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株取引ツールがおすすめの証券会社を比較!ツール以外で使えるアプリを紹介

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

各証券会社が提供している株取引ツールは、効率的に情報収集を行え、注文までスムーズに行える点がメリットです。

しかし、どのツールが使いやすいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。

この記事では、主要ネット証券会社の株取引ツールについて紹介します。

ツールごとに特徴があるため、ぜひ自分に合ったものを探してください。

株取引ツールとは

株取引ツールとは、板情報、チャート、ニュースなどを網羅し、注文機能を持つトレーディングツールのことです。

各証券会社のホームページでも同様の機能が提供されていますが、ツールを活用することでより効率的なデータ集約が可能となり、取引のタイムラグも減らせます。

ツールにはPCにダウンロードして使用するソフトや、ブラウザ上で操作するもの、スマートフォン・タブレット用のアプリ等があります。

株取引ツールがおすすめの証券会社6選

株取引ツールを提供している証券会社を6社紹介するので、比較検討してみてください。

各ツールの利用条件やテクニカル表示数、チャート種類、MacOS対応等については下表の通りです。

楽天証券「MARKET SPEED Ⅱ DMM株「DMM株 PRO +」 SBI証券「HYPER SBI」 マネックス証券「マネックストレーダー」 松井証券「ネットストック・ハイスピード」 岡三オンライン「岡三ネットトレーダープレミアム」
利用条件 無料 無料 月額550円(条件達成により無料) 無料 無料 無料
テクニカル表示数 21種類 34種類 73種類 42種類 32種類 21種類
比較 銘柄・指数を最大4銘柄比較可能 銘柄・指標・指数を最大3銘柄比較可能 銘柄・指標・為替の中で最大3銘柄比較可能 銘柄・指数を最大5銘柄比較可能 同時に5銘柄比較可能 銘柄・指標・為替の中で最大4銘柄比較可能
チャート種類 5種類 4種類 12種類 12種類 12種類 6種類
描画ツール 5 10 17 14 26 9
MacOS対応 「マルチボード500」が対応 「ネットストック・スマート(ブラウザ版)」が対応 「ネットトレーダーWEB2」「かんたん発注」が対応

楽天証券「MARKET SPEEDⅡ」

楽天証券「MARKET SPEEDⅡ」では、取引に必要な情報を1画面に集約できます。

分析チャート上に自分でコメントを入れたり、線を描画したりと、自分好みのチャートにカスタマイズできます。

株価の上昇・下落を色の違いや濃淡で判別できるヒートマップ機能のほか、基準となる騰落率を環境設定で変更できる機能などもあります。

事前に登録した条件で自動発注できる「アルゴ注文」機能を活用すれば、日中に相場をチェックできないときでも安心してトレードを任せることができます。

「MARKET SPEEDⅡ」の詳細
利用条件 無料
テクニカル表示数 21種類
比較 銘柄・指数を最大4銘柄比較可能
チャート種類 5種類
描画ツール 5
MacOS対応 「MARKETSPEED for Mac」

FX取引専用の「MARKETSPEED FX」

引用:楽天証券公式サイト

FX取引に特化した「MARKETSPEED FX」は、約40種類のテクニカル指標※1を搭載しています。

チャート画面では描画ツールが充実しており、情報の表示内容や画面レイアウトをカスタマイズできます。

高機能でありながら、ビギナーでも使いやすいインターフェースが特徴です。

(※1)チャートから値動きを予想する「テクニカル分析」で使われる指標のこと

楽天証券で使える株取引アプリ

参照:楽天証券公式サイト「iSPEED」

スマートフォン・タブレット端末で利用できる「iSPEED」でも、PC用ツールに並ぶ機能が備わっています。

iSPEEDの種類
  • iPhone/Android用アプリ「iSPEED」
  • 「iSPEED for iPad」
  • 「iSPEED FX」
  • 「iSPEED 先物OP」

iSPEEDは検索機能が充実しています。

業種やテーマ、チャート形状などで銘柄を探すことができるほか、任意の条件で検索できる「スーパースクリーナー機能」が搭載されています。

iPad用の「iSPEED for iPad」では、1画面で最大100銘柄を同時表示可能。株価や各種指標、チャート、ニュースなどの情報を1画面で確認できます。

FX取引を直感的に楽天証券「iSPEED FX」専用「サークルメーター」

引用:楽天証券公式サイト「iSPEED FX」サークルメーター

iSPEED FXの取引画面「サークルメーター」では、1日の値動き・現在値のレベルやトレンドが視覚的にまとめられています。

楽天証券が独自開発したFX専用取引画面で、細かくなりがちなFX画面も直観的に捉えることが可能です。

さらにストリーミング注文(リアルタイムで提示されている為替レートをクリックし、その時点のレートで取引を行う注文方法)が行える「ASスピード発注」機能も搭載しています。

DMM株「DMM株 PRO+」

注文までのアクションがスピーディに完了するのが「DMM株 PRO+」の特徴です。

新規注文が成立すると、あらかじめ指定しておいた利益確定と損切りの注文が自動的に発注されます。

「寄付」「引け」などの執行条件を付与する際に、前場と後場のどちらで有効にするかを指定することも可能です。

米国株式にも対応し、1つのアプリで完結します。MacOSにも対応しています。

「DMM株 PRO +」の詳細
利用条件 無料
テクニカル表示数 34種類
比較 銘柄・指標・為替を3銘柄まで比較可能
チャート種類 4種類
チャートの詳細 ローソク足・ライン・折れ線・ポイント&フィギュア
描画ツール 10
MacOS対応

DMM株で使える株取引アプリ

引用:DMM株公式サイト

DMM株の取引アプリには、高機能な上級者向けツールと、シンプルな画面構成の初心者向けツールがそれぞれ用意されています。

PC版 モバイルアプリ版
上級者向け 「DMM株 PRO+」 「ノーマルモード」
初心者向け 「DMM株 STANDARD」 「かんたんモード」

モバイルアプリ版も、PC版の取引ツールに匹敵する機能を搭載した「ノーマルモード」と、シンプルなインターフェースの「かんたんモード」があり、設定からワンタップで切り替えが可能です。

例えば、現物取引だけのときは「かんたんモード」、IPO株の確認や信用取引をしたいときは「ノーマルモード」といった使い分けもできます。

「かんたんモード」では、「売却注文で〇円利益が出る場合は売却」などの指定も可能です。

株価分析や「ビジュアル決算」機能で決算情報も一目で確認できるので、シンプルな画面を利用したいシチュエーションでは有効です。

SBI証券「HYPER SBI 2」

「HYPER SBI」が2022年2月に大幅アップデートし、「HYPER SBI 2」になりました。

Mac OS対応となり、最大で8画面の保存が可能です。

テクニカル指標は70種類以上あり、スクリーニング機能で絞り込めるなど、分析機能も充実しています。

板情報画面でドラッグ&ドロップするだけで、高速発注・訂正・取引ができます。

銘柄登録もサイトからコピー&ペースト可能です。

高機能でありながら、投資初心者から上級者まで誰もが使いやすいツールになっています。

「HYPER SBI 2」の詳細
利用条件 月額550円(税込)条件達成により無料※1
テクニカル表示数 73種類
比較 銘柄・指標・為替で最大3銘柄比較可能
チャート種類 12種類
チャートの詳細 Tick・ローソク足・価格帯別出来高・P&F・Swing・平均足・Renko・CandleVolume・@新値三本足・鍵足・逆ウォッチ曲線
描画ツール 17
MacOS対応

(※1)毎月1回以上の現物取引をすれば無料で利用可能

SBI証券で使える株取引アプリ

「SBI証券 株アプリ」は、詳細な銘柄分析機能やスクリーニング機能など、PC用ツールに並ぶ機能を搭載しています。

SBI証券の株取引アプリ
  • 「SBI証券 株アプリ」
  • 「かんたん積立アプリ」
  • 「SBI証券 FXアプリ」
  • 「HYPER 先物・オプションアプリ」
  • 「取引所CFD アプリ -くりっく株365」
  • 「米国株アプリ」

SBI証券では、米国株の取り扱い銘柄数が個別株・ADR・ETFを含め、4,500銘柄を超えています。

「米国株アプリ」を利用すれば、米国株価・板情報がリアルタイムで確認できます。

米国株の決算速報もアプリで閲覧できるうえ、日本語でスピーディに配信されるので便利です。

マネックス証券「マネックストレーダー」

「マネックストレーダー」は、注文が迅速に行えることが特徴です。

メイン画面でワンクリックによるスピード注文が可能なほか、板情報やチャート、銘柄情報やニュースなどの情報が1画面に表示される「Trading One」でも画面上からそのまま注文できます。

条件に合致する銘柄のアラート機能も搭載しています。

マネックス証券では、5,000を超える米国株現物銘柄を取り扱っており、米国のアフターマーケット(夏季5:00~9:00/冬季6:00~10:00)にも対応しています。

「マネックストレーダー」の詳細
利用条件 無料
テクニカル表示数 42種類
比較 銘柄・指数で最大5銘柄比較可能
チャート種類 12種類
チャートの詳細 ローソク足(通常・変形)・ラインチャート・バーチャート(4本値・高安終)・ローソクボリューム・エクイボリューム・P&F・カギ足・練行足・新値足・逆ウォッチ曲線
描画ツール 14
MacOS対応 MacOSは「マルチボード500」が対応

マネックス証券で使える株取引アプリ

引用:マネックス証券 公式サイト

マネックス証券もアプリが充実している証券会社です。

下記に、対応機器向けに一覧をまとめました。

PC向け スマートフォン向け タブレット向け
「マネックストレーダー」
「MonexTraderFX」
「銘柄スカウター」
「マルチボード500」
「フル板情報ツール」
「チャートフォリオ」
「マーケットボード」
「マーケットライダープレミアム」
「マーケットライダー」
「MONEX VISION」
SNS型投資アプリ「ferci」ブラウザ版
「銘柄スカウター」
「マーケットボード」
「マネックストレーダー株式スマートフォン」
「マネックストレーダー先物スマートフォン」
「トレードステーション米国株スマートフォン」
「マネックストレーダーFX」
「スマートフォン」
「マネックス証券アプリ」
「MONEX VISION」
「MONEX TRADER CRYPTOスマートフォン」
「SNS型投資アプリ「ferci」
「銘柄スカウター」
「マーケットボード」
「マネックストレーダー株式タブレット」

米国株についても専用アプリでスムーズに取引できます。

「トレードステーション米国株スマートフォン」は米TradeStation社が開発した米国株取引専用のスマートフォン向けアプリです。

松井証券「ネットストック・ハイスピード」

松井証券の「ネットストック・ハイスピード」は、事前に条件を設定しておくことでスピーディに発注できます。

成行注文や返済注文、指値の訂正・取消なども簡単操作で行えます。

誤発注を防ぐためのロック機能や、注文方法・背景色の設定機能も搭載しています。

ミスを防ぎながら、自分にとって使いやすいトレード環境を構築できるでしょう。

必要に応じて、取引画面をシンプル表示にすることもできます。

「株式Trading Center」機能では、株価ボード、チャート、複数気配、注文発注・照会機能が1つの画面で表示されるので便利です。

「ネットストック・ハイスピード」の詳細
利用条件 無料
テクニカル表示数 32種類
比較 同時に5銘柄比較可能
チャート種類 12種類
チャート詳細 ローソク足(通常・変形)・ライン・ローソク/エクイボリューム・バーチャート(4本値・高安終) ・P&F・カギ足・練行足・新値足・逆ウォッチ曲線
描画ツール 26
MacOS対応 MacOSはネットストック・スマート(ブラウザ版)が対応

松井証券で使える株取引アプリ

松井証券の取引ツールには次のようなものがあります。

PC向け スマートフォン向け
「ネットストック・ハイスピード」
「ネットストック・トレーダー」
「ネットストック・プレミアム」
「マーケットラボ」
「株価ボード」
「QUICK情報・リサーチネット」
「株アプリ」
「株touch」
「米国株アプリ」
「投信アプリ」
アクティビスト追跡ツール
フル板情報(BRiSK for 松井証券)

スマートフォン向けアプリの中でも、「株touch」はPC向けツールと同等の注文方法が可能です。

「アクティビスト追跡ツール」では、大量保有報告書や空売り残高情報を一覧でチェックできます。

取引所が公表している情報に限られますが、大口の空売りが行われている銘柄のチェックが可能となり、積極的な投資家の投資動向を確認できます。

ほかの取引ツールとは一味違った情報を獲得できるので、投資予測を学びたい人には参考になるでしょう。

岡三オンライン「岡三ネットトレーダー」

岡三オンラインの「岡三ネットトレーダー プレミアム」は、21種類のテクニカル指標が利用できる、プロ志向のトレーディングツールです。

46種類のランキング表示で銘柄を探すことも可能で、株価ボードに登録できる銘柄は100銘柄×20リスト、計2,000銘柄にも及びます。

これらの銘柄は自由にタグを付けてリストアップできるため、銘柄管理も自由自在。

登録銘柄は、ドラッグ&ドロップで板情報やチャート画面に引き継ぐことが可能です。

「岡三ネットトレーダー プレミアム」の詳細
利用条件 無料
テクニカル表示数 21種類
比較 銘柄・指標・為替の中で最大4銘柄比較可能
チャート種類 6種類
チャートの詳細 Tick・ローソク足・カギ足・新値足・P&F・逆ウォッチ曲線
描画ツール 9
MacOS対応 MacOSはブラウザ版「ネットトレーダーWEB2」「かんたん発注」が対応

IPO(新規公開株)の抽選申し込みの際、岡三オンラインのIPOなら前受金が不要です。

当選後の入金でOKなので、投資資金を抑えながらIPOに幅広く申し込みたい場合に有利な証券会社といえるでしょう。

岡三オンラインで使える株取引アプリ

岡三証券オンラインはアプリも豊富に揃っています。

一覧を下記にまとめました。

  PC向け スマートフォン向け
ダウンロード版 ブラウザ版
上級者向け 「岡三ネットトレーダー プレミアム」   「ネットトレーダー365FX」
「暗号資産CFD取引専用スマホアプリ」
中級向け 「岡三ネットトレーダー ライト」
「岡三オンライン株365」
「岡三アクティブFX/FX C2」
「岡三RSS/RSS 365FX・CFD(Excel版)」
「岡三ネットトレーダーWEB2」
「岡三かんたん発注」
「岡三カブスマホ」
「e-profit FX/株365」
入門者向け 「岡三ネットトレーダー ライトF」 「岡三オンラインFX WEB版」
「岡三オンライン株365 WEB版」
「岡三ネットトレーダースマホF/for iPad」
「岡三オンラインFX スマホアプリ/for iPad」
「岡三オンライン株365 スマホアプリ」

株取引ツールで証券会社を選ぶ際のポイント

証券会社選びでは、銘柄数や手数料などに目が行きがちですが、実際に取引する際には注文スピードや利便性も重要なポイントです。

株取引ツールで証券会社を決める際のポイント
  • 使いやすさ
  • 使用目的
  • 機能の種類

使いやすさ

素早く取引できる、インターフェースが分かりやすいなど、使いやすさの面で優秀なツールを紹介します。

◆SBI証券「HYPER SBI 2」

ドラッグ&ドロップにより注文が可能な取引ツールです。

板情報画面で、マウスの操作だけで高速発注・訂正・取引ができます。

銘柄登録もサイトからコピー&ペーストできるため、銘柄の引用や登録が簡単です。

◆楽天証券「MARKET SPEEDⅡ」

直感的な操作性を持つ「チャート画面」が特徴です。

分析チャート上にコメントを入力でき、環境設定で騰落率の変更が可能です。

楽天証券は、FX取引を1画面で視覚的に確認できる「iSPEED FX」の「サークルメーター」も便利です。

自分に必要な機能を備えているかどうかに加えて、直感的な分かりやすさや、表示画面から素早く取引ができるかにも着目して選びましょう。

使用目的

例えば、米国株やETF、IPOの取引を希望している場合、証券会社の取り扱い銘柄数を比較するだけでなく、各社の取引ツールがどのように対応しているのかにも注目しましょう。

◆マネックス証券

米国株現物取引(個別銘柄・ETF・ADR含む)の取り扱いが5,000銘柄を超える「マネックス証券」には、米TradeStation社の開発した米国株取引専用のアプリ「トレードステーション米国株 スマートフォン」もラインナップされています。

時差のある米国の株価動向を注視しながら取引をしたいときに便利です。

◆DMM株PRO+

国内株も米国株も取引したい、IPO株の当選確率を上げたいときに便利なのが「DMM株PRO+」です。

アプリ版の「ノーマルモード」でもIPO新規公開株が申し込め、申込結果照会画面で申込状況、当選結果などが確認できます。

機能の種類

取引ツールを選ぶ際には、どんな機能があるのか確認しましょう。

特に、ほかにはないユニークな機能を持つツールを使いこなせば、取引で有利になることがあります。

◆松井証券

「ネットストック・ハイスピード」では、各種注文や指値の訂正・取消などが簡単操作で行えます。

誤発注を防ぐためのロック機能もあり、リスクを抑えながらスピード感のある取引を実現できます。

また、「アクティビスト追跡ツール」なら、大量保有情報や空売り残高情報といった大口投資家の動向を把握できる点にも注目です。

◆岡三証券

株価ボードに2,000もの銘柄を登録でき、銘柄にタグを付けてリストアップすることが可能です。

これらの銘柄は板情報やチャート画面にドラッグ&ドロップで引き継げるため、ついつい増えがちな銘柄管理もラクになります。

まとめ

スピード感のある株取引のためには取引ツールの選択が重要です。

ただし、単純に高機能であれば良いわけでもなく、自分にとって使いやすいかどうかが大切です。

欲しい機能が備わっているか、使いやすくカスタマイズできるかどうかといった点に注目して比較検討してみてください。

ツールは1種類ではなく、複数種類を使い分ける方法がおすすめです。

同じツールでも、PC版とモバイルアプリ版を併用するなどして、さまざまな状況に対応できるよう備えておきましょう。

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