ゴールドカードを持つメリットは、以下の通りです。
- ステータス性が高く社会的信頼性を証明できる
- 利用限度額が初めから高めに設定されている
- 傷害保険やショッピング保険などの付帯保険が手厚い
- 空港ラウンジが利用できる
- ゴールドカード独自の特典が付帯されている
- ポイント還元率が一般カードより高い傾向がある
ステータス性が高く社会的信頼性を証明できる
クレジットカードを申し込むと、現在の年収や借入状況をもとに支払能力が審査されます。
ゴールドカードは一般カードより審査が厳しいため、持っているだけで「相応の支払能力がある、社会的信頼性が高い人」の証明になります。
利用限度額が初めから高めに設定されている
一般カードの利用限度額が100万円程度なのに対して、ゴールドカードの利用限度額は200万円程度と高めに設定されています。
公共料金や生命保険、自動車保険などの支払いもすべてクレジットカード払いにすると、100万円の枠でも足りないことがあります。利用限度額が高いと、限度額を超えたためにクレジットカード払いが一時的に利用できなくなるリスクを減らせるでしょう。
傷害保険やショッピング保険などの付帯保険が手厚い
クレジットカードには「旅行傷害保険」や「ショッピング保険」などの付帯保険が用意されています。
旅行傷害保険は旅先での死亡や後遺障害、ケガや病気、手荷物損害、賠償責任などに対して保険金が支払われます。一般カードの旅行傷害保険は海外旅行しか補償されず、死亡・後遺障害状態になったときに支払われる保険金は最大2000万円が相場です。一方、ゴールドカードは国内旅行も補償対象となり、保険金の相場は最大1億円にアップします。
なお旅行傷害保険は、旅行代金をクレジットカードで支払うなどの要件を満たさないと補償されないことがあるため、事前に確認しておきましょう。
ショッピング保険とは、カードで購入した商品が破損や盗難に遭ったときに補償される保険です。ショッピング保険の相場は一般カードが100万円、ゴールドカードが300万円となっています。
空港ラウンジが利用できる
空港ラウンジとは、飛行機搭乗前の乗客に快適に過ごしてもらうために、ソフトドリンクや軽食、インターネット環境などさまざまなサービスを有料で提供している待合室のことです。
空港ラウンジは主要空港に設置されています。ゴールドカードを持っていると、国内のラウンジがカード会員本人に限り無料で利用できるのが一般的です。また年間利用回数に制限を設けている場合もあります。一般カードでは、空港ラウンジを無料で利用できるケースはほとんどありません。
搭乗前に少し静かなところでゆっくりくつろぎたい人や、旅行や出張前に少し仕事を進めておきたい人などはラウンジを活用するとよいでしょう。
ゴールドカード独自の特典が付帯されている
ゴールドカードは有名ホテルやレストランが優待価格で利用できる、演劇やコンサートが優先予約できるなど独自の特典が付帯されています。
特典はゴールドカードの発行会社や提携会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。一般カードにも特典はありますが、ゴールドカードの方が内容は充実しています。
ポイント還元率が一般カードより高い傾向がある
基本還元率は一般カード、ゴールドカードいずれも0.5~1.0%と変わらないケースがほとんどです。
しかしゴールドカードは、特定の店舗やネットショッピングを利用したときなどの還元率を、最大5.0~7.0%程度と一般カードよりも高く設定しています。
そのため利用する店舗によっては、一般カードより効率的にクレジットカードのポイントが貯められます。