複数人で購入して、家賃収入や物件の売却利益を按分します。リターンは抑制されますが、リスクも軽減されるので、投資初心者におすすめの方法です。
ただし、クラウドファンディングの業者が扱っている一部の不動産しか投資できないこと、購入した不動産が大当たりしても得られる恩恵が少ない点はデメリットです。
投資信託
運用を専門家に任せられるため、リスクを抑えながら投資できるのが投資信託のメリットです。
銘柄ごとに基準価格が決まり、購入時の金額より上昇した時点で売却すれば、投資家の利益となります。購入手数料や信託手数料などが発生する点はデメリットです。
株式投資
投資家が自ら株式を購入する方法です。投資信託よりもハイリスク、ハイリターンの投資方法です。
銘柄選びや、購入と売却のタイミングの見極めなど、難易度は高めです。景気の影響も大きく受けるので、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
REIT
REITとは不動産を証券化し、証券市場で自由に売買できる仕組みです。複数の不動産に分散投資するのが特徴で、主な投資先はオフィスビルや商業施設など、大規模な建物が多い傾向があります。
REITは比較的少額から投資できるため、初心者にも向いている投資方法といえるでしょう。ただし、災害リスクや価格変動リスクがある点は注意してください。
債券
債券は発行時に利率が決まっており、債券を購入した投資家はこの利率に基づいて利益を得ます。国の発行する債券を国債、民間会社の発行する債券を社債と呼びます。
ほかの金融商品と比較してリスクは低めですが、償還まで保有せず途中で売却すると損をする可能性もあります。民間企業が発行する社債の場合、その会社が倒産すると債券の価値がゼロになります。