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ボーナスの使い道どうしてる?使う金額の比率や賢い使い方を紹介

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

ボーナスは一般的に、企業の業績などに応じて夏と冬の年2回支給されます。「ボーナスを何に使うか」「どれくらいを貯金に回すべきなのか」と悩む人もいるでしょう。

ボーナスは一定の法則にしたがって割り振ることで有効活用できます。

この記事ではボーナスの使い方の調査結果と、賢い使い道について解説します。

この記事でわかること
  • ボーナスの使い道ランキング
  • ボーナスの使い道の割合
  • ボーナスの賢い使い道

ボーナスの使い道ランキング

まずは、ボーナスの使い道を調査したアンケート結果を紹介します。

夏のボーナス使い道ランキング(2023年)
  • 1位:貯金・預金(34.0%)
  • 2位:宿泊旅行(8.0%)
  • 3位:食品(ふだん食べるもの)(5.4%)
  • 4位:外食(5.0%)
  • 5位:財形貯蓄(3.8%)
  • 6位:衣服(2.5%)
  • 7位:ローンや借り入れの返済(2.4%)
  • 8位:投資信託(2.1%)
  • 9位:日帰り旅行(2.0%)、株式(2.0%)
冬のボーナス使い道ランキング(2023年)
  • 1位:貯金・貯蓄(34.5%)
  • 2位:宿泊旅行(6.7%)
  • 3位:食品(ふだん食べるもの)(5.5%)
  • 4位:外食(5.1%)
  • 5位:財形貯蓄(3.4%)
  • 6位:衣服(2.9%)
  • 7位:投資信託(2.3%)、株式(2.3%)
  • 9位:お取り寄せ品(1.7%)、日帰り旅行(1.7%)
出典:株式会社ロイヤリティ マーケティング「夏のボーナスの使い道 (2023年)」「冬のボーナスの使い道(2023年)

ボーナスの使い道として最も多いのは「貯金・預金」でした。

みんないくらもらっている?ボーナスの平均額

ここではボーナスの平均額について、会社員と公務員のデータを紹介します。

会社員のボーナス平均額

調査によると、会社員のボーナスの年間平均支給額は107.1万円(男性121.9万円、女性77.9万円)でした。

ボーナス平均支給額
冬のボーナス 夏のボーナス その他賞与 年間ボーナス合計
全体 50.7万円 50.8万円 5.6万円 107.1万円
20代 32.3万円 33.6万円 5.0万円 70.9万円
30代 46.6万円 47.0万円 5.8万円 99.3万円
40代 53.0万円 53.2万円 5.8万円 112.0万円
50代 62.5万円 61.3万円 5.7万円 129.5万円
(※)2022年9月?2023年8月までの集計
出典:doda「ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)

公務員のボーナス支給額

2023年の、一般職国家公務員のボーナスの平均支給額は、夏が約63.7万、冬が約67.4万円でした。

公務員は、会社員と比べてボーナスの支給額が多い傾向があることがわかります。

出典:内閣官房内閣人事局「令和5年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」「令和5年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給

ボーナスの賢い使い道は?

ボーナスの使い道は、「4:3:2:1 の法則」にしたがって割り振るとよいとされています。

「4:3:2:1 の法則」とは、以下の項目へ割合ごとにボーナスを振り分ける考え方を指します。

  • 預貯金:4割
  • 自由に使うお金:3割
  • 自己投資:2割
  • 金融資産:1割

預貯金する

急な支出などに備えて、すぐに引き出せるように預貯金しておくことが重要です。万一、病気やケガで働けなくなっても、預貯金に余裕があると安心です。

資産運用を始める

普通預金の金利は低く、お金を大きく増やすことは難しいです。また預貯金だけでは、インフレによって実質的な価値が目減りしてしまう可能性があります。そのため、ある程度預貯金があるのであれば、お金を増やすために資産運用をすることも重要です。

資産運用を始める際には、NISAを活用するのがおすすめです。NISA口座で生じる売却益や配当金が非課税になり、有利な条件で資産形成を進められます。

自己投資を行う

自身を高めるための自己投資は、ボーナスの賢い使い道の1つです。具体的には以下の例が挙げられます。

  • 資格取得
  • 健康維持
  • 自分磨き(ジム、美容エステ)など

普段は金銭的な余裕がなく後回しにしている人は、自分磨きを始められるチャンスです。新しいスキルや資格を取得できると、キャリアの発展や将来的な収入の向上につながります。

自由に使う

ボーナスを自分へのご褒美に使うのもよいでしょう。欲しかった家電や、あこがれのブランド品など、金銭的な理由で普段は手を伸ばしづらい買い物をするいいタイミングです。

あるいは、ボーナスで何かを買って、普段お世話になっている家族に感謝を伝えるのもよいでしょう。家族向けのプレゼントの例は、以下の通りです。

  • 自宅用のリラックスグッズ
  • スイーツ
  • 便利家電

自分に向けたお金の使い方とは異なる満足感を得られるでしょう。

また、旅行に使う方法もあります。旅行にはまとまった費用がかかるため、頻繁に行くのは難しいと感じる人もいるでしょう。ボーナスを使って旅行することで、普段の生活では味わえない体験で心と体をリフレッシュできます。

後悔しないボーナスの活用術

ボーナスを有効活用するためには、以下のポイントを意識することが大切です。

  • 事前に計画を立て、予算を決める
  • 生活防衛資金が貯まってから資産運用を始める

一度にまとまったお金が入るタイミングのため、無計画だと使いすぎてしまう心配があります。まずはどれくらいの額を使うべきか、計画を立てることが大切です。

資産運用は余剰資金で行うのが基本です。生活防衛費が貯まるまでは貯金を優先し、資産運用を始められる状態を整えましょう。

まとめ

ボーナスの使い道として最も多いのは「貯金・預金」です。会社員のボーナスの年間平均支給額は107.1万円(男性121.9万円、女性77.9万円)でした。また、一般職国家公務員のボーナスの平均支給額は、夏が約63.7万、冬が約67.4万円です。

預貯金だけでなく、資産を増やすなら投資をすることも有効でしょう。ただし、生活防衛費が貯まった段階で始めるのが鉄則です。

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