車を購入する際に、ローンを利用するのは1つの方法です。しかし、パートやアルバイトだとローンが組めないのではないかと不安になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、正社員でなくてもローンを組めるのか解説します。審査に通りやすくなる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩
一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。
車を購入する際に、ローンを利用するのは1つの方法です。しかし、パートやアルバイトだとローンが組めないのではないかと不安になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、正社員でなくてもローンを組めるのか解説します。審査に通りやすくなる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ローンを組む場合は、正社員のように安定した収入でなければならないというイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、パートやアルバイトでも、ローンを組むことはできます。
ローンを組む際には、勤続年数が長いほど審査で有利になります。パートやアルバイトで、収入が少なかったとしても、勤続年数が長ければ返済能力があると判断されやすいです。
ローンの審査では、さまざまな項目がチェックされます。中でも重要な審査項目は、以下の3点です。
ローンの審査では、申請者の属性について確認されます。
さまざまな項目がありますが、特に年収と勤続年数は審査結果に大きく影響します。勤続年数が短いと、安定した収入がないとみなされる可能性があります。
審査に通りやすくなる目安は勤続1年以上といわれています。また、年収は200万円以上あると、ローン審査に通りやすくなる傾向があります。
審査の際には、過去に金融事故があったかを確認されます。金融事故とは、クレジットカードの支払い遅延や、債務整理・自己破産などが該当します。
信用情報機関に金融事故の履歴が残っていると、ローンの審査に通るのが難しくなります。
金融事故の履歴は5~10年間保存されます。その期間が経過すれば、履歴は抹消され、審査へ影響することもなくなるでしょう。自分の信用情報は開示請求できるので、不安な場合は事前に確認しておきましょう。
借入が多数ある状態だと、審査に響く可能性があります。返済能力に関して不安材料があるのではないかと警戒されるからです。借入の有無は信用情報機関へ必ず登録されるので、隠すことはできません。借入先が多いほど審査のハードルが高くなると覚えておきましょう。
また、借入件数だけでなく、借入総額もチェックされます。借入総額の目安は年収の25%程度とされています。この範囲を超えて借入していると、支払いが難しいと判断され審査に落ちる可能性があります。
ここでは、パートやアルバイトでも審査に通りやすくなるための対策を紹介します。
カーローンには自社ローン、ディーラーローン、銀行マイカーローンの3種類があり、それぞれ審査の通りやすさが異なります。
最も審査に通りやすいのは自社ローンです。自社ローンでは、車の販売店が独自の基準で審査を行うため、ほかでは審査が通らなかった人でもローンを組める可能性があります。ただし、返済期間が短く、保証人が必要な場合もあります。
ディーラーが提携する信販会社を通して借入を行うディーラーローンは、次に通りやすいとされています。審査のハードルは低めですが、金融事故を起こした履歴があると通らない可能性もあります。
最も審査に通りにくいのが、銀行マイカーローンです。金利が低い一方で、信用情報は特に厳しくチェックされます。金融事故の履歴があると、銀行マイカーローンの審査に通ることはまずありません。
頭金を多く用意すれば、借入額を抑えられるため、ローンの審査に通る可能性が高まります。借入額が減れば、利息を減らせるメリットもあります。
パートやアルバイトで年収が少ない場合は、頭金をなるべく多く用意するようにすると、審査に通りやすくなるだけでなく、月々の支払額も軽減できます。
勤続年数が審査結果を左右するため、勤続年数がある程度長くなってから申請しましょう。最低でも1年以上は同じ職場で仕事を継続するのがベターです。勤続年数が1年未満だと、審査に通らない可能性が高くなります。
パート先、アルバイト先の変更を考えている場合は、その前にローンの審査を申請しておきましょう。
カーローンを組む際、成人なら原則保証人は不要です。しかし、審査に通るか心配なら、保証人を用意するのも有効な対策といえるでしょう。保証人がいれば貸し倒れのリスクが少ないとみなされ、審査に通る可能性があります。
保証人になれるのは、原則として申請者の親族ですが、ローン会社の中には親族以外でも可能としているケースがあります。会社によって条件が異なるため、事前に確認してください。
保証人に対しても申請者同様に審査が行われます。保証人になってくれる人の収入や勤続年数などを事前に確認しておきましょう。
パートやアルバイトでも、ローンを組むことは可能です。ただし、一般的には正社員よりも審査に通りにくいため、今回紹介した対策を実施して、審査に備えておきましょう。勤続年数によっては正社員よりも有利になることもあります。
審査に通りやすくするためには、自社ローンを選んだり、頭金を多めに用意したりする方法があります。また、保証人を立てるのも有効です。
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