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投資信託におすすめの証券会社7選!選ぶポイントや投資信託のメリットを解説

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

投資信託は、少額で分散投資が可能な金融商品です。

多くの証券会社が取り扱っているものの、取扱銘柄数や最低投資金額、手数料などは証券会社によって異なります。

初心者でも始めやすい一方、どの証券会社で口座を開けば良いのか分からないという人もいるでしょう。

この記事では、投資信託を始めるにあたっておすすめの証券会社を紹介するとともに、証券会社を選ぶポイントや、投資信託のメリットについても解説します。

投資信託とは

投資信託とは、投資家から小口で集めたお金を大きな1つの資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券、REIT(不動産投資信託)などに投資・運用する金融商品です。

投資信託では、それぞれの商品の運用成果が投資家の投資額に応じて分配されます。

投資信託におすすめの証券会社7選

投資信託を行うにあたり、おすすめの証券会社を7社紹介します。

証券会社名 楽天証券 SBI証券 松井証券 LINE証券 岡三オンライン GMOクリック証券 auカブコム証券
投資商品数 2,261本 2,659本 1,637本 33本 659本 133本 1,613本
投資対象地域 日本を含む世界各国 日本を含む世界各国 日本を含む世界各国 日本を含む世界各国 日本を含む世界各国 日本を含む世界各国 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ
アクティブ
バランス
パッシブ
アクティブ
バランス
パッシブ
アクティブ
バランス
パッシブ
アクティブ
バランス
パッシブ
アクティブ
バランス
パッシブ
アクティブ
バランス
パッシブ
アクティブ
バランス
最低投資金額 100円 100円 100円 1,000円 100円 100円 100円

投資信託の投資商品数は、証券会社によって差があります。

SBI証券と楽天証券が2,600本を超える本数を誇り、つみたてNISAの取扱本数も多いのが特徴です。

最低投資金額は100円に設定している証券会社がほとんどです。

また、GMOクリック証券は、NISA口座の対応はしているものの、一般NISAのみで、つみたてNISAには対応していない点に注意してください。

それぞれの証券会社の特徴を詳しく見ていきましょう。

楽天証券

楽天証券は、2023年12月に証券総合口座数が1000万を超えのネット証券です。

投資信託の取扱本数も2,261本*と、SBI証券に次いで多くなっています。

ネット証券全般の特徴でもありますが、楽天証券の投資信託購入手数料は無料。

保有している投資信託の残高に応じた楽天ポイントが貯まる点も魅力です。

投資商品数 2,261本
投資対象地域 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ・アクティブ・バランス
最低投資金額 100円
※2024年3月時点

SBI証券

SBIグループでの証券口座開設数が1000万口座を超えており、投資信託の取扱本数も2,659本と、ネット証券で一番多い数を誇ります。

投資信託の購入手数料は無料で、最低100円から投資可能であるほか、購入の際に三井住友カードを利用することでVポイントが貯まる仕組みです。

さらに、投資信託の保有金額に応じてPontaポイントやdポイント、Tポイントのいずれかを貯めることができます。

投資商品数 2,659本
投資対象地域 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ・アクティブ・バランス
つみたてNISA 185本
最低投資金額 100円

松井証券

松井証券は、大正7年創業で100年以上の歴史を持つ、老舗の証券会社です。投資信託の取扱本数は1,636本となっており、すべて手数料無料で購入できます。

松井証券では3つのロボアドバイザーが用意されており、悩みや目的に応じてサポートを受けられる体制が整っている点も特徴です。

投資商品数 1,637本
投資対象地域 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ・アクティブ・バランス
つみたてNISA 178本
最低投資金額 100円

LINE証券

LINE証券は、サービス開始が2018年と比較的最近で、取扱本数はまだ少ないです。

LINE利用者ならば、簡単に口座が開設できます。

最低購入金額は他社と異なり1,000円と高めに設定されているものの、購入にLINEポイントが使える点が特徴です。

投資商品数 30本
投資対象地域 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ・アクティブ・バランス
つみたてNISA 9本
最低投資金額 1,000円

岡三オンライン

岡三証券のネット証券サービスが岡三オンラインです。

投資信託取扱本数は659本と、ほかのネット証券に比べて少ないものの、購入手数料は無料。ロボアドバイザー「投信ロボ」が人気です。

投資商品数 659本
投資対象地域 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ・アクティブ・バランス
つみたてNISA 15本
最低投資金額 100円

GMOクリック証券

GMOクリック証券は、取り扱う投資信託商品を厳選し、133本に抑えています。

100円から購入でき、購入手数料は無料。NISA口座は、つみたてNISAではなく一般NISAのみ対応なので注意してください。

取引上の不明点を電話で相談できるサービスも好評を得ています。

投資商品数 133本
投資対象地域 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ・アクティブ・バランス
つみたてNISA 対応なし
最低投資金額 100円

auカブコム証券

口座開設数は100万口座を超えており、人気のあるネット証券です。

auカブコム証券が取り扱う投資信託の購入手数料はすべて無料で、100円以上1円単位で購入可能。

ポイントサービスはPontaポイントが用意されており、Pontaポイントを貯めている人にもおすすめです。

投資商品数 1,613本
投資対象地域 日本を含む世界各国
運用スタイル パッシブ・アクティブ・バランス
つみたてNISA 178本
最低投資金額 100円

投資信託で証券会社を選ぶ際のポイント

投資信託を購入する証券会社を選ぶ際には、次の6つのポイントを押さえておきましょう。

投資信託で証券会社を決める際のポイント
  • 投資商品の取扱数
  • 投資対象地域
  • 運用スタイル
  • 最低投資金額
  • 資金の扱いが楽か
  • つみたてNISA対応

投資商品の取扱数

まず見ておきたいポイントは、取り扱っている投資信託の本数です。

やはり選択肢が多いほど、自分に合った投資商品を選びやすくなります。

また、用意されている投資信託を購入する際には、手数料がかからない商品(ノーロード投信)かどうかも確認しましょう。

ほとんどのネット証券は手数料を無料としていますが、一部の商品については手数料がかかるケースがあるので注意してください。

投資対象地域

例えば、ネット証券最大の投資信託銘柄数を誇るSBI証券の投資対象地域は、以下の通りです。

多様な地域に投資していることがわかります。

  • グローバル(世界)
  • 日本
  • 北米
  • ヨーロッパ
  • アジア
  • オセアニア
  • エマージング(新興国)
  • 中南米
  • 中近東

投資対象地域には、大きく分けて先進国と新興国があります

先進国の中でも日本やアメリカだけに投資している商品もあれば、世界各国に分散投資している商品もあります。

グローバル投信の場合、投資先にどのような国が入っているのか、またその割合などもあらかじめ確認しておきましょう。

投資先が多いほど分散投資が可能になります。

運用スタイル

投資信託の運用スタイルには、「パッシブ運用」と「アクティブ運用」があります。

パッシブ運用とは、市場の代表的な指数に連動した動きを目標とする運用スタイルです。

「インデックス運用」とも呼ばれます。

対してアクティブ運用とは、指数の動きを上回る動きを目標とし、インデックス運用よりも大きなリターンが期待できる運用スタイルです。

もちろん元本保証ではなく、期待したようなリターンを得られないこともあるのでその点は理解しておきましょう。

手数料はアクティブ運用の方が高く設定されているので、選ぶ際には手数料についても確認してください。

最低投資金額

証券会社の形態は「店舗型」「ネット型」の2つがあります。

店舗型の特徴は、実際に来店して担当者と話をしながら金融商品を選べる点です。

ただし、人件費がかかるため、ネット型の証券会社と比べると手数料が高いというデメリットがあります。

一方、ネット型の証券会社は、人件費がかからないぶん手数料を低く抑えることができます。

最低投資金額を100円に設定しているケースも多く、投資信託を始めるハードルは低くなっています。

また、ネット型の証券会社は、楽天証券のようにポイントを使って投資ができる点も特徴です。

資金の扱いが楽か

証券会社で投資信託などの金融商品を購入するためには、証券会社に口座を開設し、そこに資金を移動させる必要があります。

その際、都度自分で振り込むのではなく、口座から自動で引き落としができると手間や手数料がかからずに済みます。

口座に入金するのを忘れてしまい、残高が足りずに購入できなかったという事態も避けることができるでしょう。

つみたてNISA対応

取り扱っている投資信託が、つみたてNISAに対応しているかどうかも重要なポイントです。

つみたてNISAは、年間40万円まで、投資における譲渡益や分配金などが最長20年非課税になる制度です。

通常は投資で得た譲渡益や分配金には20.315%の税金が課税されるため、非課税で20年間運用できるメリットは大きいでしょう。

つみたてNISAで投資を行うためには、つみたてNISA専用口座を開設する必要があります。

また、つみたてNISA専用口座と、通常の課税口座の両方で投資信託を購入し、資産形成を行う方法も有効です。

投資信託のメリット

投資信託には、以下3つのメリットがあります。

投資信託のメリット
  • プロに運用を任せられる
  • リスクが比較的低い
  • チャートに張り付く必要が無い

プロに運用を任せられる

投資信託では、顧客から集めた小口の資金を大きな金額にまとめ、それを元に専門家が株式や債券などに投資し、運用します。

集めた資金をどのように投資し運用するかは、投資信託ごとの運用方針に基づいて専門家が決定します。

運用のプロが幅広い投資商品に投資をして運用してくれるため、個人投資家では買えない株式や、手を出しにくい債券にも投資できる点は大きなメリットです。

リスクが比較的低い

投資信託は、株式のように投資先が1つに決まっておらず、投資対象商品や投資対象地域を分散させています。

1つの商品に集中的に投資すると、その商品の価格が下がることで損失が発生する可能性があります。

そのため、さまざまな銘柄に投資し、投資先の地域を分散させることで、値下がりなどのリスクを低減できる点も、投資信託の大きなメリットです。

チャートに張り付く必要が無い

投資信託の価格は基準価額と言われ、原則として毎日公表されます。

株価と異なり1日に1回だけの公表なので、画面にずっと張り付いて値動きを見ている必要はありません

チャートに張り付かずに済むため、時間が自由になることに加え、投資における精神的負担を軽減できるのもメリットです。

投資信託のデメリット

投資信託には、次のようなデメリットもあります。

投資信託のデメリット
  • 元本割れの可能性がある
  • 手数料がかかる

元本割れの可能性がある

投資信託は、投資商品の1つなので、預貯金などとは異なり元本が保証されていません

そのため、市場の動きによっては損失が発生する可能性があることは覚えておいてください。

ただし、長期で投資を行うことにより、損失が発生する局面を比較的少なくできる点や、収益率のブレ幅が少なくなってプラスのリターンが得られる可能性が高くなる点は、押さえておきたいポイントです。

手数料がかかる

投資信託の購入および保有、売却に関して手数料が発生します。

特に、保有中にも手数料がかかる点はデメリットといえるでしょう。

投資信託にかかる手数料としては、以下が挙げられます。

  • 販売手数料

投資信託を購入するときにかかる手数料。
最近は手数料無料のものもある(ノーロード投信)。

  • 信託報酬(運用手数料)

投資信託商品を保有している間ずっと発生する手数料。
投資信託商品や運用スタイルによって異なる。

  • 信託財産留保額(解約手数料)

解約(売却)するときに発生する手数料。
最近では信託財産留保額をなしとする投資信託商品も多い。

まとめ

投資信託は、自動的に分散投資を可能にしてくれるだけでなく、運用のプロが投資先を選定して運用してくれるため、投資を始めたばかりの初心者にもおすすめの投資商品です。

ただし、保有中は手数料がかかるため、運用コストを抑えるためにはできるだけ手数料の安い商品を選ぶ必要があります。

投資信託は証券会社によって取扱い本数やサービス内容が異なるので、購入する際にはどの証券会社から購入するか比較検討し、自分に合った証券会社で口座を開設することが大切です。

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