ゴールドカードにメリットない!ゴールドカードにした方がいい人は?

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

ゴールドカードとは、一般のクレジットカードよりも高いステータスや特典を持つカードのことです。「ゴールドカードを持ちたいけれど年会費がかかるため迷っている」「同じく年会費がかかるプラチナカードやブラックカードとの違いがわからない」という人もいるでしょう。

年会費がかかるカードは、サービス内容やポイント還元の仕組みなどを理解しないと、十分メリットを活かせません

この記事ではゴールドカードのメリット・デメリットや、所有するのがおすすめの人の特徴について紹介します。

この記事でわかること
  • ゴールドカードと一般・プラチナ・ブラックカードとの違い
  • ゴールドカードを持つメリットとデメリット
  • ゴールドカードを持ったほうがいい人・必要ない人の特徴

ゴールドカードとは

ゴールドカードとは一般的なカードよりステータスが高く、年会費が高額な分、サービス内容を充実させたクレジットカードのことです。

クレジットカードは一般カード・ゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードの順にステータスが高くなり、サービス内容も充実していきます。さらにステータスが高いと、その分、年会費も高額になります。

ゴールドカードは一般カードよりも審査が厳しいですが、プラチナカードやブラックカードよりも入手しやすい傾向があります。

クレジットカードのランクによる違いを比較

クレジットカードのランクが高くなると、年会費のほか、各種保険の補償額や利用限度額、特典内容もアップします。

ゴールドカードには高額な国内外の旅行傷害保険が付帯しています。また、国内の空港ラウンジを無料で利用できるのが一般的です。

プラチナカードやブラックカードに比べるとお手頃な年会費で、一般カードよりサービス内容を拡充できる点がメリットといえるでしょう。

一般カード ゴールドカード プラチナカード ブラックカード
年会費 無料~1,000円程度 1万円前後 3万~5万円 5万~20万円
海外旅行保険 2000万円 2000万~1億円 1億円 1億円
国内旅行保険 なしが多い 2000~5000万円 1億円 1億円
ショッピング保険 100万円 300万円 500万円 500万円
空港ラウンジの利用 なし あり あり、プライオリティパスが使えるなど、より利用できるラウンジが多い あり、プライオリティパスが使えるなど、より利用できるラウンジが多い
利用限度額 100万円程度 200万円程度 300万~500万円 700万~数千万、利用限度額が決まっていないものもある
ポイント還元率 0.5~1.0% 0.5~1.0% 0.5~1.0.% 1.25%程度
特典 ・特定の店舗で還元率アップ ・特定の店舗で還元率アップ
・国内の空港ラウンジの利用
・レストランやホテルなどが優待価格で利用できる
・特定の店舗で還元率アップ
・国内外の空港ラウンジの利用
・コンシェルジュサービス
・レストランのおすすめコースが1人分無料になるグルメ優待
・特定の店舗で還元率アップ
・国内外の空港ラウンジの利用
・コンシェルジュサービス
・レストランのおすすめコースが1人分無料になるグルメ優待
・ブラックカード会員同士の特別なイベント
・コンシェルジュによる予約代行
審査難易度 通りやすい やや厳しい 厳しい とても厳しい

ゴールドカードを持つ6つのメリット

ゴールドカードを持つメリットは、以下の通りです。

  • ステータス性が高く社会的信頼性を証明できる
  • 利用限度額が初めから高めに設定されている
  • 傷害保険やショッピング保険などの付帯保険が手厚い
  • 空港ラウンジが利用できる
  • ゴールドカード独自の特典が付帯されている
  • ポイント還元率が一般カードより高い傾向がある

ステータス性が高く社会的信頼性を証明できる

クレジットカードを申し込むと、現在の年収や借入状況をもとに支払能力が審査されます。

ゴールドカードは一般カードより審査が厳しいため、持っているだけで「相応の支払能力がある、社会的信頼性が高い人」の証明になります。

利用限度額が初めから高めに設定されている

一般カードの利用限度額が100万円程度なのに対して、ゴールドカードの利用限度額は200万円程度と高めに設定されています。

公共料金や生命保険、自動車保険などの支払いもすべてクレジットカード払いにすると、100万円の枠でも足りないことがあります。利用限度額が高いと、限度額を超えたためにクレジットカード払いが一時的に利用できなくなるリスクを減らせるでしょう。

傷害保険やショッピング保険などの付帯保険が手厚い

クレジットカードには「旅行傷害保険」や「ショッピング保険」などの付帯保険が用意されています。

旅行傷害保険は旅先での死亡や後遺障害、ケガや病気、手荷物損害、賠償責任などに対して保険金が支払われます。一般カードの旅行傷害保険は海外旅行しか補償されず、死亡・後遺障害状態になったときに支払われる保険金は最大2000万円が相場です。一方、ゴールドカードは国内旅行も補償対象となり、保険金の相場は最大1億円にアップします。

なお旅行傷害保険は、旅行代金をクレジットカードで支払うなどの要件を満たさないと補償されないことがあるため、事前に確認しておきましょう。

ショッピング保険とは、カードで購入した商品が破損や盗難に遭ったときに補償される保険です。ショッピング保険の相場は一般カードが100万円、ゴールドカードが300万円となっています。

空港ラウンジが利用できる

空港ラウンジとは、飛行機搭乗前の乗客に快適に過ごしてもらうために、ソフトドリンクや軽食、インターネット環境などさまざまなサービスを有料で提供している待合室のことです。

空港ラウンジは主要空港に設置されています。ゴールドカードを持っていると、国内のラウンジがカード会員本人に限り無料で利用できるのが一般的です。また年間利用回数に制限を設けている場合もあります。一般カードでは、空港ラウンジを無料で利用できるケースはほとんどありません。

搭乗前に少し静かなところでゆっくりくつろぎたい人や、旅行や出張前に少し仕事を進めておきたい人などはラウンジを活用するとよいでしょう。

ゴールドカード独自の特典が付帯されている

ゴールドカードは有名ホテルやレストランが優待価格で利用できる、演劇やコンサートが優先予約できるなど独自の特典が付帯されています。

特典はゴールドカードの発行会社や提携会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。一般カードにも特典はありますが、ゴールドカードの方が内容は充実しています。

ポイント還元率が一般カードより高い傾向がある

基本還元率は一般カード、ゴールドカードいずれも0.5~1.0%と変わらないケースがほとんどです。

しかしゴールドカードは、特定の店舗やネットショッピングを利用したときなどの還元率を、最大5.0~7.0%程度と一般カードよりも高く設定しています。

そのため利用する店舗によっては、一般カードより効率的にクレジットカードのポイントが貯められます。

ゴールドカードを持つ2つのデメリット

ゴールドカードを持つデメリットは、以下の通りです。

  • 一般カードより年会費の負担が大きい
  • 一般カードより審査が通りにくい

一般カードより年会費の負担が大きい

一般カードが無料~1,000円程度であるのに対し、ゴールドカードは1万円程度の年会費がかかります。しかし、年会費が3万~5万円のプラチナカードや、5万~20万円のブラックカードほどではありません。

ただしキャッシュレスで買い物をスマートに済ませたい、ポイント還元で少しでもお得に買い物をしたいなど、クレジットカードの基本的な機能があれば十分という人には、ゴールドカードは向いていないでしょう。

一般カードより審査が通りにくい

ゴールドカードの審査基準は一般カードより高く設定されています。これは、クレジットカードが利用者の買い物代金をカード会社が立て替える仕組みになっているためです。

利用限度額が大きいゴールドカードは、カード会社の立て替える金額が一般カードよりも大きくなる可能性があります。そのため、申込者の返済能力が厳しくチェックされます。

ただしゴールドカードの審査基準は、より利用限度額が大きいプラチナカードやブラックカードほど厳しくはありません。また年収500万円以下上でも申し込めるものや、数千円の年会費で作れるゴールドカードもあります。

ゴールドカードはどのような人に向いている?

一般カードでも多くの特典があるため、ゴールドカードを持つ必要があるのか迷う人もいるでしょう。

ゴールドカードを所有するのがおすすめの人と、あまり必要性がない人について解説します。

ゴールドカードを持った方がいい人

ゴールドカードと一般カードの大きな違いは、旅行傷害保険の補償内容とラウンジ利用の可否です。旅行や出張などで頻繁に国内外に出かける機会がある人はゴールドカードを持つメリットは大きいでしょう。

また公共料金を含め、月間のクレジットカード利用額が大きい人も利用限度額が大きいゴールドカードがおすすめです。投資商品をクレジットカードで積み立てられるサービスも増えてきているため、積立投資をする人もゴールドカードを検討してみましょう。

ゴールドカードを持つ必要性のない人

ゴールドカードは年会費がかかるため、お金に余裕がない人は作らない方がよいでしょう。

またゴールドカードは特定の店舗で利用すると還元率がアップする、レストランやホテルが優待価格で利用できるなど、さまざまな特典があります。

国内外に出かける機会がなく、なおかつ各カードのサービス内容を見て、利用できる場面が思い浮かばない場合も、あえて年会費を払ってまでゴールドカードを作る必要性は低いでしょう。

ゴールドカードの選び方のポイント

ゴールドカードの種類によって還元率や特典が異なるため、単純にインターネットや雑誌などで見つけたランキングを頼りに申し込んでも、十分メリットを活かしきれないかもしれません。

ゴールドカードのメリットを最大限に活かす選び方のポイントは、以下の通りです。

  • 年会費に見合ったサービスがあるか
  • ポイントの還元率が高いか
  • 特典やサービスが自身のライフスタイルに合うか

年会費に見合ったサービスがあるか

ゴールドカードを作る前に、年会費に見合ったサービスを受けられるか確認しましょう。

例えば、羽田空港のラウンジ「POWER LOUNGE SOUTH」の利用料は1回1,100円です。ゴールドカードの年会費が1万円だったとすると、約10回利用すれば年会費分、元が取れます。

また7日間の海外旅行に行く際、一般的な損害保険会社のプランで海外旅行傷害保険に加入した場合、約7,000~1万1000円程度の保険料がかかります。つまり7日間の海外旅行に1~2度行くだけで、ゴールドカードの年会費が賄えることになります。

ポイントの還元率が高いか

普段自分がよく利用する店舗の還元率が優遇されるゴールドカードであれば、よりゴールドカードのメリットが活かせます。

また、貯まったポイントが自分の生活圏内でお得に活かせるかどうかも確認しましょう。どのお店でより還元率がアップするのか、あるいはお得にポイントが使えるのか調べたうえで選ぶことが大切です。

特典やサービスが自身のライフスタイルに合うか

空港ラウンジが無料で利用できても、飛行機に乗る機会がないのなら意味がありません。また、ゴールドカードの特典にレストランやホテルの割引があっても、自宅から遠いと利用しにくいでしょう。

ゴールドカードが提供している特典やサービスが、自身のライフスタイルに合っているか事前に確認しておくことも重要です。

まとめ

ゴールドカードは年会費がかかる分、一般カードよりもサービスや特典が充実しています。しかし、サービス内容をしっかり理解して使いこなさないと、年会費分以上のメリットが生まれません。ゴールドカードのメリットを最大限活かすためには、サービス内容やポイント還元率の仕組みを理解することが大切です。

特に旅行に頻繁に出かける人、利用限度額が大きい人、積立投資を重視する人で、年会費を割安に済ませたいときはゴールドカードを検討しましょう。

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