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バーチャルカードや後払いアプリは審査なし?おすすめのアプリや選び方のポイントを紹介

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

バーチャルカードの中には、審査なしですぐに使えるカードもあります。「上限はいくらまで使えるの?」「そもそもバーチャルカードの仕組みがよくわからない」という人もいるかもしれません。

バーチャルカードは物理的なカードがなくても利用できて便利ですが、クレジットカードに比べて利用限度額が低く、用途が限られます

この記事では、バーチャルカードや後払いアプリの特徴や、選び方のコツについて解説します。

この記事でわかること
  • バーチャルカード・後払いアプリのメリット・デメリット
  • バーチャルカード・後払いアプリの選び方
  • バーチャルカード・後払いアプリのおすすめ
目次 [開く]

バーチャルカード・後払いアプリの仕組みとは

バーチャルカードとは、物理的なカードが存在しない、インターネット上の決済専用クレジットカードのことです。

バーチャルカードは審査が完了すれば即日発行されるため、すぐに利用できます。多くの場合、銀行やATMから現金をチャージして使う、プリペイド方式です。国際ブランドが指定されており、各加盟店で利用できます。

また、バーチャルカードの中には、利用後にコンビニや銀行振込などで利用代金を支払うタイプもあります。これを「後払いアプリ」と呼びます。

クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードとの違い

バーチャルカードと、ほかのカードの違いは下表の通りです。

カードの種類 バーチャル
カード
(後払いアプリ) クレジット
カード
デビット
カード
プリペイド
カード
プラスチックカード なし - あり あり あり
店頭利用 不可 - 可能 可能 可能
審査 一部あり - あり なし なし
支払いタイミング 前払い (一部後払いもあり) 後払い 即時払い 前払い

バーチャルカード・後払いアプリのメリット

バーチャルカードや後払いアプリを利用するメリットは、以下の通りです。

  • 基本的に審査なしですぐに使える
  • 使いすぎを防止できる
  • セキュリティ面で安心できる

基本的に審査なしですぐに使える

バーチャルカードは、基本的に審査がないためすぐに使えます。

一般的なクレジットカードは必ず審査があり、審査に通るまでクレジットカードは発行されません。クレジットカードの審査に落ちた人や、ネットショッピングで最新の商品をすぐに買いたい人にメリットがあるサービスといえるでしょう。

ただし、一部の後払いアプリは審査があるため注意が必要です。

使いすぎを防止できる

バーチャルカードは自分でチャージした金額以上のお金は使えないため、使いすぎることがありません。

一方、クレジットカードは利用限度額の範囲内であれば、手元に現金がなくても買い物ができるため、つい使いすぎてしまう可能性があります。

クレジットカードだと使いすぎが不安という人は、バーチャルカードの利用が向いています。

セキュリティ面で安心できる

バーチャルカードは、クレジットカードのように物理的なプラスチックカードを持ち歩く必要がないため、紛失や盗難のリスクがありません。また、一時的に発行されるカード番号を使って買い物をするため、カード番号を盗まれる心配も無用です。

また、バーチャルカードの中にはニックネームが使用可能なものもあり、カード名義を匿名にできます。

セキュリティを重視している人に、おすすめのサービスといえるでしょう。

バーチャルカード・後払いアプリの選び方のポイント

バーチャルカード・後払いアプリを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。

  • ポイント還元率が高いこと
  • 維持費がかからないこと
  • 決済の上限額にゆとりがあること

ポイント還元率が高いこと

バーチャルカードの中には、クレジットカードのようにポイント還元が受けられるものがあります。バーチャルカードのポイント還元率の相場は0.5%です。

貯まったポイントの使い道はカード会社によって異なりますが、残高にチャージする、景品やマイル、他社ポイントに交換するといった使い道があります。

同じ1万円の買い物をした場合、還元率0.5%なら付与されるポイントは50ポイントですが、1.0%なら100ポイント貯まります。

維持費がかからないこと

バーチャルカードには維持費がかかるものと、かからないものがあります。支出を抑えるためには、維持費がかからないものを選びましょう。

決済の上限額にゆとりがあること

バーチャルカードは1日あたりの上限チャージ額や、決済金額に上限が設けられています。これらの上限が低いと、高額な支払いができない可能性があるため、作る前に確認しておきましょう。

バーチャルカード・後払いアプリのデメリット

バーチャルカードのデメリットは、以下の通りです。

  • 利用限度額が低めに設定されている
  • オンラインショッピングでしか使えない
  • 公共料金など支払えないものもある

利用限度額が低めに設定されている

バーチャルカードや後払いアプリは、チャージや決済額の上限がクレジットカードよりも低く、5万~10万円というケースが一般的です。クレジットカードは、一般カードでも100万円程度まで利用可能な場合があります。

バーチャルカードは高額な支払いを想定している人には、不向きとえます。

オンラインショッピングでしか使えない

バーチャルカードは、物理カードでしか支払えない店舗では使えません。

クレジットカードならインターネットショッピング、店舗など場所を問わず、加盟店であればどこでも利用可能です。店頭での買い物が多い人にとっては、バーチャルカードは使いにくいかもしれません。

ただし一部モバイル決済アプリや、電子決済システムを利用すれば、一般の店舗でも利用できる場合があります。

公共料金など支払えないものもある

スマートフォンの通信料や公共料金など、毎月決まった日に決済されるような代金の支払いにバーチャルカードは使えません。また航空券のように、受取時にカードの提示を求められるものは購入できないため注意が必要です。

クレジットカードなら、毎月引き落とされる公共料金やスマートフォン代金の支払いや、航空券購入などにも使えます。

おすすめのバーチャルカード


ここからは、おすすめのバーチャルカードを紹介します。

バンドルカード:年齢制限なしで即時発行

引用:バンドルカード

バンドルカードは、三菱UFJフィナンシャルグループである株式会社カンムが提供するバーチャルカードです。バンドルカードのアプリをインストールして、生年月日や電話番号を入力すれば、アプリがVisaカードとして使えるようになります。年齢制限がないのも特徴です。

バンドルカードは前払いだけでなく、後払いも利用できます。世界中にある7000万以上のVisa加盟店で利用できるため、使える店舗がなくて困ることはほぼないでしょう。

カード・アプリの名前 バンドルカード
支払い方法 前払い/後払い
年会費 無料
発行条件 なし
審査 なし
利用開始までの日数 即時
チャージ上限 3万円/1回
12万円/月
100万円/累計
残高上限10万円
国際ブランド Visa
ポイント還元率

メルペイ バーチャルカード:メルカリアプリで利用できる

引用:メルペイ バーチャルカード

フリマアプリで有名なメルカリが提供している、後払いのメルペイ バーチャルカードです。アプリ上に表示されるカード番号で、オンラインのMastercard加盟店で利用できます。入会金や年会費はかかりません。

また、アプリ上で簡単に利用停止の操作ができるため、万が一のときも安心して利用できます。

カード・アプリの名前 メルペイバーチャルカード
支払い方法 後払い
年会費 無料
発行条件 「アプリでかんたん本人確認」および「メルペイスマート払い」の設定が必要
審査 なし
利用開始までの日数 即時
チャージ上限 メルペイスマート払いの限度額まで
iD決済とバーチャルカード、メルカードの各利用金額を合算した金額の上限(1回/1日あたり100万円、1ヵ月あたり300万円)
国際ブランド Mastercard
ポイント還元率

ファミペイバーチャルカード:ファミマで使えるポイントが貯まる

引用:ファミペイバーチャルカード

ファミペイバーチャルカードは発行手数料、年会費が永年無料、前払いなら審査なしで最短5分で発行されます。また利用額に応じて0.5%の還元率でファミペイボーナスが貯まります。

レジや銀行口座、クレジットカード、ApplePayなどさまざまな方法でチャージが可能です。「ファミペイ翌月払い」を利用すれば事前チャージが不要で、後払いにできます。

ファミペイ翌月払いとは、1ヵ月間利用したファミペイの支払いを翌月に一括で支払うサービスです。

カード・アプリの名前 ファミペイバーチャルカード
支払い方法 前払い/後払い
年会費 無料
発行条件 年齢制限なし(後払いは18歳以上)
審査 なし(ファミペイ翌日払いは審査が必要)
利用開始までの日数 最短5分
チャージ上限 月間上限100万円
国際ブランド JCB
ポイント還元率 0.5%

三井住友VISAバーチャルカード:安心の銀行系カード

引用:三井住友VISAバーチャルカード

三井住友VISAバーチャルカードは、インターネット入会なら初年度会費無料で発行できます。利用金額合計200円ごとに1ポイントが貯まり、貯まったポイントは景品や他社ポイントと交換することも可能です。

またショッピング補償もついており、海外での利用や、国内でのリボ払い、3回以上の分割払いなら、年間100万円まで補償されます。

カード・アプリの名前 三井住友VISAバーチャルカード
支払い方法 後払い
年会費 インターネット入会で初年度無料、以降330円
発行条件 満18歳以上(高校生除く)かつ、メールアドレスがある
審査 あり
利用開始までの日数 最短3営業日
チャージ上限 10万円
国際ブランド Visa
ポイント還元率 0.5%

エポスバーチャルカード:メインカードと使い分けができる

引用:エポスバーチャルカード

株式会社丸井グループの子会社である、株式会社エポスカードが発行するバーチャルカードです。クレジットカードのエポスカードと使い分けができます。

エポスバーチャルカードは手軽に利用中止・再発行ができるほか、カード番号や利用可能額も柔軟に変更できるため、使いすぎ防止にも役立ちます。使わないときは0円に設定しておけば、安心です。

また、ポイント還元率は0.5%で、貯まったポイントは割引や景品交換などに使えます。

カード・アプリの名前 エポスバーチャルカード
支払い方法 後払い
年会費 無料
発行条件 エポスカードを保有していること
審査 エポスカードの保有が条件のため、実質審査あり
利用開始までの日数 即時
チャージ上限 エポスカードの上限額
国際ブランド Visa
ポイント還元率 0.5%

au PAYプリペイドカード:au PAY残高からチャージできる

引用:au PAYプリペイドカード

au PAYプリペイドカードは、通常のプラスチックカードのほかにバーチャルカードも提供しています。発行手数料や年会費は無料で、審査不要で誰でもすぐに利用できるのがメリットです。

au PAYアプリでカード番号や有効期限、セキュリティコードを表示させ、それらの情報をインターネットショッピング等の決済時に入力して利用します。Apple payと連携させれば、実店舗でも決済端末にスマホをかざすことで利用できます。

支払はau PAY残高から行われ、au PAY残高へはau PAYアプリからチャージできます。200円の利用ごとに1Pontaポイントが貯まり、貯まったポイントはau PAY残高にチャージすることが可能です。

カード・アプリの名前 au PAYプリペイドカード
支払い方法 前払い
年会費 無料
発行条件 なし
審査 なし
利用開始までの日数 即時
チャージ上限 チャージ方法により異なる
国際ブランド Master
ポイント還元率 0.5%

おすすめの後払いアプリ


続いて、おすすめの後払いアプリについて紹介します。

B/43(ビー ヨンサン):プリペイドカードと家計簿がセットに

引用:B/43

家計簿付きの後払いアプリ!

B/43(ビー ヨンサン)インストールはこちら

B/43(ビー ヨンサン)は前払い、後払いどちらも利用できるサービスです。ただし後払いは500~1,800円の手数料がかかります。

B/43はチャージ式のVisaカードと残高と支出が一目でわかるアプリがセットになっています。B/43で買い物をした支出はリアルタイムに記録されるため、自分の支出の管理をしたい人におすすめです。

またB/43ペアカードは、共同口座を2枚のカードで管理できる機能があります。2人どちらかのカードで支払いが行われると、アプリから通知が届き支払い履歴に反映される仕組みです。

B/43ペアカードでふたりの生活費が管理できる

カード・アプリの名前 B/43(ビー ヨンサン)
支払い方法 前払い/後払い
年会費 無料
発行条件 18歳未満は親権者の同意が必要
審査 後払いチャージは審査あり
利用開始までの日数 即時発行
チャージ上限 後払い5万円
国際ブランド Visa
ポイント還元率

あと払いペイディ(Paidy):分割払いもできる

引用:Paidy

あと払いペイディ(Paidy)は、Visaに加盟しているネットショップなら、スマホ1つでどこでも後払いで買い物ができます。後払いを3、6、12回の分割払いにすることも可能で、分割手数料がかかりません。

またプラスチックカードを発行することもできます。代金はコンビニ払い、銀行振込、口座振替のほか、「すぐ払い」を活用すれば翌月の確定を待たずに支払えます。後払いはつい使いすぎてしまうので不安という人は、すぐ払いを活用してみましょう。

カード・アプリの名前 あと払いペイディ(Paidy)
支払い方法 後払い
年会費 無料
発行条件 18歳以上(高校生を除く、20歳未満は保護者の同意が必要)
審査 なし(分割払いは審査あり)
利用開始までの日数 最短5分
チャージ上限 審査に応じて変動
国際ブランド Visa
ポイント還元率

atone(アトネ):200円ごとに1ポイント貯まる

引用:atone

atone(アトネ)は後払いサービスのため、カードの登録やチャージをすることなくメールとSMS認証だけで始められます。月末までの利用代金を、翌月の支払い期限までに支払う仕組みです。

支払方法はコンビニ払いや銀行ATM、口座振替など選択肢が豊富で、自分に合った方法を選べます。また、利用代金200円に対して1ポイントが貯まり、ポイントは後日、利用代金に充当できます。

カード・アプリの名前 atone(アトネ)
支払い方法 後払い
年会費 無料
発行条件 未成年は保護者の同意が必要
審査 注文ごとに審査がある
利用開始までの日数 即時発行
チャージ上限 5万円程度
国際ブランド JCB
ポイント還元率 0.5%

Kyash(キャッシュ):家計簿管理も一緒にできる

引用:Kyash

Kyashはアプリをダウンロードして、メールアドレスと電話番号を登録するだけで「Kyash Card Virtual」が発行されます。審査や書類は必要ありません。Kyashはプリペイド、後払いのどちらにも対応しています。

Kyashの後払いは、「イマすぐ入金」機能でKyash残高に入金し、商品購入後の翌月末までに入金した分の支払いを済ませる仕組みです。イマすぐ入金は、入金額に応じて500~1,800円の手数料がかかります。

カード・アプリの名前 Kyash(キャッシュ)
支払い方法 前払い/後払い
年会費 なし
発行条件 未成年は保護者の同意が必要
審査 イマすぐ入金は審査あり
利用開始までの日数 即時発行
チャージ上限 後払いは5万円
国際ブランド Visa
ポイント還元率 0.5%

BANKIT(バンキット):後払いと借入れが可能

引用:BANKIT

BANKITは入会金、年会費無料で満13歳(おたすけチャージは18歳以上)から審査不要で利用できるサービスです。前払いだけでなく、おたすけチャージ機能を使えば後払いもできます。ApplePayやGooglePayにも対応しており、Visaタッチ決済の対応マークがある店舗なら、スマホによる決済が可能です。

またBANKITリアルカードを発行すれば、Visaタッチ決済機能付きカードとして、通常のVisa加盟店でも利用できます。

カード・アプリの名前 BANKIT(バンキット)
支払い方法 前払い/後払い
年会費 無料
発行条件 満13歳以上(おたすけチャージは18歳未満は利用不可)
審査 なし(おたすけチャージは審査あり)
利用開始までの日数 最短即日
チャージ上限 3,000円か6,000円
国際ブランド Visa
ポイント還元率

ultra pay:秒で作れるプリペイド式VISAカード

引用:ultra pay

ultra payは、電話番号さえあればすぐに作れるバーチャルカードです。審査や年齢制限もありません。ただしミライ払い(後払いサービス)は審査があります。

100円単位でチャージが可能です。「そとなカード」や「そとなカード+」を発行すれば、インターネットショッピングだけでなく、通常の店舗でも利用できます。

仮に、そとなカードを紛失しても、手元のアプリから利用停止にできるため安心です。

カード・アプリの名前 ultra pay
支払い方法 前払い/後払い
年会費 無料
発行条件 審査なし/年齢制限なし(未成年は保護者の同意が必要)
審査 なし(ミライ払いは審査あり)
利用開始までの日数 即時発行
チャージ上限 後払い5万円
国際ブランド Visa
ポイント還元率

まとめ

バーチャルカードは物理的なカードを発行しない、インターネット決済専用のカードのことです。バーチャルカードや後払いアプリは、即時発行できる、セキュリティ面でも優れているといったメリットがあります。一方、利用限度額が低くクレジットカードに比べると用途が限られる点には注意が必要です。

バーチャルカードを選ぶときは、ポイント還元率、年会費や手数料といった維持費、決済の上限額を比較して選ぶとよいでしょう。

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